長崎県は、日本で唯一、江戸時代を通じて外国との交流窓口であり続けた港町です。中国・オランダ・ポルトガルなど複数の文化が混ざり合う中で、長崎独自の食文化が形づくられてきました。中国文化をルーツとするちゃんぽんやポルトガル由来のカステラをはじめ、アメリカ文化が融合した佐世保バーガーまで、1つの都市で多様なグルメが楽しめるのは長崎ならでは。本記事では長崎の王道グルメから佐世保などのローカルグルメ、スイーツまでおすすめ17選をご紹介します。
🏨宿泊予約はJAPANiCANで!👉こちら
長崎グルメはどこで楽しめる?おすすめエリアガイド
長崎駅エリア
長崎観光の玄関口。駅前のビルには、長崎名物が楽しめるご当地グルメゾーンや長崎土産が購入できるお店など、全56店舗が集結している「長崎街道かもめ市場」があります。アクセスが良く立ち寄りやすいため、観光中にサクッと長崎グルメを楽しむのに便利なエリアです。
浜町アーケード周辺
約700店が軒を連ねる長崎最大の繁華街。カステラの老舗「福砂屋(ふくさや)」や「文明堂」、角煮まんじゅうが名物の「岩崎本舗」など、長崎を代表するグルメが徒歩圏内に集まっています。グルメだけでなく、デパートもあるため、ショッピングにもおすすめ。アーケードなので雨天でも安心です。
思案橋(しあんばし)エリア
「長崎の台所」と呼ばれる、昔ながらのレトロ感が残る飲み歩きスポット。居酒屋や割烹(かっぽう)が立ち並び、地元の新鮮な魚介や地酒を堪能できます。浜町アーケードから徒歩3分でアクセスも良好。100個を超える綺麗な提灯が並ぶ下町の雰囲気が魅力で、夕方から夜にかけて賑わいが増します。
長崎新地中華街
横浜・神戸と並ぶ「日本三大中華街」の1つ。肉まん・角煮まん・春巻きなど食べ歩きグルメが充実しています。春節の時期に開催される「長崎ランタンフェスティバル」は、約15,000個の色とりどりのランタンが街を彩る一大イベントとして人気です。
絶対外せない!長崎の王道・定番グルメ
長崎ちゃんぽん
長崎グルメの代表格といえば、「ちゃんぽん」。豚骨・鶏ガラのコクのあるスープに、太麺と豚肉・エビ・イカ・かまぼこ・キャベツ・もやしなど具材がたっぷりのっています。ちゃんぽん発祥の店として知られている「四海樓(しかいろう)」には無料で見学できるちゃんぽんミュージアムが併設されており、観光スポットとしてもおすすめ。
皿うどん
ちゃんぽんと並ぶぐらい人気な長崎名物。長崎ちゃんぽん同様、「四海樓」の創業者が、ちゃんぽんの出前用として汁なしの麺を平皿で出したのが始まりとされています。海鮮・豚肉・野菜を炒めたとろみのあるあんがたっぷりかかっており、仕上げにウスターソースや酢をかけるのが長崎流。
長崎和牛
国内のブランド牛コンテストでも上位入賞実績を誇るプレミアム和牛。きめ細かな霜降りと豊かな風味、脂の口溶けが特徴です。すき焼きやしゃぶしゃぶスタイルで提供するレストランが長崎市内に多く、お肉好きにはぜひ食べてほしいです。
トルコライス
ピラフ・スパゲッティ・ポークカツレツの3種類が一皿に盛られた「大人のお子様ランチ」とも呼ばれる長崎グルメ。名前の由来はトルコのピラフに似せて作ったピラフがトルコライスと呼ばれていた説やスパゲッティ&トンカツ&ピラフの3種類から、3色を意味する「トリコロール」という名前になり、トリコがトルコに変化した説などさまざまな説があるようです。見た目のインパクトが大きく、SNS映えするボリューム満点な料理です。
佐世保グルメ|佐世保観光に来たら食べたいご当地グルメ
佐世保バーガー
1950年頃、米海軍基地から直接レシピを教わり作り始めたのが起源とされる「佐世保バーガー」は、通常のハンバーガーよりも大きいサイズで作られており、食べ応え抜群です。厚みのあるジューシーなビーフパティ、甘めのオリジナルマヨネーズソース、ベーコンエッグが乗ったスタイルが定番。
レモンステーキ
薄切り牛肉をレモン風味の醤油ベースソースで味わう佐世保発祥のステーキ。米軍基地の影響で洋食が普及する中、日本人向けにアレンジされたのが始まりだそう。鉄板に残ったソースとライスを絡めて最後の一滴まで味わうのが佐世保流です。
海軍さんのビーフシチュー
佐世保にゆかりのある東郷平八郎(とうごう へいはちろう)がイギリス留学中に出会い、日本に伝えたというビーフシチュー。赤ワインやデミグラスソースで煮込んだ濃厚なシチューに、やわらかく煮込んだ牛肉がたっぷり入っています。
入港ぜんざい
「ぜんざい」は、甘く煮た小豆のスープに餅や白玉を入れた日本の伝統的なスイーツ。
旧日本海軍が長い航海の末に母港へ帰還した際、労をねぎらって備蓄の砂糖や小豆でぜんざいを振る舞ったことが起源。温かくほんのり甘い一杯は秋冬にぴったりで、夏には冷製タイプを提供するお店もあります。
長崎の離島・地方で味わう!ローカルグルメ
五島(ごとう)うどん
椿油を使用し、細麺ながら強いコシと滑らかな喉越しが特徴 の五島うどん。香川県の「讃岐(さぬき)うどん」、秋田県の「稲庭(いなにわ)うどん」とともに日本三大うどんの候補に挙がるうどんです。「地獄炊き(じごくだき)」と呼ばれる伝統的な食べ方で、沸き立つ鍋から直接すくい、飛魚(あご)だしのつゆに浸けて食べます。
島原手延べそうめん
島原半島は全国の手延べそうめん生産量の約3割を占める一大産地で、三大そうめんの候補にも名前が挙がるほど品質が高く評価されています。雲仙(うんぜん)の清らかな湧き水で仕込んだ麺はコシが強く、なめらかな喉越しが魅力。
夏は冷たいざるスタイルで、冬はスープに入れた「にゅうめん」としても楽しめます。
具雑煮
雑煮とは、お正月に食べる日本の伝統的なスープ料理で、餅を主役に各地域で具材や味付けが異なります。島原地方の「具雑煮」は、鶏肉・ゴボウ・レンコン・海老など10種類以上の具材を丸餅とともに醤油だしで煮込んだ郷土料理。1637年に島原・天草地域で起きた農民一揆 「島原の乱」で天草四郎(あまくさ しろう)が兵糧として用いたという伝説が残る、歴史ある料理です。
いりやき
長崎県北西部の島々、平戸(ひらど)・壱岐(いき)・対馬(つしま)などに伝わる、漁師由来の鍋料理。 地元で水揚げされた新鮮な魚のアラや切り身、野菜・豆腐を醤油だしで煮込むシンプルながら奥深い味わいです。離島観光の際に地元の食堂でぜひ注文してみてください。
大村寿司
木型で酢飯と具材を押し固める「押し寿司」の一種。鯛・シイタケ・錦糸卵など彩り豊かな具材を層状に重ねて押し固めるため、切り分けたときの断面が美しいのが特徴。400年以上の歴史がある大村市の郷土料理です。 長崎空港のある大村市を通る際に、道の駅や土産店でぜひ手に取ってみてください。
長崎ご当地スイーツ
カステラ
16世紀にポルトガル人宣教師が持ち込んだ焼き菓子をルーツに、日本人が独自にアレンジした長崎発祥のスポンジケーキ。卵・砂糖・小麦粉・水飴というシンプルな素材ながら、底面の「ザラメ」のジャリッとした食感が日本ならでは。「福砂屋」「文明堂」など江戸時代から続く老舗の食べ比べをするのもおすすめ。
ちりんちりんアイス
鈴の音を「ちりんちりん」と響かせながら自転車で売り歩いていたことが名前の由来とされる、移動販売のアイスクリーム。
シャーベットとアイスクリームの中間のような、さっぱりとした口当たりが特徴です。バラの花びらのように盛り付けられた見た目も可愛らしく、思わず写真を撮りたくなるほど。屋台で販売されているので、街中で見かけたらぜひ味わってみてください。
食べるミルクセーキ
「ミルクセーキ」といえば飲み物ですが、長崎では半凍りのシャーベット状にした「食べるミルクセーキ」が楽しめます。アイスより軽くソルベより濃厚な口当たりで、昭和レトロな喫茶店で提供されることが多いです。 フルーツとの相性も抜群で、マンゴーミルクセーキやバナナミルクセーキなど、フルーツを使用したものも人気。
かんころ餅
五島列島に古くから伝わる郷土菓子です。天日干ししたサツマイモを餅米と合わせた保存食が起源で、外はカリッと香ばしく、中はもちもちとした食感。 素朴な芋の自然な甘みが魅力で、醤油を少したらして食べるのがおすすめ。
長崎には、歴史的な交流の中で生まれた個性豊かなグルメが揃っています。観光の際にぜひ気になるグルメを楽しんでみてください。
Comments