日本アニメの金字塔として世界中に熱狂的なファンを持つ『攻殻機動隊』。2026年には、待望の新シリーズ始動が発表され、今再び大きな注目を集めています。
しかし、この作品には劇場版の『Ghost in the Shell』、TVシリーズの『STAND ALONE COMPLEX(S.A.C. )』、前日譚となる『ARISE』といった複数のラインが存在し、「結局どれから見ればいいの?」と迷ってしまう方も多いはず。
本記事では、アニメ・漫画好きエディターが厳選した「ターゲット別・おすすめの見る順番」を軸に、作品概要や主要キャラクターを分かりやすく解説します。
2026年の新作に備え、電脳世界へダイブする準備を始めましょう!
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2026年新作TVアニメ『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』はどこで見れる?
『攻殻機動隊』とは、1989年から1990年にかけてヤングマガジン海賊版で連載され、1991年には単行本が発売された、士郎正宗氏による漫画作品です。これを原作として、これまで何度もアニメ映像化されてきました。その『攻殻機動隊』の新シリーズが2026年、スタートします!
放送・配信情報
- 地上波:2026年7月 毎週火曜 23時~ カンテレ・フジテレビ系 全国ネット“火アニバル!!”枠
- 配信:2026年7月より配信開始 Prime Video
※地域限定配信や放送日が日本より遅れるケースもあります。
【1分でわかる】『攻殻機動隊』ってどんな話?
まずは簡単に、この作品の内容をポイントを絞って解説します 。
舞台は「脳」がネットに繋がった近未来の日本
人々が自分の脳を直接ネットワークに繋ぐ“電脳(でんのう)”化し、体もサイボーグ(義体)化するのが当たり前になった2030年代以降の日本が舞台です。
特殊部隊「公安9課」の活躍
複雑化するネット犯罪やテロなどを未然に防ぐため、首相直属で動く少数精鋭の組織、公安9課(通称「攻殻機動隊」)。彼らが様々な事件を解決していきます。
「魂(ゴースト)」はあるか?
体が機械になっても、自分を自分たらしめる魂(ゴースト)は存在するのか?という哲学的なテーマを、圧倒的なアクションと共に描いています。
押さえておきたい!主要キャラクターガイド
公安9課は、1つのチームでありながら一般的なチームワークで行動していません。個人の能力が極めて高く、各自が独自判断で任務を遂行していきます。スタンドプレーから生じるチームワークであることがこのチームの特徴です。
草薙 素子/くさなぎ もとこ(通称:少佐)
9課のリーダー。脳以外はすべて高性能なサイボーグで、戦闘・ハッキング共に世界トップクラス。「そうしろと囁くのよ、私のゴーストが」「ネットは広大だわ…」という名言はあまりにも有名。
バトー
中央の4人のうち左から、バトー、草薙素子、トグサ、荒巻 出典:アニメイト
元レンジャーの巨漢。少佐の頼れる相棒で、見た目は怖いが実は情に厚く、AI戦車「タチコマ」「フチコマ」をかわいがる一面も。
トグサ
元刑事。9課で唯一「ほぼ生身(電脳化のみ)」の既婚者。少佐が「チームに多様性を持たせるため」にスカウトした、視聴者に最も近い目線を持つ人物です。
荒巻 大輔/あらまき だいすけ
9課のボス。政治的な駆け引きや幅広い人脈でチームを後押しするキレ者。メンバーを誰より信頼している理想のリーダー。
タチコマ・フチコマ
クモのような形をした、AI搭載の多脚思考戦車。子どものような高い声でありながらも、高度な哲学を議論するギャップが愛らしい。乗車することもできる。彼らAIが成長していく過程は、シリーズ屈指の感動ポイントです。
攻殻機動隊「見る順番」3つのルート
作品群は大きく分けて3つの独立した世界線(パラレルワールド)になっています。それぞれ登場人物や基本的な設定などは共通していますが、作風がかなり異なるため、自分の好みに合わせて入口を選ぶのがおすすめです。
今回はどの順番で見ればよいのか、好みに合わせて選べるよう3つのルートをご紹介します。
ルート①:劇場版・押井守ルート(映画・アート好き向け):3時間3分
アートや哲学的な作風が好みの人には、こちらのシリーズから観るのがおすすめです。
映画『マトリックス』などに影響を与えたといわれ、日本アニメを世界に知らしめる大きなきっかけのひとつとなったのが1995年公開の劇場版1作目。人間の記憶や人格が肉体を離れて“電脳”という外部媒体へ移動などしても、それは同じ人物といえるのか、といった哲学的な問いがクローズアップされています。
士郎正宗氏による原作コミックスとは大幅に異なるスタイリッシュなテイストが特徴。押井守監督によって初めて映像化されました。実写版ハリウッド映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017)の題材になったのもこの1作目です。
『イノセンス』は1作目と同じく押井守監督の作品で、草薙素子ではなく、仲間のバトーが主役となっています。
- 『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(1995年):1時間 23分
- 『イノセンス』(2004年):1時間40分
ルート②:S.A.C.ルート(社会派・刑事ドラマ好き向け):27時間47分
刑事ドラマのように、短い話でたくさんのエピソードを観たい人には、こちらのルート。
最も人気が高く、攻殻機動隊のおもしろさが凝縮されたシリーズです。2002年に日本でTV放送されました。1話完結のエピソードもあり、気軽に観始めることができます。ストーリーが進むにつれ大きな事件に繋がっていくところにも引き込まれます。
特に第2期と完結編は繋がった1つのストーリーになっているので、その2つは続けて視聴することをおすすめします。
- 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第1期(2002-2003年):25分×26話
- 『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』第2期(2004-2005年):25分×26話
- 『攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society』完結編(2006年):2時間3分
- 『攻殻機動隊 SAC_2045』最新3DCGシリーズ(2020年/2022年):1時間58分/2時間6分
ルート③:ARISEルート(原作寄りの作画・前日譚が見たい方向け):5時間55分
公安9課が誕生する前の設定のため、時系列順に話を追いたいならこちらのルートです。
公安9課が結成されるまでの物語。作画が①②とは異なるテイストで、1話約60分の4部作+劇場版の計5作品と、見やすいのが特徴です。素子、バトー、トグサ、荒巻などの主要メンバーがどのように出会い、共闘する仲間となっていったのかが描かれています。
- 『攻殻機動隊 ARISE』全4部作(2013-2014年):59分/57分/59分/1時間
- 『攻殻機動隊 新劇場版』(2015年):1時間 40分
【予想】2026年新シリーズは何が変わる?
ここからは少しだけ新作の予測を。2026年版の制作は、『映像研には手を出すな!』『ダンダダン』などを手掛けた「サイエンスSARU」が担当します。監督はモコちゃん、キャラクターデザイン・総作画監督は『ダンダダン』等で知られる半田修平氏、シリーズ構成・脚本はSF小説家としても知られる円城塔氏と発表されています。
これまで、哲学的で政治・社会風刺を交えた重厚感あるストーリーを、リアルな映像美で描いてきた『攻殻機動隊』シリーズ。今作では、2D作画、かつ原作寄りのキャラクターデザインであることに加えて、サイエンスSARUが得意とする躍動感あふれる独創的なアニメーション表現によって、「全く新しい攻殻機動隊が誕生するのでは」とファンの間では期待されています。
そのほか、ネット上で見かけたファン達による予測は下記の通りです。
- これまでのアニメ作品ではあまり描かれてこなかった、原作のコミカルでユーモアあふれるシーンも今作では描かれるのでは?
- 2024年から急速に進化した「生成AI」など、2026年の現実に即したがテーマが中心に扱われるのでは?
おそらく過去作の知識なく新規視聴者でも楽しめる「第4のルート」になると予想される今作ですが、上記の過去作をどれか1つでも観ておくと、世界観への理解が深まり、もっと楽しく視聴できるでしょう。
日本で『攻殻機動隊』の世界を体験するロケ地
日本を訪れる、あるいは日本に住んでいるなら、訪れたい聖地(ロケーション)があります。アニメのシーンと実際の写真を並べて撮影してみるのもおすすめです!
聖地巡礼(攻殻機動隊のロケーション)
①【兵庫・神戸市】ポートアイランド
公安9課が拠点とする海上都市「新浜(ニューポートシティ)」のイメージモデルとされています。真っ赤な神戸大橋らしい橋が背景に描かれています。
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②【兵庫・佐用町】SPring-8
播磨科学公園都市の中にある科学施設で、『攻殻機動隊S.A.C.2nd GIG』最終話(26話)の背景として登場しています。広く一般公開されているわけではありませんが、守衛室で見学したい旨を伝えると、見学させてもらえるそうです。
③【大阪・大阪市】道頓堀
S.A.C.の1作目には、大阪の有名な繁華街である道頓堀を描いたとみられるシーンも登場。道頓堀はたこ焼きなどの食べ歩きやショッピング、またグリコの看板などで多くの外国人観光客にも人気のスポットです。
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イベント
【東京・虎ノ門】攻殻機動隊展 Ghost and the Shell:2026年1月30日~4月5日
2026年1月30日から4月5日まで、東京・虎ノ門ヒルズ「TOKYO NODE」にて、「攻殻機動隊」史上最大規模となる展示会を開催中。1600点以上の原画や制作資料、インタラクティブな体験型AR、現代アーティストとのコラボなどで30年の作品の歴史を振り返ります。
👉攻殻機動隊展の取材レポートを読む
さらには最新技術を搭載したパチンコ・パチスロ機など、多様な形で作品に触れることができます。
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まとめ|『攻殻機動隊』最新作は2026年7月スタート!
『攻殻機動隊』は、公開から30年近く経った今でも、私たちが直面するネット社会やAIの未来を予言し続けている作品ともいえる作品です。
2026年の新作に向けて、まずは1995年の劇場版か、TVシリーズのS.A.C.からダイブしてみることをおすすめします!
「ネットは広大だわ……」
という少佐(主人公・草薙素子)の言葉にあるように、この広く深い作品世界に、あなたもぜひ身を投じてみてください。
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