【お菓子工場見学】日本のお土産に大人気!メリーチョコレート「ミルフィーユ」の聖地でその美味しさの秘密に迫る!

1950年の創業以来、「お客様が『想いを贈る』ときのお手伝いをしたい」「食べた人みんなが笑顔になれるお菓子をつくりたい」との想いで、数々のヒット商品を生み出してきたメリーチョコレート。大切な人へのギフトとしてはもちろん、旅の思い出を彩る「日本のお土産」としても人気のブランドです。

そんなメリーチョコレートの看板商品の1つが「ミルフィーユ」。「え、チョコレートメーカーがミルフィーユ?」と意外に思われるかもしれません。しかし、一口食べれば誰もが納得するはず。これはまさに、チョコレート専門店だからこそ実現できた「チョコレートが美味しいミルフィーユ」なのです。

今回、この「ミルフィーユ」が生まれる聖地ともいえる場所、メリーチョコレート船橋工場へ特別にお招きいただきました。「FUN! JAPAN」エディターが、そのおいしさの秘密を探ります!

※記事で紹介した商品を購入したり予約をしたりすると、売上の一部がFUN! JAPANに還元されることがあります。

メリーチョコレートとは?

メリーチョコレート

1950年、東京・渋谷区で高級チョコレート並びにキャンディの製造販売を開始。「良いものは食べてもらえばわかる」という創業者の想いのもと、日本におけるチョコレート文化の発展を牽引してきた老舗ブランドです。

1958年に「バレンタインデーに女性から男性へチョコレートを贈る」というスタイルを提唱したり、2000年には世界最大のチョコレート展「サロン・デュ・ショコラ パリ」へ国内メーカーとして初めて参加したりするなど、常に新しい挑戦を続けています。

店舗は国内の百貨店、量販店が中心です。

唯一の焼き菓子製造工場・メリーチョコレート船橋工場

メリーチョコレート船橋工場

今回訪れたのは「メリーチョコレート船橋工場」。ここは、メリーチョコレート唯一の焼き菓子製造工場であり、今回製造過程を見学させていただく「ミルフィーユ」やクッキーなどを製造しています。

ここで作られる「ミルフィーユ」はなんと年間約3,724万個だそう!定番の「チョコレート」「ストロベリー」「アーモンド」の他、季節限定や地域限定商品なども、この工場で作られているとのこと。その規模と生産量には圧倒されるばかりです。

「ジャパン・フード・セレクション」のグランプリを受賞!

ジャパン・フード・セレクション

そして「ミルフィーユ」ですが、2025年6月に「ジャパン・フード・セレクション」の最高位であるグランプリを受賞したとのこと。「ジャパン・フード・セレクション」とは、一般社団法人日本フードアナリスト協会が主催する日本発の食品審査制度。約23,000人のフードアナリストが厳正な審査を行うという、信頼性の高い賞です。

今回の工場見学は、この受賞を機に、「ミルフィーユ」がどのような想いで作られているのか、そのこだわりを改めて知ってほしいという想いで企画されました。「ミルフィーユ」の製造工程は、なんと、メディア初公開だそうです!

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いざ製造の現場へ!「チョコレートが美味しいミルフィーユ」ができるまでをレポート!

お菓子工場見学

工場内は清潔第一!指定のユニフォームに着替え、それでは早速行ってまいります。

「ミルフィーユ」の製造工程は、大きく3つのフェーズに分かれています。

製造工程①:パイ生地の焼成

まずはパイ生地の焼成。クリームを充填する前の準備段階までが最初の工程です。

パイ生地をのせる
焼成のため、パイ生地を天板にのせるのは人間の仕事

オーブン
大きなオーブンで一気に焼き上げる

この工程での最大のポイントは、パイ生地の焼き加減。焼きすぎると生地に香ばしさが加わってしまいます。チョコレートの風味を最大限に活かすため、あえて焼きすぎないようにしているそうです。

製造工程②:クリームの充填

次の工程は、パイ生地にクリームを充填し、冷蔵庫で冷却する作業です。取材当日は、「ストロベリー」クリームの充填作業が行われていました。クリームを塗ったパイ生地にさらにパイ生地を重ねていきます。

クリームの塗りムラもここでチェック

「ミルフィーユ」のパイ生地は1枚あたり144層。層は多くも少なくもできますが、試行錯誤の結果、チョコレートの口どけを邪魔せず、最もサクサクとした軽い食感を楽しめるのがこの層数なのだとか。

また、充填するクリームにもこだわりが。チョコレートの豊かな味わいに負けてしまわないよう、しっかりとした風味に調整されているそうです。クリームを充填し、丁寧にパイ生地を重ね合わせたミルフィーユは、この後、冷蔵庫で一晩じっくりと寝かします。

冷蔵庫
温度が低すぎるとパイ生地が割れてしまうらしい

製造工程③:チョコレートをまとい、完成へ!

いよいよ最後の工程では、一晩寝かせたパイ生地を一気に完成の状態まで仕上げます。まず大きなパイ生地を適切なサイズにカットする作業。1枚の大きな生地から、162個ものミルフィーユが切り出されます。

形が崩れたものは手作業で取り除く

そして、いよいよ「チョコレートがおいしいミルフィーユ」の真髄とも言える、チョコレートがけの工程です。ここで使用されるチョコレートは、ミルフィーユとして美味しくチョコレートを味わってもらうために特別に開発されたもの。それが「2度がけ」されます。

2度がけすることでムラなく仕上がる

1度チョコレートをかけた後、風を当ててミルフィーユ全体に薄く均一に塗布します。そして、この工程をもう一度繰り返すのです。サクサクのパイ生地は表面がデコボコしているため、2度かけることで全体にムラなくチョコレートがいきわたるのだそうです。これにより、どこを食べても均一な美味しさを楽しめる、あの絶妙なバランスが生まれるのですね。

ミルフィーユ
完成したミルフィーユ

チョコレートをまとったミルフィーユは、クーリングトンネルを通過して金属検出機へ。メリーチョコレートの製品は、どの商品においても異物混入がないかを徹底するために、必ずこの金属検出機を通すことを義務付けているそうです。

個包装では、機械1台あたりのスピードは1分間で約250個、今日は2台稼働していたので、1時間で2万個以上という速さ!次々とミルフィーユが個包装されていく様子は圧巻でした。箱詰め作業は、今日は稼働していなかったのですが、箱詰めロボットで行われているとのことでした。

ミルフィーユ
個包装されたミルフィーユ

実際に工場を見学させていただき強く感じたのは、最新の機械が効率的に生産を担う一方で、要所要所で必ず人の目や手が加えられていること。このきめ細かなチェックと手作業の積み重ねがあってこそ、メリーチョコレートの高品質なミルフィーユが守られ、私たちのもとに届けられているのだと実感しました。

出来立ての「ミルフィーユ」を実食!

工場長

いよいよお待ちかねの実食タイムです!実は工場見学の途中、工場長が直々に、ラインから流れてきたばかりの出来立て「ミルフィーユ」を特別にピックアップしてくださっていました。

気になる出来立てのミルフィーユのお味は……。わずかにパイ生地がサクサク感を増しているような気がしましたが、普段私たちが購入している包装されたものと比べても、どちらも甲乙つけがたい美味しさ!

改めて、メリーチョコレートの品質の高さに感銘を受けました。

意外な組み合わせに驚き!夏におすすめの食べ方は?

夏におすすめ

そのままでも十分に美味しいミルフィーユですが、最後に夏にぴったりなミルフィーユの新しい楽しみ方を教えていただきました。

ミルフィーユ(ストロベリー)×黒コショウ

ストロベリークリームのミルフィーユに擦りたての黒コショウをたっぷりかけて。フルーツの甘酸っぱさと、黒コショウの香りとスパイシーさが絶妙にマッチし、スイーツから大人のおしゃれなおつまみへと一転!合わせた白ワインのシャルドネとの相性は抜群でした。

ミルフィーユ(チョコレート)×チョコレートアイス

次に試したのは、メリーチョコレートの「カカオアイスデザート」との組み合わせです。このチョコレートアイスは、冷凍庫から出した時間によって食感が変わるように特別に開発されたものだそう。冷凍庫から取り出し10分ほど経つと、まるで生チョコのような口溶けに変わるのです!

ひんやり冷たいアイスとミルフィーユの組み合わせは、間違いない美味しさ!暑い夏にぴったりの、まさにご褒美デザートでした。

「ミルフィーユ」の美味しさの秘密はやはり「チョコレート」!

ミルフィーユ

最後に「ミルフィーユの美味しさの秘密はどこにあるのでしょうか?」と工場長にズバリ尋ねてみました。すると、やはりその答えは「チョコレートの美味しさ」にあるとのこと。

工場見学を通して、サクサクのパイ生地も、風味豊かなクリームも、すべてはチョコレートの美味しさを最大限に引き立たせるために計算し尽くされて作られていることを実感しました。やっぱり「チョコレートが美味しいミルフィーユ」に間違いありませんでした!

メリーチョコレートでは定番商品だけでなく、季節限定や地域限定のミルフィーユも展開されています。他のフレーバーも、きっとそのこだわりの美味しさが詰まっていることでしょう。皆さんもぜひ色々なフレーバーをに取って、その奥深さを味わってみてください!

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