長崎県は、歴史的な建物や美しい景色がたくさんあることから、多くの映画やドラマの舞台、ロケ地になっています。最近でも、軍艦島が物語の鍵となる日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』や、美味しい食べ物を探して旅をする『劇映画 孤独のグルメ』など、話題の作品が長崎で撮影されました。
本記事では、長崎を舞台にしたドラマ&映画作品とそのロケ地を詳しくお届け!長く愛される名作から最新作まで、作品の世界を感じられるおすすめのスポットを紹介します。
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長崎がドラマ・映画のロケ地として人気の理由
長崎が多くの撮影場所に選ばれる理由の一つとして、日本と中国、そしてオランダの文化が混ざり合った、外国のような雰囲気ある街並みが挙げられるでしょう。レンガの壁や石畳の坂道、古い中国風のお寺などが街のあちこちにあり、どこを撮っても絵になります。
また、海に囲まれ、すぐ近くに山がある独特な地形が生み出す、坂道と港が見える立体的な風景も魅力。坂の上に建つ家の明かりがキラキラと輝く夜景は、物語をとてもロマンチックにしてくれます。
さらに、世界遺産にもなった軍艦島や自然豊かな五島列島といった、離島の圧倒的なロケーションも外せません。歴史の重みと自然の美しさが一度に味わえる長崎は、新しい物語を作るのにぴったりのステージといえます。
では早速、長崎が舞台になった作品と、そのロケ地となった各スポットを見ていきましょう。
長崎市内:『海に眠るダイヤモンド』の象徴的舞台
『海に眠るダイヤモンド』は、1955年からの石炭産業で活気があった長崎県の端島(軍艦島)と、現代の東京を舞台にした、70年にわたる愛と友情、そして家族の物語です。昔の端島で明るく生きる鉄平(神木隆之介)と、現代の東京でやる気のない日々を過ごす玲央(神木隆之介)の人生が、不思議な縁でつながっていきます。激しい時代の変化を生き抜いた人たちの思いが、現代へと受け継がれていく様子を描いた、感動的な人間ドラマです。
軍艦島(端島)
©長崎県観光連盟
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同ドラマを象徴する場所。最終回では鉄平といづみ(宮本信子)が島に上陸する大切なシーンが撮影されました。かつては世界一の人口密度を誇るほど賑わっていましたが、今は誰も住んでいない廃墟の島となっており、その独特な風景が物語に深い印象を与えています。上陸ツアーに参加すれば、当時の栄えていた様子を近くで見ることができるでしょう。
- 住所:長崎県長崎市高島町端島
- アクセス:長崎港から出ている軍艦島上陸ツアーの船に乗って約40分(予約必須)
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浦上天主堂
鉄平と親友の賢将(清水尋也)が再会するシーンや、現代の玲央といづみが島へ行く前に立ち寄るシーンで、教会の建物の中が登場しました。大正時代に完成したときは、レンガ造りでは東洋一の大きさを誇る立派な教会だったそうですが、原爆により壊滅。今の建物は、戦後に信者たちが力を合わせて再建したものです。
- 住所:長崎県長崎市本尾町1-79
- アクセス:路面電車「平和公園」から徒歩約8分
長崎新地中華街
©長崎県観光連盟
第1話で、いづみに連れられた玲央が、長崎名物の「ちゃんぽん」を食べるために訪れた場所。江戸時代の中ごろ、中国からの荷物を置く倉庫を作るために海を埋め立ててできた歴史ある街で、日本三大中華街の一つに数えられています。
- 住所:長崎県長崎市新地町
- アクセス:路面電車「新地中華街」からすぐ
五島列島: 『孤独のグルメ』 『舞いあがれ!』で話題の離島ロケ地
続いては、『孤独のグルメ』 『舞いあがれ!』で話題の五島列島を深掘りしていきます。
堂崎教会、宮の浜海水浴場(孤独のグルメ)
松重豊さんが演じる井之頭五郎が、最高のスープを求めて世界を旅する『劇映画 孤独のグルメ』。物語の鍵を握る重要な舞台として、長崎県五島市が登場します。
五郎がスープのヒントを求めて島を歩き回るシーンで通り過ぎるのが、赤いレンガが美しい「堂崎教会」。1908年に完成したこの教会は、五島で最初に建てられた天主堂の歴史を受け継ぐ荘厳な建築で、国の重要文化財にも指定されています。
また、五郎さんがSUPで海を渡るシーンに登場する「宮の浜海水浴場」は、透き通る青い海が楽しめる人気スポットです。海を眺めながらのバーベキューも楽しめることから、島民や帰省客、観光客に親しまれています。
そして、ファンなら絶対に見逃せないグルメスポットが、奈留島にある「みかんや食堂」。五郎が五島で唯一食事をした場所で、名物の「唐揚げちゃんぽん」を堪能しました。サクサクの唐揚げが大胆にのった野菜たっぷりの一杯をぜひ味わってみてください。
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- 住所:
長崎県五島市奥浦町2019(堂崎教会)
長崎県五島市奈留町(宮の浜海水浴場)
長崎県五島市奈留町浦409-1(みかんや食堂) - アクセス:
福江港から車で約20分(堂崎教会)
奈留港から車で約10分(宮の浜海水浴場)
奈留港から徒歩約19分(みかんや食堂)
魚津ヶ崎、大瀬埼灯台(舞いあがれ!)
©長崎県観光連盟
ドラマ『舞いあがれ!』は、ヒロインの舞(福原遥)が五島列島で伝統的な「ばらもん凧」と出会い、大空への憧れを強く抱く姿を描いた物語です。五島の力強い自然が、ヒロインの心の成長を支える大切な背景として描かれています。
舞が子供のころ、島の人たちと力を合わせて大きな凧を揚げた感動的なシーンの舞台となったのが「魚津ヶ崎(ぎょうがさき)公園」です。目の前にはコバルトブルーに輝く美しい海が広がり、季節ごとに色とりどりの花が咲き誇る絶景スポット。園内にある「花笑みきくや」には、ドラマに登場した凧の製作者が手がけた、直径2mもの巨大なばらもん凧が飾られており、その迫力を間近で感じることができます。
大瀬埼灯台©長崎県観光連盟
また、大人になった舞たちが大切な人を捜しに行くシーンに登場するのが、切り立った崖の上に立つ白い「大瀬埼灯台」。”日本の灯台50選”にも選ばれているこの場所は、映画『悪人』の重要なシーンが撮影されたことでも知られる有名な聖地です。
圧倒的なスケール感を持つ五島の自然は、物語の節目を彩る重要なロケーション。灯台までの道は駐車場から20分ほどですが、かなり険しい山道のため、歩きやすい靴を用意して、ぜひ明るい時間帯に訪れてみてください
- 住所:
長崎県五島市岐宿町岐宿(魚津ヶ崎)
長崎県五島市玉之浦町玉之浦(大瀬埼灯台) - アクセス:
福江港から車で約25分(魚津ヶ崎)
福江港から車で約50分(大瀬埼灯台)
眼鏡橋:『君が心をくれたから』にも登場する長崎市街のシンボル
主人公の雨(永野芽郁)と、彼女がかつて愛した太陽(山田裕貴)が再会し、切なくも温かい時間が流れるラブストーリー。五感を失っていくという過酷な運命にある雨と、彼女を必死に支える太陽の純粋な愛を、長崎のどこか懐かしい風景が優しく包み込みます。
眼鏡橋
©長崎県観光連盟
雨と太陽が、長崎の夏の伝統行事「精霊流し」に遭遇するシーンなど、物語の重要な場面で何度も登場する眼鏡橋。1634年に架設された日本最古のアーチ型石橋であり、国の重要文化財にも指定されています。東京の日本橋、山口の錦帯橋と並び「日本三名橋」の一つに数えられる、長崎を代表する歴史的ランドマークです。水位が低い時には階段で川縁まで降りることができ、護岸に埋め込まれた「ハートストーン」探しは、恋愛成就のパワースポットとしても知られています。
- 住所:長崎県長崎市魚の町と諏訪町の間
- アクセス:路面電車、「市役所」から徒歩約4分
オランダ坂
©長崎県観光連盟
雨と太陽が赤い傘を差して歩く、ポスタービジュアルのような美しいシーンが撮影された場所。坂の入り口に建つ水色の洋館「東山手甲十三番館」は、雨が祖母・雪乃(余貴美子)と暮らす自宅として登場しました。かつて長崎の人々が、居留地に住む西洋人を親しみを込めて「オランダさん」と呼んでいたことが名前の由来。石畳の坂道と洋風住宅が立ち並ぶ東山手地区は、今も居留地時代の面影が色濃く残り、異国情緒あふれる静かな散策を楽しめます。
- 住所:長崎県長崎市東山手町
- アクセス:路面電車「メディカルセンター」から徒歩約4分
九十九島
©長崎県観光連盟
雨が離れて暮らす母・霞美(真飛聖)と電話で話すシーンなどに、「九十九島観光公園」が登場しました。約4.7ヘクタールの広大な芝生が広がる「眺望の丘」からは、200以上もの島々が海に浮かぶ九十九島のパノラマを、これまでにない圧倒的なスケールで見渡せます。日中のダイナミックな絶景はもちろん、水平線へ沈む夕日の美しさでも知られる佐世保屈指の名所
です。公園内にある九十九島のモニュメントは、旅の記録を残すためのフォトスポットとしても人気を集めています。
- 住所:長崎県佐世保市野崎町1746
- アクセス:佐世保駅からバスに乗って約45分、「九十九島観光公園」で降りてすぐ
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佐世保:『坂道のアポロン』青春物語の舞台になった港町
1960年代後半の佐世保を舞台に、転校生の薫(知念侑李)と少し怖そうだけど心優しい千太郎が「ジャズ」(中川大志)という音楽を通して友情を深めていく物語。米軍基地の影響を受けて独自の文化が育まれた、異国情緒あふれる港町の雰囲気が作品を彩ります。恋や将来の悩み、そして大好きな音楽に情熱を燃やす少年たちの姿が、まぶしく描かれた作品です。
白浜海水浴場
©長崎県観光連盟
水平線まで青く澄んだ海と白い砂浜のビーチが広がる、佐世保市で一番大きな海水浴場。薫たち3人が海で楽しく遊ぶシーンや、不良に絡まれるヒロインの百合香(真野恵里菜)を助け、初めて出会う大事な場面で撮影されました。夕暮れ時には空が鮮やかなオレンジ色に染まる絶景が見られるため、多くの観光客やカメラマンも訪れる人気のスポットとなっています。
- 住所:長崎県佐世保市俵ヶ浦町3506
- アクセス:JR佐世保駅からバスに乗って約50分、「俵浦郵便局前」で降りて歩いて15分
黒島天主堂
物語のクライマックス、薫と千太郎が感動の再会を果たすシーンで登場します。江戸時代の厳しい弾圧に耐えた潜伏キリシタンの子孫たちが、自分たちの手で40万個ものレンガを積み上げて作ったとされており、国の重要文化財にも指定された教会です。中に入ると木の温もりが感じられるでしょう。
- 住所:長崎県佐世保市黒島町3333
- アクセス:相浦港からフェリーに乗って約50分、島の黒島白馬港から歩いて約30分(見学には事前の連絡が必要です)
グラバー園: 『アオハライド』学園作品にも映える長崎定番ロケ地
中学時代に好きだった洸(東出昌大)と、高校で再会した双葉(本田翼)が、一度は離れてしまった心を再び近づけていく青春ラブストーリー。キラキラと輝く青春の喜びと、思い通りにいかない切なさを抱えながら、仲間たちと一緒に少しずつ前向きに進んでいく姿を瑞々しく描いています。
グラバー園
©長崎県観光連盟
修学旅行のシーンで登場。地元高校生もエキストラとして約40名参加したそうです。長崎港の大パノラマを見下ろす南山手の丘にあり、明治時代の貴重な洋館が立ち並ぶ、長崎屈指の観光名所。園内の石畳には「ハートストーン」が隠れており、触れて願い事をすれば恋が叶うという伝説が残されています。
- 住所:長崎県長崎市南山手町8-1
- アクセス:路面電車「大浦天主堂」から徒歩約7分
大浦展望公園
洸とお母さんの大切な思い出を振り返る、切ない回想シーンの撮影が行われた公園。居留地の風情が残る「祈念坂」を登りきったところにあり、夜には世界新三大夜景に選ばれた街の明かりがきれいに見える静かなスポットです。公園の脇には傾斜45度もある急な坂道が続いており、かつての住民が利用していた生活道路として、長崎の坂の暮らしを体感できます。
- 住所:長崎県長崎市相生町16
- アクセス:路面電車「大浦天主堂」から徒歩約15分
稲佐山展望台
©長崎県観光連盟
物語の最後を飾る、感動的な朝焼けのシーンが撮影された特別な場所です。スタッフは夜中の2時から準備を始め、5月の早朝という非常に寒い環境の中で撮影が行われたのだとか。世界的に認められた「1,000万ドルの夜景」はもちろん、山頂から望む朝の光に包まれる景色も、二人の想いが重なる名場面を美しく演出しています。
- 住所:長崎県長崎市稲佐町
- アクセス:
ロープウェイ淵神社駅搭乗から山頂まで約5分(ロープウェイ利用の場合)
スロープカー稲佐山中腹駅搭乗から山頂まで約8分(スロープカー利用の場合)
長崎ロケ地巡りで、名作の世界を体感しませんか?
映画やドラマの感動的なシーンが生まれた場所を実際に歩いてみると、物語の思い出が鮮やかによみがえってきますよね。外国のような街角や、大自然が広がる離島など、長崎には自分が物語の主人公になったような気分を味わえる場所がたくさんあります。この機会にぜひ、あなただけの素敵な思い出を作りに出かけてみてくださいね。
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