京都の抹茶おすすめ店舗10選|エリア別に巡る抹茶カフェ&スイーツガイド

日本でも有数の観光地である京都。さまざまな名物グルメがあるなか、代表的存在とも言えるのが「抹茶」です。京都名産の宇治抹茶などを使用した抹茶スイーツを提供するカフェが多く、京都に足を運んだら一度は訪れたいもの。そこで、当記事では宇治市、伏見稲荷、清水寺、四条河原町、京都駅といった観光エリア別に人気店を紹介します。中村藤吉本店や祇園辻利などの老舗はもちろん、抹茶スタンドを併設した日本茶専門店などが揃うので、好みに合ったカフェを探してみましょう。

※価格はすべて税込みで表示しています。

京都の抹茶はなぜ有名?

最初に覚えておきたいのが、「抹茶」と「煎茶」の違い。「抹茶」は、日光を遮って育てた茶葉を乾燥させ、石臼で微粉末にした日本独自の緑茶です。煎茶とは異なり、茶葉全体を摂取するため、旨味と独特の「覆い香」が強く、栄養価も高いのが特徴となっています。

宇治茶の始まりは鎌倉時代初期

京都はさまざまな文化が生まれた場所です。お茶の文化もそのひとつで、なかでも京都で生産される「宇治茶」は、静岡茶や狭山茶とともに「日本三大銘茶」として有名。お茶の栽培には昼夜の気温差が大きく、水はけのよい土地が向いています。そのため、山間部に位置する宇治市近辺や宇治田原町、和束町でお茶の生産が盛んに行われるようになったのです。

宇治茶の歴史は鎌倉時代初期まで遡ります。栄西(えいさい ※ようさいとも読む)は日本において「茶祖」と呼ばれる人物で、当時の中国である宋で仏教を学び、禅の教えとともにお茶の文化を日本に持ち帰りました。さらに、栄西からお茶の栽培方法を教わった明恵上人(みょうえしょうにん)が京都で茶園を発展させていきます。

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中村藤吉本店

写真提供:中村藤吉本店

観光で少しひと息付きたいときに足を運びたいのが「中村藤吉本店」。1854年(安政元年)、宇治にて初代の中村藤吉が創業した170余年の歴史を持つ老舗茶商です。明治・大正期の茶商の面影を残す本店の建物は国の重要文化的景観に選定されています。

写真提供:中村藤吉本店

そんな同店では、自身の手で碾茶を茶臼で挽き、一般には開放されていない茶室で薄茶をいただける特別プランがあります。料金は1人6,380円からで、1回4名限定となっています。お茶体験の遂行日時や予約方法はホームページを確認しましょう。

写真提供:中村藤吉本店

さらに、中村藤吉本店を訪れたら必ず食べたいのが「生茶ゼリイ」(ドリンクセット2,680円)です。抹茶ならではの美しい色合いと風味をいかした生茶ゼリイは、甘さ控えめで柔らかすぎず硬すぎない絶妙な食感に仕上がっています。

また、本店限定の「まるとパフェ[抹茶]」(2,180円)や、「宇治きん冷やしぜんざい[抹茶]」(1,800円)も要チェックです。茶室やカフェの利用だけでなく商品も購入できるので、観光のあとに立ち寄るのもアリ。ぜひ旅行のプランに加えてみてください。

中村藤吉本店

  • 住所:京都府宇治市宇治壱番10
  • アクセス:宇治駅から徒歩2分
  • 営業時間:10:00〜17:30(LO 16:30/受付16:00まで)
  • 公式サイト:https://tokichi.jp

伊藤久右衛門 本店茶房

写真提供:伊藤久右衛門 本店茶房

1832年(天保3)創業の宇治茶専門店「伊藤久右衛門」。宇治茶を“もっと気軽に楽しんでほしい”という思いから、1996年に伊藤久右衛門 宇治本店・茶房をオープンし、自慢の抹茶を使ったスイーツやフードメニューを提供しています。おいしい宇治茶が飲めるカフェとして、宇治の郷づくり協議会より「宇治茶カフェ」に認定されており、カジュアルに抹茶グルメを楽しみたいときや、抹茶に関するお土産を買いたいときに立ち寄るといいでしょう。

写真提供:伊藤久右衛門 本店茶房

伊藤久右衛門の看板メニューである「伊藤久右衛門パフェ」(お茶セット1,590円/単品1,090円)は、お濃茶用の抹茶を使用したアイスや丹波産黒豆など、こだわりの食材を使用。上質な抹茶特有の苦みが味わえます。

写真提供:伊藤久右衛門 本店茶房

抹茶スイーツを楽しむなら王道の「抹茶あんみつ」(1,190円)も外せません。あんみつの具材は大納言小豆、2種類の栗、白玉、抹茶ゼリーに抹茶アイス、寒天。そこに抹茶みつをたっぷりとかけていただきます。

同店には季節限定のパフェやスイーツプレートなどもあるので、季節ごとに足を運んでいろいろなメニューをいただきたくなりますよ。

伊藤久右衛門 本店茶房

【伏見稲荷】参拝と一緒に楽しむ抹茶店

稲荷茶寮

写真提供:稲荷茶寮

伏見稲荷大社の境内、休憩所「啼鳥菴(ていちょうあん)」内にある日本茶カフェ「稲荷茶寮」は、数寄屋造りの店内で稲荷山や庭園を眺めながら抹茶や甘味を落ち着いた空間でいただけます。観光の疲れを癒やすのにぴったりなお店です。

同店を営むのは、伏見稲荷大社や大本山東福寺などの社寺御用達を担う「椿堂(つばきどう)」。伏見稲荷大社御鎮座1300年記念に献上した宇治抹茶「千寿(せんじゅ)」などの人気の銘柄もあり、上品でふくよかな香りのお茶が評判です。

写真提供:稲荷茶寮

稲荷茶寮で食べたいのが、稲穂や赤い鳥居が乗った「稲荷パフェ」(1,650円)。狐のプリントがかわいい麩焼きせんべいやポン菓子、素揚げした稲穂などは、五穀豊穣のご利益を表しているのだとか。

椿堂の抹茶を使った濃厚な味わいのアイスクリームや北海道産小豆の自家製あんなども入っており、和の甘味のいいとこ取りをした一品です。

写真提供:稲荷茶寮

甘いものは苦手な人も、献上宇治抹茶「千寿」と生菓子「茶の実」のセット(2,000円)なら宇治抹茶の魅力を感じられるはず。「茶の実」は滑らかな抹茶あんを使用した自家製で、上品なお茶の香りやほろ苦さが口いっぱいに広がります。

稲荷茶寮

  • 住所:京都市伏見区深草藪之内町68 伏見稲荷大社 啼鳥菴内
  • アクセス:稲荷駅から徒歩6分/伏見稲荷駅から徒歩10分
  • 営業時間:10:30~16:30(LO 16:00)
  • 定休日:水曜日(祝日の場合営業)
  • 公式サイト:https://tsubakido.kyoto

【祇園・清水寺周辺】人気エリアのトレンド抹茶店

祇園辻利 祇園本店

写真提供:祇園辻利

祇園観光で外せないのが「祇園辻利 祇園本店」。1860年創業の日本茶専門店で、1階店内最奥のカウンターで専門スタッフによるお茶の美味しい淹れ方や抹茶の点て方の説明を受けることができます。お茶にまつわる道具を揃えるのにもいいでしょう。

2階・3階には「茶寮都路里 祇園本店」があり、抹茶を使ったさまざまなスイーツを楽しめるカフェがありますが、1階の店頭ではテイクアウトメニューが提供されています。

写真提供:祇園辻利 祇園本店

「練乳抹茶ソフト」(820円)は、石臼挽き宇治抹茶をふんだんに使用した抹茶ソフトに、まろやかな練乳抹茶ソースを重ねたソフトクリーム。抹茶の深い旨みと優しい甘みが調和し、濃厚でありながらも後味はすっきり。買い物や散策の合間に、気軽に立ち寄って味わいたくなる一品です。

写真提供:祇園辻利 祇園本店

「特選グリーンティー」は、コールドとホットが選べ、ドリンクなら550円、抹茶ソフトが載ったフロートは950円となっています。祇園辻利自慢の抹茶にお砂糖を加え、お茶の風味そのままに、すっきりとした後味が特長のグリーンティーは、暑い日も寒い日も観光の疲れを癒やしてくれるでしょう。

祇園辻利 祇園本店

  • 住所:京都市東山区四条通祇園町南側 573-3
  • アクセス:祇園四条駅から徒歩3分
  • 営業時間:10:30〜21:00(ソフトクリームのLO 20:00)
  • 公式サイト:https://www.giontsujiri.co.jp

GOKAGO

写真提供: GOKAGO

清水寺に続く参道に2023年6月にオープンした「GOKAGO(ゴカゴ)」。抹茶スタンドを併設した日本茶専門店で、店名は日本語の“ご加護”に由来しています。「清水寺に祀られた観音様のご加護がみなさんに伝わっていくように」という願いから名付けられたそうです。

写真提供: GOKAGO

同店で注文したいドリンクは、抹茶をふんだんに使用した「濃厚宇治抹茶ラテ」(880円)。上品な香りが特徴で、抹茶の魅力を存分に感じられます。甘さの加減もオーダーでき可能。また、プラス350円で写真のように濃厚抹茶アイスクリームを追加することもできます。

写真提供: GOKAGO

「宇治抹茶ドーナツ」(380円)は、抹茶チョコレートをコーティングし、仕上げにも抹茶を振りかけたドーナツ。もちもち食感の「クリンクル」と、しっとりした「オールド」の2種類があり、どちらも抹茶の風味が広がります。

GOKAGO

八十八良葉舎清水

写真提供:八十八良葉舎清水

京都嵐山に本店を構える「八十八良葉舎」は、代表の丸山順裕氏がお茶屋での修行を経て本物の抹茶を追求し、2019年10月にオープンした日本茶スタンド。清水店は高台寺南門通の路面に位置し、徒歩5分圏内には八坂の塔、庚申堂、ねねの道などの観光スポットが点在しています。

カウンターは目の前で抹茶を点てるシーンを見られる作りになっており、抹茶を点てる音や香り、セイロや茶釜から立ち昇る湯気など、五感で抹茶の面白さを体感できます。

写真提供:八十八良葉舎清水

京都の店舗でだけ食べられるのが「茶団子」(400円)。茶団子に適した抹茶を追求し、何度も試行錯誤した末に完成したのだとか。セイロで蒸し上げた食感の良いお団子に、自家製の濃厚な抹茶餡を乗せた茶団子は満足感抜群。

写真提供:八十八良葉舎清水

「八十八プリン」(750円)は、やさしい甘さのミルクプリンに自家製の抹茶餡を乗せた抹茶プリン。店内で食べる場合は白玉のトッピングが可能(プラス150円)で、抹茶餡と白玉の相性が抜群です。

八十八良葉舎清水

  • 住所:京都市東山区南町415-6
  • アクセス:祇園四条駅から徒歩11分
  • 営業時間:10:00〜18:00(季節により変動あり)
  • 公式サイト:https://www.8108kyoto.com

【四条河原町】繁華街で話題の抹茶スイーツ店

和カフェ 季の音

写真提供:和カフェ 季の音

四条河原町交差点からほど近いビルの4階にある「和カフェ 季の音」。町の喧噪を気にすることなく、河原町通りを眺めながらゆったりとお茶やスイーツを楽しめる一軒です。

抹茶、玉露、煎茶などの日本茶メニュー、宇治抹茶パフェ、ほうじ茶とわらび餅のパフェなど和の食材を使用したパフェ、宇治抹茶たっぷりの手作りケーキなどのほか、あんみつ、ぜんざいなどの和甘味など、京都らしさを感じられるメニューが揃います。

写真提供:和カフェ 季の音

なかでも目を引くのが、丸久小山園の抹茶を使用した「濃茶モンブラン」(880円)です。上質な抹茶ならではの奥深い味わいが特徴で、優しい甘みのクリームの中にはふっくら炊いた丹波の黒豆が入っています。

写真提供:和カフェ 季の音

季節限定メニューも豊富で、夏には不純物などを取り除いた”純水”を硬く凍らせた”純氷”を薄く削ったかき氷が登場します。「抹茶エスプーマ氷(苺添え)」(2,300円/時期により異なる)は、宇治抹茶がミルクエスプーマと融合し、奥深くやさしい味わいのかき氷です。氷には宇治抹茶蜜と練乳もかかっており、赤と緑の彩りは写真映えすること必至。

和カフェ 季の音

  • 住所:京都市中京区河原町通四条上ル米屋町384番地 くらもとビル4階
  • アクセス:河原町駅から徒歩1分/祇園四条駅徒歩5分
  • 営業時間:12:00~18:30(LO 18:00)
  • 定休日:火曜
  • 公式サイト:https://kyoto-kinone.jp

MACCHA HOUSE 抹茶館 京都河原町

写真提供: MACCHA HOUSE 抹茶館

2015年5月にオープンした「MACCHA HOUSE 抹茶館 京都河原町」は、MACCHA HOUSE 抹茶館の国内1号店です。同店の最大の特徴は、1836年(天保7年)創業の京都の老舗「森半」の茶師が厳選した、香り高い宇治抹茶を使用した抹茶ドリンクやスイーツ。

写真提供: MACCHA HOUSE 抹茶館

看板商品ともいえる「宇治抹茶ティラミス」(950円)は、ヒノキが香る升に入っています。抹茶のほろ苦さとマスカルポーネクリームの優しい甘さが絶妙なバランスで、とろとろの新食感はひと口食べればやみつきになるでしょう。

写真提供: MACCHA HOUSE 抹茶館

もうひとつチェックしたいのが、「抹茶館パフェ」(1,650円)。和食材をたっぷりと使用したこだわりのパフェで、抹茶ソフトには森半の宇治抹茶を使用しています。濃厚な抹茶とマスカルポーネクリーム、あずきの甘さの相性が抜群です。

MACCHA HOUSE 抹茶館 京都河原町

  • 住所:京都市中京区河原町通四条上ル米屋町382-2
  • アクセス:原町駅から徒歩1分/祇園四条駅から徒歩5分
  • 営業時間:11:00〜20:30(LO 20:00)
  • 公式サイト:https://maccha-house.com/1174/

京都駅】駅の中だけで完結する抹茶店

茶寮都路里 京都伊勢丹店

写真提供:茶寮都路里 京都伊勢丹店

京都駅直結の百貨店・京都伊勢丹内にある「茶寮都路里 京都伊勢丹店」は、祇園辻利が手掛ける茶寮。観光客だけでなく昔ながらの味を懐かしんで来店する地元の人まで、幅広い層に愛されています。

写真提供:茶寮都路里 京都伊勢丹店

茶寮都路里の抹茶スイーツを存分に楽しみたいなら「味くらべ」(1,750円)がおすすめ。もちもち食感の白玉団子や抹茶わらびもち、抹茶ソフトミニパフェをセットにした、さまざまな 甘味を食べ比べできます。

写真提供:茶寮都路里 京都伊勢丹店

しっかり腹ごしらえしたいときは「白川セット」(2,600円)がぴったりです。茶寮都路里こだわりの温かい抹茶そばとパフェのセットで 、パフェは「白玉カステラパフェ(抹茶)」か「白玉カステラパフェ(ほうじ茶)」かが選べます。

茶寮都路里 京都伊勢丹店

  • 住所:京都市下京区東塩小路町901 ジェイアール京都伊勢丹6階
  • アクセス:京都駅直結
  • 営業時間:10:00~20:00(LO 19:30)
  • 公式サイト:https://www.giontsujiri.co.jp

中村藤吉京都店

写真提供:中村藤吉京都店

宇治に本店を持つ「中村藤吉本店」は、京都駅のジェイアール京都伊勢丹の別館、レストラン街「JR西口改札前イートパラダイス」にも店舗を構えています。スイーツはもちろん、生茶蕎麦でランチも楽しめるので、さまざまなシーンで利用できるのがうれしいですね。

写真提供:中村藤吉京都店

「まるとパフェ[抹茶][ほうじ茶]」(各1,980円)は、お茶のおいしさを何層にも重ね、それぞれのお茶の旨みを活かした中村藤吉オリジナルパフェ。サクサクのグラノーラ、季節の柑橘、濃厚な味わいのアイスなど、スプーンを進めるごとにさまざまな素材が楽しめます。

写真提供:中村藤吉京都店

食事の気分なら「手摘みてん茶を楽しむきつね生茶蕎麦[KAKE]」(生茶ゼリイセット2,381円)がぴったり。特製のお出汁に、抹茶の旨味と香り高い生蕎麦の組み合わせは京都らしい一品。じっくり煮込んだ甘みのある大きな油揚げと、パリパリとした厳選てん茶を載せていただくスタイルで、出汁・生姜・椎茸などの食材を合わせた薄茶オイルをかければ新たな味わいに進化します。

中村藤吉京都店

  • 住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹 レストラン街[JR西口改札前イート パラダイス]3F
  • アクセス:京都駅直結
  • 営業時間:銘茶売場11:00〜21:00/カフェ11:00〜22:00(LO 21:00)
  • 公式サイト:https://tokichi.jp

京都の抹茶の魅力を旅の締めくくりに!

せっかく京都に行くなら、その土地ならではのグルメを楽しみたいもの。ぜひ紹介したお店に足を運び、京抹茶の魅力を目と舌で堪能してください。 

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