日本にあるレストランの「予約」から「注文」、「支払い」まで徹底ガイド!

日本のレストランや飲食店で食事をする際、一番困ったことは何ですか?レストランの予約、注文の仕方、支払方法、整理券やウェイティングリストなどの日本の飲食店特有のシステム…。わからないことがあると、旅行中に不安を感じるだけでなく、実際に困った状態になる可能性も。そうならないため、今回は、日本の飲食店の予約や注文、支払いについて紹介します。これらを知っておくと、安心して日本の飲食店で食事ができますよ。

日本でのレストランの予約:予約サイト・アプリなどで事前に予約すれば安心! 

日本には、公式サイトから、または予約サイトやアプリ経由で予約できる飲食店やレストランがたくさんあります。なかには、電話で直接予約できるお店も。ただし、ラーメン店やファミレスなど事前予約できないお店もあるので、飲食店を訪れるときは、事前に調べておくことをおすすめします。

事前に予約サイト・アプリで予約しておきましょう

日本で飲食店の予約サイトを経由して予約するには、多くの場合、アカウントの作成が必要です。その際、日本国内の携帯電話の番号の認証が必須になっている場合も。そんな時に頼りになるのが、海外版を展開している予約サイト。海外版の予約サイトからなら、日本の携帯電話番号がなくても予約可能です。

そこで、さまざまな予約サイトの中から厳選した外国人向け予約サービスやアプリをご紹介します。クーポンが利用できるお得なサイトやサービスもあるので、どんどん活用しましょう。

日本国内で人気の予約サイト・アプリ3選

  • 食べログ (Tabelog):日本でトップクラスの飲食店掲載数、口コミ数を誇るサイト。飲食店選びの参考になる口コミや人気順のグルメランキングなどユーザーがほしい情報が満載です。対応言語は、英語、中国語(簡体字、繫体字)他。
  • ホットペッパーグルメ (HOTPEPPER GOURMET):ネット予約の可能飲食店数・利用者数・満足度などが日本でトップクラスの予約サイト。お得なクーポンがたくさん掲載されています。対応言語は、英語、中国語(簡体字、繫体字)他
  • ぐるなび (GURUNAVI):日本の主要飲食店情報サイトの一つです。飲食店が情報を更新しているため、信頼性の高い情報が得られます。対応言語は、英語、中国語(簡体字、繫体字)他

予約する際のお店選びには、口コミも参考にしたいですよね。その場合、日本語がわかるなら、多くの口コミが書き込まれた「食べログ」がおすすめです。一方、日本語がわからなくても「ぐるなび」など、料理や店内の雰囲気が写真でわかるサイトなら参考になるはず。

外国人向けの予約サービスサイト5選

  • KKday:ユニークな現地ツアーや飲食店の予約、事前決済ができるオンライン旅行代理店。お店を選ぶ際、高級レストランや食べ放題、景色が綺麗なお店など、レストランのタイプでも検索できます。対応言語は、英語、中国語(簡体字・繫体字)、タイ語、ベトナム語など6言語。
  • SAVOR JAPAN:料理人にクローズアップした日本のグルメサイト「ヒトサラ」のインバウンドメディアとして、多くの飲食店が掲載されているグルメサイト。対応言語は、英語、中国語(簡体字、繫体字)など4言語。
  • TableCheck:飲食店の台帳と連動し、リアルタイムで空席状況を確認しながら予約できるサービス。予約時にカード情報を入力するだけで、お店での面倒な支払は不要になります。対応言語は、英語、中国語(簡体字、繫体字)、タイ語、インドネシア語、マレー語、ベトナム語など18言語。
  • JPNEAZY:ミシュランの星を獲得している飲食店を中心に提携している高級飲食店を、訪日旅行者に紹介、予約、事前決済をするサービス。チャットでコンシェルジュに相談してお店を選べるのも特徴のひとつ。対応言語は英語。今後5言語を予定。
  • TABLEALL:一部の高級ホテルのコンシェルジュやカード会社のコンシェルジェデスクからのみ予約を受けていた高級飲食店の予約を可能にしたサービス。予約時に1席ごとに約8,000円(2023年9月時点)の手数料がかかります。対応言語は英語。

直接に電話やメールでお店に連絡

飲食店の予約はオンラインが便利ですが、なかにはオンライン予約を導入していないお店もあります。そんな時は、直接電話やメールで連絡すると予約ができる場合も。連絡先は、お店のホームページやgoogle mapに記載されています。もしくは、お店の公式SNSのDMで予約を受け付けてもらえる可能性も。

しかし、外国語での対応ができるお店は少ないので、日本語がわからない場合は、ホテルのスタッフにお願いしてみるのもひとつの方法です。ただし、混雑時やホテルによっては、依頼を受けてもらえない場合があるので、その点は理解しておきましょう。

予約なしで当日来店の場合

もちろん、予約なしで当日行ける飲食店もたくさんあります。その場合、日本では列に並んで待つのが一般的です。入口にウェイティングリストが置いてある場合は、名前と人数を書いて呼び出されるまで近くで待てばいいので、並ぶ必要はありません。なお、名前を書く際は、日本人スタッフが呼びやすいよう、日本語が書けるならカタカナやひらがな、またはローマ字で書きましょう。

そのほか、回転寿司をはじめ、人気の高い飲食店で導入されているのが、整理券。番号や目安となる時間などが記載されている紙が配布される場合と、QRコードが印字されているものなどがあります。QRコードが印字されている整理券は、スマートフォンで読み取って順番や目安の時間が確認できるほか、サービスによっては連絡がもらえる場合も。そのため、入店するまでの時間が有効に使えます。

日本のレストランや飲食店での注文:近年はデジタル化になった注文方法

素敵なお店を見つけても、注文方法がわからないと不安ですよね。そこで、一般的な注文方法のほか、近年増えてきた外国人が注文しやすい、セルフオーダーシステムや券売機などの注文方法とそのメリットを紹介します。

レジ・カウンター、またはテーブルで注文

日本の飲食店では、店舗形態によって異なりますが、レジやカウンターに並んで注文したり、テーブルで注文したりといった方法が一般的です。

テーブルで注文する場合、呼び出しベルを鳴らしてスタッフを呼ぶこともあります。

一方、カウンターで注文する場合、その場で料理を受け取ることもありますが、一部のお店やフードコートでは、呼び出しベルなどのデバイスが渡される場合も。その場合、ベルが鳴ったら料理を取りに行きます。

セルフオーダーシステムの導入

近年は、セルフオーダー・モバイルオーダーに対応する飲食店が増えてきました。

QRコードオーダーは、QRコードをスマートフォンで読み取り、サイトにアクセスして注文します。ただし、インターネットに繋がらないと注文できないので、店舗内の電波状況が悪い場合などもあり、注意が必要です。どうしても注文できない場合は、店員に問い合わたり、直接注文したりしましょう。

一方、回転寿司店やファミリーレストランなどで導入されているのが、テーブルに備わったタブレットでの注文。大きな画面でメニューや写真がわかりやすく表示されます。また、マクドナルドやケンタッキーなどの店舗ではセルフオーダーキオスクというタッチパネル式のセルフオーダー端末も導入。

セルフオーダーシステムは、多言語対応のものが多く、メニューと一緒に写真を見ながら注文できるため、訪日観光客にとってメニュー選びがラクになります。

券売機でチケットを購入する

そのほか、券売機で先に食券を購入し注文する方法もあります。ラーメン店をはじめ、カレー店、そば店、フードコートなどに導入されています。メニューの下にボタンが付いている「押しボタン式」と、写真付のメニューが表示され、外国語対応もしているタッチパネル式があります。お金を入れてから、注文したいメニューをタップし、選択が終わりましたら、「おつり」などのボタンを押して、食券とおつりが出てきます。

日本のレストランや飲食店での支払い:キャッシュ以外に決済方法は様々

日本のレストランや飲食店での支払いには、現金のほか、いくつかの決済方法があります。ここでは、主な支払方法、キャッシュレス決済の種類とメリットを紹介します。

支払い方法

飲食店での支払方法には、テーブル会計の場合とレジで会計する場合があります。レジで支払いすることが事前に分かっていたら良いのですが、事前に分からない場合は、伝票がテーブルに置かれているかどうかで見分けましょう。例外もありますが、伝票がテーブルの上にある場合はレジへ伝票を持っていって支払い、ない場合には店員を呼んでテーブルで支払うことが多いです。

また、セルフ決済の場合は、セルフオーダーで利用したデバイスで支払うことも可能です。なお、セルフ決済には食券制のお店同様、メニューを注文した時点で支払う前払いと飲食が終わったタイミングで支払う後払いがあります。前払いも後払いも店員を呼んだり、レジで並んだりせずに会計を済ませられるのがメリットです。

ただ、支払い方法は店舗ごとに異なりますので、分からない場合は、遠慮せず店員さんに聞いてみましょう。

決済種類

日本での主な決済手段は、現金とクレジットカード、QRコード決済(PayPayなど)、電子マネー(交通系カード)など。決済比率では、現金も高いものの最近は、現金以外のキャッシュレス決済が可能なお店が増えてきました。2021年経済産業省のキャッシュレス決済実態調査では、キャッシュレス決済を導入している飲食店は、85.4%。内クレジットカード決済導入率は、58.3%、QRコードなどのコード決済の導入率が68.4%となっています。

日本円に慣れていない訪日観光客にとって面倒な、日本円での現金決済に煩わされず、美味しい料理が味わえる機会が増えているので、次の日本旅行では心置きなく食べ歩きできますよ。

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