旬の果物を主役にしたパフェやケーキ、飲み物などを提供する「フルーツパーラー」。日本には有名なフルーツパーラーがたくさんあります。パフェ以外に、フルーツサンド、フレッシュジュースなど、新鮮なフルーツを使用したさまざまなメニューが楽しめるのも魅力のひとつです。そこで、当記事では、タカノフルーツパーラーなど都内にある有名なフルーツパーラーを4店舗ご紹介します。
※価格はすべて税込みで表示しています。
フルーツパーラーとは?
物や旬な果物を使ったパフェ、ケーキ、ドリンクなどを提供する喫茶店「フルーツパーラー」。日本では、「銀座千疋屋」が1913(大正2)年に開業したのが始まりとされています。
都内には、有名なフルーツパーラーがいくつかありますが、パフェをメインに提供するフルーツパーラーもあれば、パフェ以外にカットケーキやワッフルといったスイーツを多く取り揃えるお店も。また、大半のフルーツパーラーは、その時期の旬のフルーツを使った季節限定のメニューを提供しています。フルーツパーラーを訪れる際には、自身の好きな果物を使ったメニューがあるのかを確認してから訪れましょう。
フルーツパーラーのメニュー

定番メニュー
などが定番メニューです。
特別なメニュー
- ローストビーフの薄切りを具材とする「サンドイッチローストビーフサンド」
- 3枚のトーストしたパンで、チキン、ベーコン、レタス、トマト、卵などを挟んだ「クラブハウスサンド」
など、ランチに頂きたい食事系のサンドイッチを提供する店舗もあります。
季節限定のメニュー
などがあります。特に人気の果物は、イチゴ、シャインマスカット、メロン、モモ。
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おすすめフルーツパーラー①銀座千疋屋 銀座本店フルーツパーラー

1894年に「千疋屋総本店」よりのれん分けされて創業した「銀座千疋屋(当時は新橋千疋屋)」が運営するフルーツパーラー。1913 年に日本初のフルーツパーラーとして誕生し、「フルーツポンチ」を考案するなど、常に果物の新しい楽しみ方を探ってきました。
メロンや桃など、旬の果物やそれを使ったパフェなどを取り扱う同店以外に、「銀座本店フルーツショップ」、「新宿店フルーツショップ」も展開しています。
「銀座千疋屋 銀座本店フルーツパーラー」の店舗紹介

銀座千疋屋の本店である「銀座千疋屋 銀座本店フルーツパーラー」は、東京メトロ銀座駅B5出口からすぐというアクセス抜群のロケーションで、大通りに面しているので店内は明るい開放感があります。奇をてらわずシンプルで、フルーツ本来の美味しさが楽しめるメニューを多数展開しています。英語ニューもありますので外国観光客も利用しやすいです!
また、平日は14:00頃から混み合うことが多く、夏期は開店から混雑します。また、週末や祝日も開店前から多くのお客様が来店し、列をなしていることが多くありますが、ただし、12:00頃に一旦落ち着くので狙い目。
「銀座千疋屋 銀座本店フルーツパーラー」のおすすめメニュー

「銀座千疋屋 銀座本店フルーツパーラー」の定番メニューは「銀座パフェ」(2,200円)は、季節のカットフルーツ、ゼリー、バニラビーンズ入りのバニラアイス、季節のシャーベット、ホイップクリームを美しく盛り付けられています。


おすすめは、シンボルともいえる「マスクメロンパフェ」(3,300円)。季節を問わず提供している定番人気のメニューで、マスクメロンのほかに、バニラアイス、メロンシャーベット、フィアンティーヌ、ホワイトチョコクリーム、エルダーフラワーゼリー、ホイップクリームを使って美しく盛り付けられた逸品です。毎日、営業する前に、マスクメロンの食感や糖度を確認し、通常より硬いまたは柔らかいといった場合には、お客様に事前に伝えています。
また、国産イチゴ、マンゴー、桃、そして和栗を使った季節限定メニューは、販売期間の問い合わせがあるほど人気です。ほかに、その時期に旬を迎えるカットフルーツの「季節のフルーツ盛り合わせ」(1540円~)、赤ワインの入ったシロップが使われている「フルーツポンチ」(1,320円)、ホイップクリーム、リンゴ、黄桃、メロン、イチゴ、栗を食パンでサンドした「フルーツサンド」(1,540円)も人気です。
銀座千疋屋 銀座本店フルーツパーラー
- 住所:東京都中央区銀座5-5-1 2階
- アクセス: 東京メトロ銀座駅B5出口からすぐ
- 営業時間:11:00~18:00(土曜は~19:00)、ランチは月~金曜11:00~13:00
※LOは各時間30分前、席の利用は90分間 - 定休日:年末年始
- HP:https://ginza-sembikiya.jp/f/ginzaparlor
おすすめフルーツパーラー②タカノフルーツパーラー

1885年に創業、140年以上の歴史を誇る高級果物専門店「新宿高野」が展開するフルーツパーラー「タカノフルーツパーラー」。旬を迎えるフルーツを使ったスイーツや料理を提供しています。現在、フルーツパーラーは東京、埼玉、横浜、名古屋に8店舗。そのほかにも、フルーツやケーキ・フーズの販売、ジュースバーの運営、「パフェリオ」「タカノフルーツティアラ」などの業態でも店舗を展開しています。
「タカノフルーツパーラー」のおすすめメニュー

一度に13種類のフルーツを味わうことができる「フルーツパフェ」(1,870円)は通年、提供しているメニューです。シャーベット2種類のほかにバニラアイス、グラスの底にはさっぱりとしたコアントローゼリーを忍ばせているそう。
新宿本店で提供している夏期シーズン限定の「桃のパフェ」(2,200円)は、桃が好きな女性に人気です。アプリコットヨーグルトクリームを桃のゼリーやグラニテの間に重ね、酸味が桃の甘さとうまく調和。甘く煮た桃の皮もしのばせ、最後の一口まで桃本来の香りや味わいを感じることができます。

また、新宿高野の代表ともいえる果物「マスクメロン」を、日本の伝統的模様のひとつ「市松模様」にデザインして盛り付けた「静岡県産マスクメロンパフェ」(3,850円)は新宿本店限定の逸品です。「市松模様」は、「繁栄」や「永遠」などの意味を持ち、縁起の良い柄にちなんで盛り付けているそう。
パフェ以外のおすすめメニューでは、「プリンア・ラ・モード」(1,540円)も人気。もっちりとしたほどよい食感の自家製プリン、カラフルなフルーツ、バニラアイスが盛り付けられ、見ているだけでも心躍る一皿です。
代表的な店舗「タカノフルーツパーラー 新宿本店」

新宿駅東口から徒歩1分でのアクセスできる「タカノフルーツパーラー 新宿本店」。広々とした店内は、特長的な丸みを帯びた窓から外光が入り、新宿の街並みを眺めることができます。定番メニューとシーズナルメニューのみ多言語メニュー(英語・韓国語・簡体字・繁体字)があります。14~16時台は比較的混雑することが多いようです。
タカノフルーツパーラー 新宿本店
- 住所:東京都新宿区新宿3-26-11 高野ビル5F
- アクセス:JR新宿駅東口から徒歩約1分
- 営業時間:11:00〜20:00(19:30L.O.)
- 定休日:無休
- HP:https://takano.jp/parlour/originalmenu/detail/fruitsparlour/
おすすめフルーツパーラー④資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ
資生堂パーラーは、1902年、日本初のソーダ水や当時はまだ珍しかったアイスクリームの製造・販売を行う装置「ソーダファウンテン」を設置するお店として名を馳せました。その後、1928年に本格的な西洋料理店、昭和初期から洋菓子の販売をスタート。銀座本店以外にも、日本橋や原宿などに店舗展開しています。
「資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ」のおすすめメニュー

通年提供している定番人気のメニューは「ストロベリーパフェ」(2,200円)です。資生堂パーラー伝統のアイスクリームに合わせて味のバランスを考えデコレーションされています。桃、和栗、クラウンメロン、佐藤錦など旬なフルーツを使った季節限定のパフェも人気です。また、1902年から続くソーダ水に、ホームメイドのアイスクリームを浮かべた「アイスクリームソーダ(レモン)」(1,200円)は資生堂パーラーならではのメニューで、長年、人気を博しています。
「資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ」の店舗紹介

銀座8丁目の東京銀座資生堂ビルの3階にある「銀座本店サロン・ド・カフェ」。赤い壁とピンクのインテリアが印象的な空間が特長です。英語併記のメニューを用意。予約不可のため、混雑状況によっては待ち時間が発生することもあります。時間に余裕をもって訪れることがおすすめ。1階のショップではお土産に最適な洋菓子などもあり、パフェを食べるだけでなく、お土産探しもできますよ!
資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ
- 住所:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル3F
- アクセス:
- 東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線 銀座駅から徒歩約7分
- JR山手線・京浜東北線・東京メトロ銀座線・都営浅草線 新橋駅から徒歩約5分
- 営業時間:11:00~21:00 (L.O.20:30)、日曜・祝日は~20:00 (L.O.19:30)
- 定休日:月曜(祝日は営業)、年末年始
- HP:https://parlour.shiseido.co.jp/shoplist/salondecafeginza/
おすすめフルーツパーラー⑤水信フルーツパーラー

1915年創業の横浜の老舗果物店「水信」が、横浜・北仲エリアに開業した「水信フルーツパーラー」。大人の非日常を味わえる、オーセンティックなフルーツパーラーです。商業・⽂化施設棟「KITANAKA BRICK&WHITE」内1階にあり、みなとみらい線「馬車道」駅直通のアクセス便利な立地です。デザート中心のメニュー構成となっていますが、軽食としてフルーツサンドウィッチなども取り扱いしています。


店舗のデザインは、 JR九州の車両、駅舎などを多数デザインした水戸岡鋭治氏。照明器具、椅子、テーブルなど全てオリ ジナル。ヨーロッパ風の内装ながら、そこに 日本や中国のオリエンタルの柄を散りばめるなど、細部に至るまでデザインにこだわっています。
15 時過ぎまでは混み合うこともありますが、17~19 時はゆったりと過ごせる時間帯だそう。来店の際は、事前予約がおすすめです。日本の果物の質の高さを味わうことができるお店です。英語メニューあり。

また、2022年9月9日には、横浜ハンマーヘッドに「水信ブルック&ファクトリー」がオープン。旬のフルーツやソース、料理に合わせた紅茶など、その季節メニューを提供しています。
イチゴやブドウであれば、断面が花に見えるようにカットしてあるなど、パフェで使われるフルーツのカットが美しく、アート作品さながら。また、JR桜木町駅前の商業施設「コレットマーレ」2Fにある「水信フルーツパーラーラボ」では、「見て・食べて幸せになれる」フォトジェニックなスイーツを提供しています。
「水信フルーツパーラー」のおすすめメニュー

1~3月のイチゴ、7~8月は桃、9~10月はブドウなど、旬の果物を使った季節のパフェが人気。特に「フルーツ盛り合わせ」は、日本の果物の品質の高さを知ることができる一皿です。
使う果物は鮮度だけではなく、熟度を上げる環境や果物の状態の目利きを徹底することで、最良の状態で提供することにこだわっています。全国の産地や農家にパイプがあり、高品質で希少な果物を取り寄せることができることも強みだそう。
水信フルーツパーラー
- 住所:神奈川県横浜市中区北仲通5-57 -2 KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)1F
- アクセス:
- 横浜⾼速鉄道みなとみらい線⾺⾞道駅下⾞直結徒歩約1分
- JR 根岸線・京浜東北線・横浜市営地下鉄ブルーライン桜⽊町駅下⾞、徒歩約8分
- 営業時間:11:00~20:00 (L.O. 19:00)
- 定休日:KITANAKA BRICK&WHITEに順ずる
- HP:https://www.mizunobubrooks.com/fruit-parlor/
- 予約方法:https://www.tablecheck.com/ja/shops/mizunobu-fruit-parlor/reserve
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