【東京】日本庭園を臨む八芳園がリニューアル!新レストラン「ALL DAY DINING FUDO」を実食レポート

東京・白金台にある「八芳園」は、約400年の歴史を誇る美しい日本庭園で知られる名所。結婚式場としても人気のこの施設が、リブランディングに伴う改修工事を経て、2025年10月1日にグランドオープンしました。

このリニューアルに併せて誕生したのが、どなたでも利用可能な新レストラン「ALL DAY DINING FUDO」。連携協定を結ぶ自治体の地域を中心に、信頼する生産者から届けられる厳選された旬の食材と石窯料理を名物とし、週末はモーニングも実施。様々な利用シーンに対応するレストランです。

今回、オープンに先駆けて開催されたお披露目会に、FUN! JAPANエディターが参加してきました。歴史ある八芳園に新しく生まれた「ALL DAY DINING FUDO」の魅力を、実際の体験を通してご紹介します。

ALL DAY DINING FUDOのこだわり:連携協定を結ぶ自治体を中心に届く旬の食材と石窯料理

連携協定を結ぶ自治体を中心に届く旬の食材

「ALL DAY DINING FUDO」(以下、FUDO)の店名は、日本の「風土」から名付けられました。

「風土」とは、その土地の気候や文化、人々の営みまでを含む、地域のすべてを表す言葉です。この店名に込められた想いの通り、FUDOでは日本各地の生産者から届く旬の食材を主役にしています。

特筆すべきは、料理長はじめスタッフが実際に産地へ足を運び、生産者と直接対話することを重視している点。作り手の情熱や背景を深く理解することで、レストランのテーマである「旬の食材で今を感じるひとさら」として、料理を一皿に表現しているのです。

写真左:料理長の小栗直也氏

石窯料理

FUDOの料理を象徴するのが、キッチン中央に据えられた石窯を使った石窯料理。400℃を超える高温で焼き上げることで、素材本来の持つ魅力が最大限に引き出されます。

農家直送の新鮮な野菜を主役にした料理や看板メニューの“石窯ピザ”はもちろん、その日に届く食材によって内容が変わる、シェフによる即興の「その日だけのオリジナルメニュー」も登場。

季節や仕入れによって料理内容が変わるため、訪れるたびに新しい発見があるのも大きな魅力です。さらに、多様な食文化を尊重し、一部のメニューではヴィーガンに対応したメニューも提供されています。

FUDO限定メニューも!話題の「八芳園洋菓子店」のスイーツが楽しめる

FUDOでは、話題の「八芳園洋菓子店」のスイーツも楽しめます。この洋菓子店は、長年八芳園の婚礼で腕を振るってきたパティシエの味を家庭でも楽しめるようにと、2025年にニュウマン高輪の開業と同時に店舗を構え、早くも話題となっているスイーツブランドです。

👉「八芳園洋菓子店」についてはこちらの記事をチェック


FUDOでは八芳園洋菓子店の人気の生菓子の一部のほか、FUDO限定のパフェやオーブンで焼き上げるドイツ風のパンケーキ「ダッチベイビー」も提供されるようです。

【実食レポ】ALL DAY DINING FUDOで日本の旬を堪能!

リニューアルした館内に足を踏み入れると、目の前に広がるのは、全面ガラス越しに臨む日本庭園。緑の木々がすぐそこに感じられ、まるで庭とひと続きになったような開放感に包まれます。

その景色と向き合うように立つのが、高さ約4メートルにもおよぶ組子アート。伝統的な木工技術を現代的にアレンジした壮麗な意匠が、空間に静かな存在感を放ち、訪れる人の視線を自然と引きつけます。

この美しいエントランスを抜け、階段を上がった先に現れるのが、新しいレストラン「ALL DAY DINING FUDO」です。

ここからは、お披露目会で提供された、FUDOの魅力を凝縮した7品から、その一部をご紹介します。

石窯で焼き上げた「窯焼き人参 ロメスコとアーモンドのソース」

400℃超の石窯でじっくり焼き上げたニンジンは、驚くほど甘く、香ばしさが際立つ逸品。

スペイン・カタルーニャ地方発祥の野菜ソース「ロメスコ」と、カリッと香るアーモンドが調和し、野菜そのものの力強い旨味を存分に引き出しています。

宮城県産アカエイのムニエル

日本人でもなかなか出会えない宮城県産のアカエイを使用。骨まで食べられる軟骨魚類に属し、コリコリとした独特の食感が魅力です。コラーゲンをたっぷり含むしっとりとした身に、オリーブやケッパーの風味を生かしたタプナードソースが爽やかに絡みます。

「信州ゆめクジラ農園」野菜のマルゲリータ

農園直送の野菜をふんだんに使ったマルゲリータ。石窯で焼き上げたあとに、生の葉野菜をたっぷりとトッピングすることで、温と冷、焼きと生、異なる質感のコントラストが際立ちます。コーンの一粒一粒までおいしい、FUDOならではのピッツァです。

アップルパイ

八芳園に長年受け継がれてきた定番スイーツ「アップルパイ」が、今回のリニューアルでさらに進化しました。サクサクのパイ生地の中には、しっとりと煮詰められた国産りんご。ほどよい酸味と自然な甘みのバランスが絶妙で、この日のコースの締めくくりにふさわしい上品なデザートでした。

食後の飲み物にも、さりげないこだわりが。提供されるカップは一脚ずつ異なり、手に取るたびに違う表情を楽しめます。最後の一杯まで、八芳園らしいおもてなしの心が感じられるひとときでした。

土日はモーニング(朝食)も提供!一日中楽しめる「ALL DAY DINING FUDO」

朝食 焼き魚御膳 銀鮭「銀王」の仙台味噌焼き(一例)

平日はランチセット(価格3,200円から )とディナーコース(8,800円)*アラカルトあり、そして土日・祝日にはモーニングセット(価格1,600円から)も提供されており、まさに店名通り一日中楽しむことができます。

八芳園といえば日本人にとっては「婚礼」のイメージが強いかもしれませんが、美しい日本庭園はどなたでも見学可能です。庭園の散策を楽しんだ後や、組子アートが美しいメインロビーを見学がてらに、FUDOで食事をするという楽しみ方もおすすめ。ぜひ、特別なひとときを体験しに訪れてみてください。

ALL DAY DINING FUDO

  • 住所:東京都港区白金台1-1-1(八芳園本館 3階)
  • アクセス:八芳園まで東京メトロ南北線・都営三田線「白金台駅」2番出口より徒歩1分
  • 営業時間:【平日】11:00~21:00(L.O.20:00)【土日祝】8:00~21:00(L.O.20:00)
  • 公式サイト:https://happo-en.com/restaurants-and-gifts/fudo/

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