大ヒットアニメ『ゴールデンカムイ』の舞台として注目を集める北海道・網走(あばしり) 。地平線まで続く冬の流氷が有名ですが、実は春の芝桜、夏のひまわり、秋のサンゴ草など、1年を通じて息をのむような絶景と、オホーツク海の極上グルメに出会える穴場のエリアです。
本記事では、日本各地を取材してきた旅行メディア編集者が、網走のマストスポットを巡る1泊2日の王道モデルコースをはじめ、季節限定の絶景プラン、ご当地グルメ、月別の天気やアクセス方法までご案内します。
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網走はどこにある?北海道・網走市の地図とアクセス
網走市は、北海道の北東部、オホーツク海に面した場所に位置する港町です。
冬の流氷で知られる街ですが、世界自然遺産の知床や、阿寒摩周(あかんましゅう)国立公園、釧路湿原などを巡る道東観光の拠点としても人気。雄大な自然と歴史、グルメを一度に楽しめるのが魅力です。
主要都市・空港からのアクセス
網走観光の玄関口となるのは、網走市内から車で約30分の女満別(めまんべつ)空港。飛行機を利用すれば、北海道外からも比較的スムーズにアクセスできます。
ただし、2026年現在、国際線の定期就航はありません。
東京・羽田空港からのアクセス
東京からは、羽田空港と女満別空港を結ぶ直行便を利用するのが便利です。所要時間は約1時間50分 。空港到着後は、路線バスや知床エアポートライナーなどで網走市内まで約30分 でアクセスできます。
札幌・新千歳空港からのアクセス
札幌方面からは、飛行機・JR・レンタカーなど複数の移動手段があります。飛行機なら新千歳空港から女満別空港まで約50分。鉄道なら札幌駅からJR特急「オホーツク」で約5時間30分。レンタカーなら札幌から網走まで約5時間30分でアクセスできます。
道東周遊・市内観光の移動手段
知床や釧路、阿寒湖なども合わせて巡るなら、レンタカーが便利。広大な景色が続く道東ならではのドライブを楽しめます。
一方で、車を運転しない方でも観光は十分可能。網走市内では、主要観光施設を結ぶ網走バスの「観光施設めぐりバス」 が運行されており、博物館 網走監獄やオホーツク流氷館などの人気スポットへアクセスできます。
【1泊2日】網走を起点にオホーツクを満粋するモデルコース
Day1:通年の王道マストスポットと美食を堪能
- 13:00|女満別空港または網走駅到着:空港連絡バスやレンタカーで観光スタート。
- 14:00|「博物館 網走監獄」を見学:『ゴールデンカムイ』の世界観を感じられる代表的なスポットへ。赤レンガの歴史的建築を巡りながら、網走ならではの歴史に触れられます。
- 17:00|網走市内のホテルへチェックイン:天都山周辺のホテルなら、オホーツク海や湖を望む景色も楽しめます。夕食までの時間は周辺を散策したり、温泉で旅の疲れを癒したりするのもおすすめ。
- 18:00|網走の夜を彩る海鮮・焼肉ディナー:夕食はオホーツク海の恵みを味わえる海鮮料理や、地元で親しまれる網走和牛の焼肉を。ホタテやカニ、サケなど季節ごとの味覚とともに、ゆったりとした網走の夜を満喫しましょう。
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Day2:季節で選ぶ、限定絶景エクスカーション
網走の魅力は季節によって大きく変わります。旅の時期に合わせて、オホーツクならではの絶景スポットへ足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
プランA:【春・5月】芝桜とメルヘンの丘を巡る春旅
Ⓒ北海道観光機構
網走市街から車で約20分の大空町へ。丘一面をピンク色に染める「ひがしもこと芝桜公園」と、広大な畑の中にカラマツが立ち並ぶ「メルヘンの丘」を巡ります。春色に染まる絶景や北海道らしい風景をカメラに収めたい方にぴったり。
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プランB:【夏〜秋・6〜10月】爽快ドライブと花絶景コース
「小清水原生花園(こしみずげんせいかえん)」や「能取岬(のとろみさき)」でオホーツク海の絶景を満喫。小清水原生花園はJR釧網本線の原生花園駅や網走発の路線バスでもアクセスできます。7〜8月は、網走市街から車で5分の大曲湖畔園地(おおまがりこはんえんち)のひまわり畑、9月は能取湖サンゴ草群落地がおすすめ。
プランC:【冬・1〜3月】流氷観光砕氷(さいひょう)船おーろらと流氷体験コース
冬の主役「流氷観光砕氷船おーろら」に乗船。流氷が見られない場合は能取岬方面への海上遊覧となります。その後は「オホーツク流氷館・天都山展望台」を訪れ、網走ならではの冬景色を楽しみます。なお、船の運航状況に応じて、行程の順番を前後するのもよいでしょう。
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【厳選12選】網走周辺の必見観光スポット&ご当地グルメ
1泊2日の旅をさらに充実させる、網走周辺のおすすめスポットとご当地グルメを紹介します。
網走の観光スポット7選
1. 博物館 網走監獄(通年:歴史とアニメの聖地)
明治時代に実際に使われていた刑務所建築を保存・公開する野外歴史博物館。北海道開拓の歴史を学べるほか、『ゴールデンカムイ』の舞台としても知られ、作品ファンの聖地巡礼スポットとして人気を集めています。重要文化財に指定された建物も多く、当時の暮らしや時代背景を体感できるのが魅力。
DATA
- 住所:北海道網走市呼人1-1
- アクセス:網走駅から網走バスで約10分、「博物館 網走監獄」下車すぐ
- 営業時間:9:00~17:00
- 定休日:12月31日・1月1日
- 料金:大人1,500円、高校生1,000円、小・中学生750円
- 公式URL:https://www.kangoku.jp/(日本語・英語・繁体字・韓国語・タイ語・簡体字)
2. オホーツク流氷館・天都山展望台(通年:マイナス世界の体験とパノラマ絶景)
本物の流氷に触れられるマイナス15℃の展示室が人気。併設された天都山展望台からは、オホーツク海や網走湖、知床連山まで見渡す大パノラマが広がる。季節や時間帯によって異なる表情を見せる景色は、網走を代表する絶景のひとつ。
DATA
- 住所:北海道網走市天都山244-3
- アクセス:網走駅から網走バスで約15分、「天都山流氷館」下車すぐ
- 営業時間:季節により異なる
- 定休日:無休
- 料金:大人990円、高校生880円、小・中学生770円
- 公式URL:https://www.ryuhyokan.com/(日本語・英語・繁体字・韓国語・簡体字)
3. 道の駅 流氷街道網走(通年:お土産購入や冬の砕氷船の発着地)
網走のお土産探しに便利な道の駅。冬には流氷砕氷船おーろらの発着地となり、多くの観光客でにぎわう。レストランではオホーツクの海の幸も味わえ、観光の合間の休憩スポットとしても人気。地元ならではの特産品探しにもおすすめ。
DATA
- 住所:北海道網走市南3条東4-5-1
- アクセス:網走駅からタクシーで約5分
- 営業時間:施設により異なる
- 定休日:年末年始(12月31日~1月1日)
- 料金:無料
- 公式URL:https://hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2986/(日本語・英語)
4. ひがしもこと芝桜公園(春・5月:網走から足を延ばすピンクの絶景)
5月になると約10ヘクタールの丘陵地が鮮やかなピンク色に染まる絶景スポット。芝桜の甘い香りに包まれながら散策できる、北海道を代表する春の風景のひとつ。園内には展望台もあり、見渡す限り広がる芝桜のじゅうたんを一望できます。
DATA
- 住所:北海道網走郡大空町東藻琴末広393
- アクセス:網走駅からバスで約40分、「東藻琴」でタクシーに乗り換えて約10分※芝桜が咲く時期限定で、東藻琴(バス会社前)からひがしもこと芝桜公園まで無料の送迎車を運行(要予約)
- 営業時間:9:00〜17:00
- 定休日:なし
- 料金:大人(中学生以上)700円、子ども(小学生)300円
- 公式URL:https://shibazakura.net/(日本語・英語・繁体字・韓国語・タイ語・簡体字)
🌸絶景プロデューサー詩歩さんの撮影した「ひがしもこと芝桜公園」を見る
5. 能取岬・小清水原生花園(夏・6〜8月:海岸線の野生の花と雄大な岬)
オホーツク海を望む断崖絶壁の能取岬と、天然の花々が咲く小清水原生花園は夏の人気スポット。青い海と空、色とりどりの花々が織りなす風景は、ドライブにもぴったり。能取岬では雄大な海岸線、小清水原生花園では季節ごとに咲く野花の景観を楽しめる。
DATA(能取岬)
- 住所:北海道網走市美岬
- アクセス:網走駅からタクシーで約20分
- 営業時間:散策自由
- 定休日:なし
- 料金:無料
- 公式URL:https://visit-abashiri.jp/scenery/b1b92ba8835b04de0cdaf87843cb6d0769a68f3d.html(日本語・英語・繁体字・韓国語・簡体字)
DATA(小清水原生花園)
- 住所:北海道斜里郡小清水町字浜小清水2
- アクセス:原生花園駅から徒歩すぐ
- 営業時間:見学自由
- 定休日:なし
- 料金:無料
- 公式URL:https://www.town.koshimizu.hokkaido.jp/sightseeing/detail/00007014.html(翻訳機能あり)
6. 大曲湖畔園地(夏〜秋・7月・9月:年2回楽しめる圧倒的なひまわり畑)
夏と秋の年2回、広大なひまわり畑が出現する人気スポット。見頃には数十万本から数百万本のひまわりが咲き誇り、青空とのコントラストが美しい写真映えスポットとしても知られている。散策路も整備されており、一面のひまわりに囲まれながら歩けるのも魅力。
DATA
- 住所:北海道網走市三眺24
- アクセス:網走駅から網走バスで約7分、「大曲2」下車、徒歩約17分
- 営業時間:9:00~17:00
- 定休日:無休
- 料金:無料
- 公式URL:https://visit-abashiri.jp/scenery/c1148c70831b8242829f5c871e6fd34653ab985b.html(日本語・英語・繁体字・韓国語・簡体字)
7. 能取湖サンゴ草群落地(秋・9月:一面が真っ赤に染まる日本一の群生地)
9月頃になると湖畔一帯が鮮やかな赤色に染まる絶景スポット。日本最大級のサンゴ草群落地として知られ、秋の網走を代表する風景を楽しめます。木道が整備されているため、真っ赤に染まる湖畔を間近に眺めながら散策できます。
DATA
- 住所:北海道網走市卯原内60-3周辺
- アクセス:JR網走駅から車で約16分
- 営業時間:散策自由
- 定休日:なし
- 料金:無料
- 公式URL:https://visit-abashiri.jp/scenery/ab85b317b07f8abd9ba4c196ebddea9a9ddd65c2.html(日本語・英語・繁体字・韓国語・簡体字)
網走のご当地グルメ5選
1. 流氷ドラフト(青い色が印象的な話題性抜群の地ビール)
鮮やかな青色が目を引く網走発のクラフトビール。オホーツク海の流氷をイメージして造られており、写真映えする見た目と爽やかな飲み口で人気を集めています。旅の思い出として味わいたい、網走を代表するご当地ドリンク。
2. 海鮮丼・寿司・刺身(カニ、ホタテ、サケなどオホーツクの四季の魚介)
オホーツク海に面する網走は海鮮の宝庫。ホタテやカニ、サケ、ウニなど、季節ごとの新鮮な魚介を使った海鮮丼や寿司はぜひ味わいたい名物。
3. 網走ザンギ丼(オホーツクサーモンを使った道の駅でも食べられるご当地丼)
北海道の唐揚げ「ザンギ」とオホーツクサーモンを組み合わせたご当地グルメ。ボリューム満点ながら食べやすく、道の駅などでも気軽に楽しめます。水揚げされたばかりの海の幸ならではの濃厚な旨味も魅力。
4. 網走ちゃんぽん(新たなご当地ラーメン)
ちゃんぽんは長崎県のソウルフードですが、「網走ちゃんぽん」は長崎県雲仙市との交流から新しく生まれた料理だそう。たっぷりの野菜と、魚介の旨味がたっぷりのスープが相性抜群です。
5. 網走和牛(焼肉)
https://visit-abashiri.jp/photo/meal/96474f9ad6ca33c489ad6c664c7af36d0fce459f.html
とても軟らかく良質な味わいで、最高級A5黒毛和牛。年間の出荷が20頭~30頭というプレミアムなお肉です。焼きしゃぶや焼肉で、サッと火を通して食べるのがおすすめ。網走市内の焼肉店などで提供されています。
6. 海明け毛ガニ(春・4月ごろ限定の流氷明けのご褒美グルメ)
流氷が去り、漁が再開される春限定の味覚。身が引き締まり、濃厚なカニ味噌を味わえることから、「海明け毛ガニ」として地元でも親しまれています。春に訪れるならぜひ味わいたいご褒美グルメ。
【月別】網走旅行の天気・気候とおすすめの服装
網走は季節によって気温や景色が大きく変わります。快適に観光を楽しむために、旅行前に気候や服装の目安をチェックしておきましょう。
冬(11月〜3月)の雪の状況と、極寒に耐える防寒対策
冬の網走は冷え込みが厳しく、流氷シーズンには氷点下になる日も珍しくありません。ダウンジャケットや防寒ブーツ、手袋、帽子などを用意し、しっかりと寒さ対策を行いましょう。
春・夏・秋(4月〜10月)の気候と快適に過ごす服装の目安
春や秋は朝晩が冷え込み、5〜10℃程度まで下がることもあるため、羽織りものがあると安心。夏は比較的涼しく、最高気温でも20℃台前半と過ごしやすいものの、気温差に備えて薄手の上着があると快適に過ごせます。
まとめ:四季の魅力が詰まった網走へ旅に出よう!
歴史やアニメの舞台、美しい花々、迫力ある流氷、そしてオホーツク海の豊かなグルメ。網走には、季節ごとに異なる魅力が詰まっています。知床や釧路とあわせて巡る道東旅行の拠点としてもおすすめです。
何度訪れても新しい景色に出会える網走へ、次の北海道旅行で足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
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