【2025年最新】日本の名付けトレンドを公開!「ジェンダーレスネーム」「レトロネーム」が人気!

【2025年最新】日本の名付けトレンドを公開!「ジェンダーレスネーム」「レトロネーム」が人気!

「キラキラネーム」はもう古い?最近の赤ちゃんの名づけで、「レトロネーム」や「葉止めネーム」、「花鳥風月ネーム」、「スカイネーム」など、多彩で個性を感じる名前がトレンドになっています。また、生まれた月の季節感を感じさせる名前も人気です。この記事では、近年トレンドの「〇〇ネーム」を一挙にご紹介します。日本語の名付けを考える方にぴったり!

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日本の名前文化とトレンドネームについて。話題となった「キラキラネーム」とは?

日本の名前文化とトレンドネームについて。話題となった「キラキラネーム」とは?

日本の名前文化は、音の響き、意味、親の願いなどが重視され、名付けには深い思いや季節感、願いが込められるのが特徴です。名前の表記には漢字を使うのが一般的ですが、やわらかく親しみやすい印象を与えるひらがな表記の名前もあります。

また、日本の名前には「読み」と「書き」があり、同じ読みでも使う漢字によって印象が変わります。例えば「はるか」という名前一つをとっても、「遥」「陽香」「春花」など、選ぶ漢字によって雰囲気や込められた願いが異なります。そのため、日本の名付け文化の多様性や表現の幅が広いと言えるでしょう。

キラキラネームの定義は?法律で使えない!?

キラキラネームの定義は?法律で使えない!?

2000年代以降に注目されたのが「キラキラネーム」です。「心愛(ここあ)」「天使(えんじぇる)」「姫星(きてぃ)」のように、漢字と読みが一致しない独創的な名前が登場し、インターネットやメディアでも話題となりました。一方で、読みづらさや社会生活への影響が懸念点となり、就職や学校生活に支障が出る可能性があるとして、社会問題としても取り上げられるようになりました。そして、2025年5月施行の改正戸籍法により、いわゆる「キラキラネーム」など一般的でない読み方の名前について、名付けの説明に合理性が認められない場合は、名前の使用が認められなくなります。

そして、現在ではキラキラネームではなく、読みやすく意味のある「レトロネーム」や、自然・季節にちなんだ名前などが新たなトレンドになっています。ここからトレンドの名付けをご紹介します。

レトロネームとは?

レトロネームとは?

女の子の名付けでは、古風で日本的な響きをもつ「レトロネーム」が人気を集めています。自然や季節、日本の伝統的な美意識を感じさせる名前が多いです。例えば、貴族の楽器として親しまれ、高貴なイメージを受ける弦楽器「琴」、季節感あふれる漢字の「桜」や「葉」、高級な絹織物を意味する「紬」など漢字を用いた名前がよく使われています。古くから愛されてきた美しさが、現代でも多くの親に支持されています。

例(漢字・主な読み):

  • 女の子:結月(ゆづき)、凪紗(なぎさ)、彩葉(いろは)、柚葉(ゆずは)、琴葉(ことは)、紬(つむぎ)、楓(かえで)、澪(みお)、翠(すい/みどり)、葵(あおい)、詩(うた)、菫(すみれ)、桜(さくら)、茉白(ましろ)、六花(りっか)、莉子(りこ)など

花鳥風月ネームとは?

花鳥風月ネームとは?

「花鳥風月ネーム」は、花、鳥、風、月といった自然の美しい景色や風情を連想させる名前のことで、近年人気が高まっています。この命名には、自然への敬愛や、自然との調和を大切にする想い、その壮大な美しさを子どもの名前に託したいという親の願いが込められています。特に、「楓」や「柚月」のように、日本人が古くから親しんできた自然や四季を反映した名前が注目されています。

例(漢字・主な読み):

  • 女の子:碧/葵(あおい)、雛(ひな)、風花(ふうか)、柚月(ゆづき)など
  • 男の子:颯(そう)、碧人(あおと)、蓮(れん)、楓真(ふうま)、千隼(ちはや)など

ジェンダーレスネームとは?

ジェンダーレスネームとは?

近年、性別の枠にとらわれない価値観の広がりとともに、男女どちらにも名付けられる「ジェンダーレスネーム」が注目を集めています。中性的で柔らかく、呼びやすく覚えやすい二音の名前「二音ネーム」が多く使わる傾向があります。誰にとっても親しみやすいのが特徴です。ジェンダーレスな生き方が尊重される現代において、多様な価値観を受け入れる現代らしい名付けスタイルとも言えるでしょう。

例(漢字・主な読み):

  • 女の子・男の子:読みに 「はる」、「なつき」、「ゆづき」、「みつき」、「そら」、「ひなた」、「なぎ」など

〇止めネームとは?と止めネーム、葉止めネームなど

〇止めネームとは?と止めネーム、葉止めネームなど

男の子の名付けでは、「と」を止め字に用いた「と止めネーム」が近年のトレンド。男の子に頼もしさや男らしさを感じさせる響きが人気です。「翔」や「斗」が「と止めネーム」によく用いられる漢字となっています。一年中どの季節に生まれても、「と止めネーム」は常に人気を集めていて、男の子の命名における定番の一つと言えるでしょう。他に「き止めネーム」、「た止めネーム」、「は止めネーム」もあります。

一方、女の子の名前では、「葉」(は)を止め字に用いた「葉止めネーム」が注目を集めています。「葉」の字が持つ自然のイメージは、優しく、美しい印象を与えられる同時に、古風を感じられる「レトロネーム」としても人気になっています。

例(漢字・主な読み):

  • 女の子(葉止めネーム):彩葉(いろは)、琴葉(ことは)、柚葉(ゆずは)、音葉(おとは)、絃葉(いとは)、詩葉(うたは)など
  • 男の子(と止めネーム):陽翔(はると)、湊/湊斗(みなと)、碧斗(あおと)、結翔(ゆいと)、大翔(ひろと)、海翔(かいと)、暁斗(あきと)、悠人(ゆうと)、絢斗(あやと)など

スカイネームとは?

スカイネームとは?

空や飛翔をイメージさせる「スカイネーム」は、「空」や「翔」など広がる青空や自由に羽ばたく翼を連想させる漢字が名前として男の子の名付けに人気を集めています。大空のように広がる未来の可能性、自由で明るい未来へ羽ばたいてほしいという願いが込められます。

例(漢字・主な読み):

  • 男の子:結翔(ゆいと)、陽翔(はると)、蒼空(そら)、朔空(さく)、大空(そら)など

「春」にちなんだ日本の名前:サクラネームなど

「春」にちなんだ日本の名前:サクラネームなど

を感じさせる名前が人気を集める傾向があります。まずは「春」または「はる」を用いた「はるネーム」やを連想させる「フラワーネーム」がらしさ満点。特に女の子の名前に、「」を用いた「サクラネーム」とに黄色いを咲かせる菜のを指す「菜」を用いた「菜の花ネーム」など「フラワーネーム」が人気です。

例(漢字・主な読み):

  • 女の子:
    • はるネーム:心春(こはる)、彩春(いろは)、美春(みはる)、陽葵(はるひ)など
    • サクラネーム:美桜/未桜/実桜(みお)、桜(さくら)、桜都(おと)、凪桜(なぎさ)、凛桜/莉桜(りお)、唯桜(いお)、桜菜(さな)など
    • 菜の花ネーム:結菜(ゆいな)、陽菜(ひな)、紗菜(さな)、陽菜乃(ひなの)など
  • 男の子:
    • はるネーム:陽翔/陽斗/遥斗/春斗(はると)、晴(はる)、悠陽(はるひ)、悠真(はるま)、春輝(はるき)など
    • サクラネーム:桜史(おうし)、蓮桜(れお)、吏桜(りお)、凪桜(なぎさ)など

「夏」にちなんだ日本の名前:マリンネームなど

「夏」にちなんだ日本の名前:マリンネームなど

生まれの名付けでは、「夏」のこの字は毎年多く選ばれる人気の漢字です。またらしさを感じさせる名前として、太陽の「陽」を使った「お日様ネーム」や、海・風・波が穏やかになる様子を表す「凪」など海にちなんだ漢字や読みを取り入れた「マリンネーム」も人気です。

例(漢字・主な読み):

  • 女の子:
    • 夏ネーム:夏帆(かほ)、鈴夏(すずか)、瑠夏(るか)、楓夏(ふうか)、夏蓮(かれん)、夏音(かのん)、夏葵(なつき)、一夏(いちか)など
    • お日様ネーム:陽葵(ひまり)、陽菜(ひな)、陽菜乃(ひなの)、心陽(こはる)、陽咲(ひなた)、陽凪/陽愛(ひな)など
    • マリンネーム:凪紗/凪咲(なぎさ)、凪(なぎ)、美海(みう)、海音(みおん)、海羽(みう)など
  • 男の子:
    • 夏ネーム:夏向(かなた)、夏生(なつき)、琉夏(るか)、夏暉/夏輝/夏希(なつき)など
    • お日様ネーム:陽翔(はると)、陽向(ひなた)、旭(あさひ)など
    • マリンネーム:凪(なぎ)、湊/湊斗/湊翔/湊音(みなと)、凪翔(なぎと)、海翔(かいと)、湊大(そうた)、海/櫂(かい)など

「秋」にちなんだ日本の名前:メープルネームなど

「秋」にちなんだ日本の名前:メープルネームなど

生まれの名付けでは、毎年「楓」の漢字を使った「メープルネーム」が注目されます。古くから「楓」は紅葉の美しさで日本人に親しまれてきた漢字です。また、「秋」の読み「あき」が含まれる名前も生まれの時期に多く見られる傾向があります。さらに、は澄んだ空気と穏やかな気候の中でお月見を楽しむのに最適な季節であることから、「月」を使った「ムーンネーム」も人気です。

例(漢字・主な読み):

  • 女の子:
    • メープルネーム:楓(かえで)、楓佳/楓果/楓香(ふうか)、楓菜(ふうな)など
    • ムーンネーム:結月/柚月(ゆづき)、美月(みつき)、葉月(はづ)、雫月(しずく)など
  • 男の子:
    • あきネーム:暁斗(あきと)、翠(あき)、旭/暁(あきら)、千暁(ちあき)など
    • ムーンネーム:悠月/結月/優月(ゆづき)、渚月/梛月(なつき)、維月(いつき)など

「冬」にちなんだ日本の名前:ヒイラギネームなど

「冬」にちなんだ日本の名前:ヒイラギネームなど

生まれの赤ちゃんには、「柊」や「柚」、「凛」など、季節感のある漢字を使った名前が人気です。「柊」はに咲く花且つ「冬」という字も含まれていることから、を感じさせられるから好まれています。「柚」は冬至の日に柚子風呂に入るという日本の伝統的な風習にちなんで、名付けられることが多くなっています。また、「凛」は澄んだ空気や凛としたの雰囲気を表す漢字として、清らかで上品な印象から人気を集めています。

例(漢字・主な読み):

  • 女の子:
    • 柚ネーム:柚葉(ゆずは)、柚希(ゆずき)、柚月(ゆづき)など
    • 凛ネーム:凛(りん)、凛桜/凛音(りお)など
  • 男の子:
    • ヒイラギネーム:柊/柊羽(しゅう)、柊汰(しゅうた)、柊真(しゅうま)、柊斗/柊翔(しゅうと)、柊月(ひづき)など


出典:ベビーカレンダーPR TIMES(ベビーカレンダー) 

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