さっぽろ雪まつりだけじゃない!12月~2月の北海道のおすすめ冬イベントまとめ

絶景にグルメ、温泉など、日本最北端の北海道には魅力的な冬の観光アクティビティが盛りだくさん!中でも、雪や氷の祭りを目当てに、冬の北海道を訪れる人も多いのでは?

そこで今回は札幌・さっぽろ雪まつりをはじめ、わざわざ寒い時期に行きたい道央、道北、道南、道東の4エリアのイベントを紹介します。冬の北海道旅行で体験したいものがきっと、見つかります!

※当記事に登場する情報はすべて2023年10月執筆時のものです。最新の開催情報は事前に公式サイトなどをご確認ください。

北海道の冬の平均気温は?どんな服装がおすすめ?

北海道では12月になると、多くのエリアの月平均気温が氷点下になり、3月まで寒さが続きます。10月下旬からは、道内各地で初雪が観測され始めます。ちなみに、2022年道央エリアでは10月末頃に倶知安で初雪が観測されました。11月上旬頃に初雪を迎える札幌や小樽などの中心部でも数十㎝の雪が積もることも珍しくありません。

ただし、一言北海道と言っても、日本海、太平洋とオホーツク海の3つの海に囲まれているため、地形の違いによって気候の特徴が変わってきます。

札幌、小樽 ほか
(日本海側)
釧路、函館 ほか
(太平洋側)
網走、紋別 ほか
(オホーツク海側)
旭川、美瑛 ほか
(内陸部)

冬の気候の特徴
季節風の影響を強く受け、曇りや雪の日が多い
晴れ日数が最も多い季節で、積雪量が比較的に少ない
中間的な特徴を持ち、晴れる日が多い
冬は流氷が接岸 道内でも特に寒いエリア。寒暖の差が激しく、最低気温が-20℃を下回る日も

月平均気温
① 12月
② 1月
③ 2月

【札幌】
① -0.9℃
② -3.2℃
③ -2.7℃ 

【釧路】
① -1.9℃
② -4.8℃
③ -4.3℃

【網走】
① -2.4℃
② -5.1℃
③ -5.4℃

【旭川】
① -4.2℃
② -7.0℃
③ -6.0℃

出典:気象庁ホームページ
※すべて平年値(年・月ごとの値)

札幌(石狩地方)
釧路(釧路地方)
網走(網走・北見・紋別地方)
旭川(上川地方)

ライトアップや夜の花火が多い冬の北海道のイベントに参加する場合、夜遅くまで室外にいる場合が予想されるので、雪が降っていても寒さをしのげる防寒性に優れたダウンアウターや防水性の高いパンツをコーディネートに取り入れることがおすすめ。

マフラー、手袋、帽子などでの防寒対策、雪で滑らないよう滑り止め付きの靴を履くのも忘れないようにしましょう。

【道央エリア】冬の観光におすすめのイベント

【札幌市】さっぽろ雪まつり

北海道三大冬まつりのひとつと数えられる「さっぽろ雪まつり」は、毎年200万人以上が訪れる札幌の冬の一大イベント。5基の大雪像を中心に、約100基の雪氷像が展示される「大通会場」、氷彫刻や氷像が並ぶ「すすきの会場」と、巨大滑り台やトンネルなどの体験コンテンツが楽しめる「つどーむ会場」の3つの会場で構成されます。

中でも1974年から続く国際雪像コンクールが目玉イベント。世界各地の精鋭チームが札幌に集結し、祭り期間中に雪像を制作し競い合うというもの。大通会場では、雪像の制作風景を間近で見ることができます。

  • 開催場所:
    【大通会場】札幌市中央区大通西1丁目~西12丁目
    【つどーむ会場】札幌市東区栄町885番地1 札幌市スポーツ交流施設「つどーむ」
    【すすきの会場】札幌市中央区南4条通~南7条通までの駅前通
  • 開催期間:例年2月4日~2月11日
    ※2024 は全会場共通して2月4日~2月11日
  • 最寄り駅:JR「札幌駅」、札幌市営地下鉄「すすきの駅」・「大通駅」 ほか
  • 公式サイト:https://www.snowfes.com/

【札幌市】定山渓温泉 雪灯路

札幌駅から直行バスで約1時間でアクセスできる温泉地、定山渓温泉。定山渓神社で開催されるスノーキャンドルイベント「雪灯路」では、温泉街の人たちが雪で作った2,000個のスノーキャンドルの灯りが境内を飾ります。このスノーキャンドルに願い事をして火を灯し、雪塔まで消えずに運び置けば、願いが叶うのだそう。

毎年設けられるハートマークを模した撮影スポットは、行列ができるほど大人気。会場周辺には露天風呂や貸切風呂を完備する宿が多数あり、温泉を目当てに一泊するのもおすすめです。

  • 開催場所:札幌市南区定山渓温泉東3丁目 定山渓神社
  • 開催期間:例年1月下旬~2月上旬頃
    ※2024年は1月27日〜2月3日
  • 開催時間:18:00~21:00
  • 料金:協力金500円(定山渓エリア宿泊者は無料)
  • アクセス:JR札幌駅より直行バス「かっぱライナー号」で約60分
  • 公式サイト:https://jozankei.jp/event/yukitouro/

【小樽市】小樽雪あかりの路

小樽市街中心部の6つの会場をメインに開催される「小樽雪あかりの路」。煉瓦造りの建造物が立ち並ぶ小樽運河では、水面に浮かぶ200個の浮き球キャンドルや散策路のスノーキャンドルが映える「運河会場A」に加え、スノーキャンドルやスノーオブジェが設置された「運河会場B」が2つ雰囲気の異なる空間を演出します。

非日常な体験がしたいなら、運河会場から歩いて約5分離れた場所にある「手宮線会場」へ。1880年に開通した鉄道廃線の線路などの鉄道施設が今もなおそのまま残り、スノートンネルを潜り抜けることができます。

  • 開催場所:
    【運河会場A&B】小樽市港町5 小樽運河浅草橋~中央橋、中央橋~龍宮橋
    ほか商店街、学校、病院など、小樽市内各会場
  • 開催期間:例年2月中旬頃
    ※2024年は2月10日〜2月17日(予定)
  • 開催時間:17:00~21:00
  • 最寄り駅:JR「小樽駅」
    ※天狗山会場までは小樽駅前から北海道中央バスで約17分
  • 公式サイト:http://yukiakarinomichi.org/

【道北エリア】冬の観光におすすめのイベント

【旭川市】旭川冬まつり

北海道三大冬まつりのひとつの「旭川冬まつり」。高さ20mを誇る世界最大級の大雪像を中心に、市民が作った雪像や氷彫刻作品が競い合うように並びます。大雪像を利用したプロジェクションマッピングや、音楽パフォーマンスを鑑賞できるステージから、大雪像滑り台や雪でつくった巨大迷路までが設置されます。どう何各地のグルメを提供するキッチンカーも多く出店し、家族全員が楽しめる内容満載です。

期間中の夜は花火の打ち上げが行われ、ライトアップされた会場を幻想的な雰囲気に包みます。同時期に場内で開催される「氷彫刻世界大会」と旭川動物園で行われる「雪あかりの動物園」も合わせてチェックしてみて。

  • 開催場所:旭川市常磐公園 石狩川河川敷
  • 開催期間:例年2月上旬頃
  • 開催時間:09:00~21:00(最終日~20:00)
  • アクセス:JR「旭川駅」から無料シャトルバスで約10分
  • 公式サイト:https://asahikawa-winterfes.jp/

【上川郡】層雲峡温泉氷瀑まつり

北海道三大冬まつりのひとつで、日本夜景遺産にも認定されている「層雲峡温泉氷瀑まつり」。広さ12,000㎡の会場に、巨大なメイン氷像やトンネルなどが七色の光でライトアップされます。目で楽しめるものだけでなく、椅子からテーブルまで氷で作られた「北の氷酒場」など、体験型イベントも目白押しです。

祭りに来たらゲットしたいのが、写真ハウスで無料記念を撮影した人にもらえる「極寒証明書」。寒い時期に来場したことの証として、旅の思い出としても最適。花火の打ち上げもあるので、観覧席や展望台で鑑賞しましょう。

  • 開催場所:上川郡上川町層雲峡温泉 特設会場
  • 開催期間:例年1月下旬~3月中旬頃
  • 開催時間:17:00~21:30
  • 料金:協力金500円
  • アクセス:JR「上川駅」から道北バスで約35分
  • 公式サイト:https://sounkyo.net/hyoubaku/

【美瑛町】青い池・白ひげの滝ライトアップ

青い池の水面が凍結し、一面白銀の世界に!夏のエメラルドグリーンとは打って変わり、秋から冬にかけては一面雪で覆われた池を舞台に「青い池ライトアップ」が行われます。様々な照明パターンで照らし、立ち枯れのカラマツとともに約10分間に及ぶライトアッププログラムは、 眼福の一言に尽きます。

旅程に余裕があれば、車で約5分離れた場所にある白ひげの滝へ。ここのライトアップは通年で行われますが、12月~2月頃に気温が氷点下になる日にのみ氷瀑が見られます。湧き出す水により変化する氷瀑の形や霧氷、自然が作り出す芸術に感動すること間違いなしです。

  • 開催場所:上川郡美瑛町白金 白金青い池
  • 開催期間:例年11月1日~翌年4月30日
  • 点灯時間:月によって異なります
  • アクセス:JR「美瑛駅」から青い池まで道北バスで約20分
  • 公式サイト:https://www.biei-hokkaido.jp/ja/

【道南エリア】冬の観光におすすめのイベント

【函館市】五稜星の夢イルミネーション

函館のランドマーク的存在、五稜郭公園・五稜郭タワー。堀の周りを2,000個の電球で飾る「五稜星の夢イルミネーション」は期間中毎日点灯し、灯りで星形が浮かび上がります。公園の周遊路を散歩しながらイルミネーションを眺めるのはもちろん、展望台に上って上空から見下ろすのもおすすめです。

特に、雪が積もった日には、冬の函館ならではの風情ある夜景が楽しめます。期間中は五稜郭タワーのアトリウムでもイルミネーションを開催。

  • 開催場所:函館市五稜郭町43-9
  • 開催期間:例年12月上旬~翌年2月末
  • 点灯時間:日没〜19:00
  • アクセス:JR「五稜郭駅」から五稜郭公園入口まで函館バスで約15分
  • 公式サイト:https://www.goryokaku-tower.co.jp/

【河東郡】十勝川温泉 彩凛華®

十勝川温泉に毎年飛来する白鳥にちなんで開催される「彩凛華」。三角錐に覆われた約600個の電球やLEDはすべて舞台用の照明コントロールシステムにより操作され、最大5.4mのシンボルタワーや大小様々な光のオブジェが音にあわせて幻想的な世界へと導いてくれます。

温泉街から会場へ森の中に作られた光の回廊「光のアリー」を通った先には、満開の「冬桜」が出迎え。特設展望台からは、光のトンネルなどフォトジェニックな撮影スポットが眼下に広がります。

  • 開催場所:河東郡音更町十勝川温泉北14丁目 十勝が丘公園
  • 開催期間:例年1月下旬~2月中旬頃
    ※2024年は1月27日~2月18日
  • 開催時間:19:00~21:00
  • アクセス:JR「帯広駅」から十勝バスで約30分、「ガーデンスパ十勝川温泉」下車後徒歩約10分
  • 公式サイト:http://www.tokachigawa.net/event/sairinka.html

【道東エリア】冬の観光におすすめのイベント

【釧路市】阿寒湖氷上フェスティバルICE・愛す・阿寒 冬華美

マイナス20℃の阿寒湖の氷上に花火が打ちあがる「阿寒湖氷上フェスティバルICE・愛す・阿寒 冬華美」。昼間は氷上を巡るスノーモービルやバナナボートを満喫、夜は甘酒、ホットミルクを飲みながら打ち上げまでの時間を過ごすのがツウな楽しみ方。夜空に大輪の花を咲かせる花火が大迫力です!

北海道の先住民族であるアイヌ民族による儀式やパフォーマンスも必見。火の神様を迎え入れる「火の儀式」を間近に目に焼き付け、北海道らしい伝統とアクティビティを贅沢に堪能しましょう。

  • 開催場所:釧路市阿寒町阿寒湖温泉 阿寒湖氷上特設会場
  • 開催期間:例年2月1日~3月2日
    ※花火大会「冬華美」のみ3月19日まで
  • 開催時間:19:30~(花火の打ち上げは20:00~)
  • アクセス:JR「釧路駅」から完全予約制の観光送迎バスで約2時間
  • 公式サイト:https://www.tsurugagroup.com/plans/fuyu_hanabi/

北海道ならではの冬のイベントを体験しよう!

冬の北海道では、雪や氷を活かした幻想的なライトアップや花火など、北海道ならではのイベントが盛りだくさん。お目当てのイベントを北海道旅行の旅程に組み込んでみては?

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