冬に関西旅行をする人必見!12月~2月に大阪・京都・神戸のおすすめイルミネーションイベントまとめ

冬の訪日観光で見逃せないのが、煌びやかなイルミネーションやライトアップイベント。東京編に続き、今回は関西エリアにある大阪、京都、神戸の3大都市を中心に、11月から2月頃まで開催されるイベントを厳選しました。冬に関西を観光する人、必見です!

※当記事は2023年8月執筆時の情報、または近年開催時の情報に基づいて執筆しています。最新の開催情報は事前に公式サイトなどをご確認ください。


12月~2月の関西エリアの平均気温は?冬はどんな服装がおすすめ?

日本の冬は一般的に12月から翌年2月の3カ月とされています。大阪府・京都府・兵庫県は隣接し、各県都市圏の12月~2月の平均気温は大阪が7.2度、神戸が7.2度、京都が5.8度(※)と大きな差はありません。

しかし、都道府県同士とはいえ、地形的特徴から気候の特性が異なることもあるため、県をまたいで観光する場合は各地域の気象予報を事前に確認しておきましょう。


冬の気候の特徴
おすすめの服装
大阪
  • 基本的には晴れる日が多く、雪が降ることは滅多にありません。
  • 市街地エリアはほとんど雪は積もりません。
  • 商業施設などでは暖房がつけられているので、脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。
  • 厚手のアウター×薄手のインナーを組み合わせましょう。
京都
  • 周囲を山に囲まれている「盆地地形」のため、冬は風が弱く、寒暖の差が激しいです。
  • 「京の底冷え」といわれるほど、冷え込みが顕著に表れます。
  • 京都市内でも山に近い地域では、降雪・積雪がある日も(※)。体の芯まで冷えないように、重ね着がポイントとなります。
  • 温かいインナーから、厚手のニット・コートで外と屋内の気温差に合わせて調節することがおすすめです。
神戸(兵庫)
  • 京都や大阪と比べて温かく、海岸に近いため、寒さが比較的しのぎやすいです。特に冬季は少雨・多照が特徴。
  • 大阪と同じよう、市街地エリアはほとんど雪は積もりません。
  • 港町らしい、浜風が強い日があるため、備えた風対策を忘れずに。
  • 夜遅くまで屋外でイルミネーションや夜景を観光することを想定し、マフラーや手袋を持っておくとより安心でしょう。

※出典:気象庁ホームページ「大阪(大阪府) 平年値(3か月ごとの値)」 、京都(京都府) 平年値(3か月ごとの値)」、神戸(兵庫県) 平年値(3か月ごとの値)

12月~2月に大阪で楽しめる、イルミネーション・ライトアップイベント3選

【梅田・難波エリア・中之島エリア】大阪・光の饗宴(御堂筋イルミネーション・OSAKA光のルネサンス)

©(公財)大阪観光局 ©Osaka Convention & Tourism Bureau

御堂筋・中之島エリアをはじめ、数々の場所でイルミネーションを開催する「大阪・光の饗宴」。例年11月上旬からスタートし、大阪全域の夜を幻想的に彩ります。

そのコアプログラムのひとつが、梅田から難波まで続く全長4kmのメインストリート・御堂筋で開催される「御堂筋イルミネーション」。2015年にはギネス世界記録に認定されたこともあるビッグスケールのイルミネーションイベントが、ゴールドやパーブル、ブルーなど、沿道にある商業施設をカラフルに染め上げます。

©(公財)大阪観光局 ©Osaka Convention & Tourism Bureau

もうひとつのコアプログラムが、中之島で催される「OSAKA光のルネサンス」。水辺の風景を活かした光のプログラムを見ながら、屋台のエリアでは本格的な料理から軽食まで、美味しい料理と光の演出が一度で堪能できます。

御堂筋イルミネーション
OSAKA光のルネサンス
開催場所
御堂筋(阪神前交差点から難波西口交差点まで )
大阪市役所周辺から中之島公園
開催期間
例年11月上旬~12月31日
※「御堂筋イルミネーション2023」は2023年11月3日~12月31日 

例年12月中旬~12月25日
※「OSAKA光のルネサンス2023」2023年12月14日~12月25日

点灯時間

17:00~23:00
※12月31日のみ25時まで

17:00~22:00
※一部コンテンツは23:00まで

最寄り駅
大阪メトロ「梅田駅」~「なんば駅」間の各駅
大阪メトロ「淀屋橋駅」、「北浜駅」、京阪電車「なにわ橋駅」 など

【大阪ベイエリア】海遊館イルミネーション

©(公財)大阪観光局 ©Osaka Convention & Tourism Bureau

世界最大級の屋内水槽の規模を誇る水族館・海遊館。毎年の冬にテーマを変えて開催されるのが、「海遊館イルミネーション」と題したイベントです。イベント広場には、さまざまな色に輝く高さ20mのクリスマスツリーやペンギンやイルカなどのモニュメントなどが点在し、定期的に行われる光の演出おとともに辺りを彩ります。

©(公財)大阪観光局 ©Osaka Convention & Tourism Bureau

加えて、隣接する日本夜景遺産に認定された世界最大級の観覧車「天保山大観覧車」もおすすめの撮影スポット。直径100mの大観覧車にはシースルーゴンドラもあり、空中に浮かんでいるかのような体験ができます。

  • 開催場所:大阪府大阪市港区海岸通1-1-10 海遊館周辺
  • 開催期間:例年11月中旬~2月下旬もしくは3月上旬頃(※休館日を除く)
  • 点灯時間:17:00~21:30
  • 最寄り駅:大阪メトロ「大阪港駅」
  • 公式サイト:https://www.kaiyukan.com/

【大阪城公園エリア】大阪城イルミナージュ

大阪城・西の丸庭園で例年開催される、天守閣を借景とした「大阪城イルミナージュ」。

これまでは「大阪歴史探訪の旅」をテーマに、豊臣家や徳川家を取り上げてイルミネーションを展開し、戦国時代から現代までの大阪を約350万球の電球で表現してきました。イルミエリアで歴史を学んだ後、アクティブイルミエリアへ参加型の体験も楽しめるので家族旅行におすすめのイベントです・

日本全国でも珍しい、和洋折衷のレトロなテイストが特徴的なイルミネーションだけに、戦国・幕末の時代にタイムスリップしたかのような非日常が味わえます。

  • 開催場所:大阪府大阪市中央区大阪城2 西の丸庭園内 特設会場
  • 開催期間:例年11月下旬~翌年2月下旬頃
    ※「大阪城イルミナージュ2023」は2023年11月22日~2024年2月25日(通常入場券:大人1,500円、小人800円、乳児無料)
  • 点灯時間:17:30~21:30
  • 最寄り駅:大阪メトロ「谷町四丁目駅」、JR「大阪城公園駅」
  • 公式サイト:https://illuminagegroup.com/大阪城イルミナージュ

12月~2月に京都で楽しめるイルミネーション・ライトアップイベント2選

【京都駅エリア】京都駅ビル 光のファンタジー

訪日観光客でもよく利用するターミナル駅、JR京都駅で開催される「京都駅ビル 光のファンタジー」。

4階大階段では1年を通して季節ごとの「グラフィカルイルミネーションPlus」を鑑賞できるが、クリスマス期間中は、約15,000個のLEDによりクリスマスソングに合わせてクリスマスツリーを映し出します。

一方、7階東広場では光のオブジェに加え、壁面に光の植物園をコンセプトにしたイルミネーションがクリスマスバージョンに。そのほか、30分ごとにカラフルな光に包まれる10階空中径路も見逃せません。SF映画のワンシーンのような写真が撮れますよ。

  • 開催場所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町901 京都駅ビル(東広場、空中径路、大階段 ほか)
  • 開催期間:例年11月中旬~翌年3月下旬頃
  • 点灯時間:17:00~22:30
    ※空中径路は~22:00、大階段は15:00~22:00
  • 最寄り駅:JR・近畿日本鉄道・京都市営地下鉄「京都駅」
  • 公式サイト:https://www.kyoto-station-building.co.jp/

【嵐山エリア】嵯峨野トロッコ列車 光の幻想列車

京都の景勝地、保津峡を片道25分間の列車の旅で楽しめるレトロな「嵯峨野トロッコ列車」。通常の運行は17時頃までですが、例年、秋から冬まで「光の幻想列車」と題して沿線の一部で夜のライトアップを実施。

嵯峨野トロッコの紅葉の見頃は例年、11月中旬から12月上旬にかけてと全国の中でもちょっと遅め。そのため、秋は紅葉した山々、冬は雪化粧した渓谷と、神秘的な保津川の風景を一望できます。イルミネーションに彩られたポイントに列車が停止したら、撮影のベストタイミング!毎年人気を呼ぶ観光列車のため、事前にJR西日本のインターネット予約サービス、またはJR西日本の駅の「みどりの窓口」などでチケットを購入しておきましょう。

  • 乗車駅:嵯峨野トロッコ列車「トロッコ嵯峨駅」~「トロッコ亀岡駅」
  • 開催期間:例年10月中旬~12月下旬頃
    ※一部運休日を除く
  • 点灯時間:16:30~最終列車まで
    ※最終列車の時刻は公式サイトをご参照ください
  • 公式サイト:https://www.sagano-kanko.co.jp/

12月~2月に兵庫・神戸で開催される、おすすめイルミネーション・ライトアップイベント2選

【元町・神戸旧居留地エリア】神戸ルミナリエ

1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災の記憶を語り継ぐ、神戸の冬を代表する光の祭典として、開催されてきた「神戸ルミナリエ」。会場はバロック時代の建築物の要素を取り入れた荘厳な雰囲気、ヨーロッパの、精巧な彫刻を施した歴史的建造物のような演出も見ものです。

数十万個ものLEDライトが点灯され、入口では玄関作品の「フロントーネ」がお出迎え。「東遊園地」にある光の聖堂「カッサ・アルモニカ」や光の壁掛け「スパッリエーラ」に加え、さらに「メリケンパーク」では作品の一部として回廊型作品も展開。観覧順路が決まっているので、入口の最寄り駅から誘導に従って進みましょう。

※作品は開催年ごとに異なる可能性があります

  • 開催場所:兵庫県神戸市中央区 東遊園地、旧外国人居留地、メリケンパーク
  • 開催期間:例年12月上旬~中旬頃
    ※「第29回 神戸ルミナリエ」は2024年1 月 19 日~1 月 28 日
  • 点灯時間:曜日によって異なる
  • 最寄り駅:JR・阪神電気鉄道「元町駅」
  • 公式サイト:https://kobe-luminarie.jp/

【神戸旧居留地エリア】大丸神戸店旧居留地イルミネーション

1868年の神戸港開港時に、外国人の居留地として整備された近代ヨーロッパの風情漂う神戸旧居留地。その一角にある「大丸神戸店(だいまるこうべみせ)」を中心に開催されるのが、「旧居留地イルミネーション」です。

約4万個の電飾が明石町筋の街路樹を彩り、石造り建築のレトロな街並みが華やかな雰囲気に♪さらに特等席で鑑賞できるのが、大丸神戸店のイタリアンバール「カフェラ」のテラス席。温かい飲み物やスイーツをいただきながら、優雅な気分でイルミネーションを楽しみましょう。

  • 開催期間:例年10月上旬〜翌年2月下旬頃
  • 点灯時間:17:00~22:00
  • 最寄り駅:JR・阪神電気鉄道「元町駅」、神戸市営地下鉄「旧居留地・大丸前駅」
  • 公式サイト:https://www.daimaru.co.jp/kobe/

関西ならではの魅力たっぷり!大切な人とかけがえのない時間を

関西で人気の大阪・京都・兵庫3県のイルミネーションは、地域ごとに異なる魅力がいっぱい!家族や恋人、友人とのかけがえのない時間を過ごすのにぴったりのイベントを、ぜひ関西を訪れる際の参考にしてみて。

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