美肌の女性が日本一多い！そのワケは…？【47都道府県コレクション：石川編】

47の都道府県からなる日本。都道府県ごとに街並みやグルメなど、特徴は大きく変わります。また、「県民性」という日本語があるように、都道府県によって住民のキャラクターも異なります。

それぞれの都道府県の特色を知ることは、次の日本旅行の行き先を決めるうえでも役に立つかもしれません。FUN! JAPANがシリーズでお伝えしている47都道府県の「知られざる一面」、今回紹介するのは石川県です！

必需品は、傘

石川県に旅行する予定のある人は、傘を携帯するのを忘れないでください。なぜなら、石川県は雨の日が多いからです。

総務省の統計（2020年時点）によると、1年間に雨が降った日数は石川県が全国で最も多く、なんと365日のうち194日が雨の日だったのです。ちなみに、日本では10mm以上の雨が観測された日を「雨の日」と定義しています。

1年の半分以上が雨の石川県では、「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉まであります。つまり、職場や学校にお昼ご飯を持っていくのを忘れるよりも、傘を忘れることの方が困ったことになるということです。

この言葉は少し大げさに聞こえますが、いつ雨が降ってもおかしくない石川では、そのくらい傘が大事ということですね。

また、金沢地方気象台（Kanazawa Local Meteorological Office）によると、1年間に観測される雷の数が全国で最も多いのも、石川です。石川を訪れる際は、常に空模様を気にしておくのが良いでしょう。

肌がきれいな女性が多い

さて、雨の日が多いことは、必ずしも悪いことばかりではないようです。雨による湿気の多さが、肌の美しさに良い影響を与えている可能性があります。

日本の化粧品メーカー、ポーラ化粧品が毎年、女性の肌の美しさを都道府県ごとに調査した「美肌県グランプリ」を発表しているのですが、最新（2021年）のランキングで、石川県が1位を獲得しました。

石川県民の肌は、「美肌」の要素となる「肌が含む水分量」が全国で最も多かったそうです。雨の日の多さ＝湿気の多さが関係している可能性がありますね。

カレー愛が日本一！？

石川県は日本海沿いにあることから、カニ料理や寿司など、海の幸がおいしいことで有名です。しかし、石川県の人たちが愛するグルメは、海の幸よりカレーなのかもしれません。

ある調査※によると、石川県には、人口10万人に対してカレー店の数が6.28店あり、全国で最も多い結果となりました。2位の北海道（人口10万人あたり4.96店）、3位の東京（3.67店）と比べると、圧倒的に多いのが分かります。 ※タウンページデータベース（NTT東日本・NTT西日本）より

金沢やその周辺エリアで提供されるカレーは「金沢カレー」と呼ばれています。金沢カレーに厳密な定義はありませんが、一般的に「ルーが濃厚でドロッとしている」、「カレーの上に、ソースがかかったカツが乗っている」のが特徴です。

そして、金沢カレーを代表する店といえば、「カレーのチャンピオン」です。カレーのチャンピオンを運営する「チャンピオンカレー」は創業から60年以上の歴史があり、金沢カレーの元祖として知られています。カレーのチャンピオンの人気メニューは、カレーの上に厚みのある豚カツが乗った「Lカツカレー」で、カツの横には千切りのキャベツが添えられています。

カレーのチャンピオンは石川県だけでなく東京や京都にもお店があるので、石川県に行く予定がない人も、東京や京都に行った際にぜひ寄ってみてください。