人気まんが『ドラえもん』の原作者である 藤子・F・不二雄(本名:藤本弘)先生は、富山県高岡市の出身。高岡の街を歩けば、先生のまんが家としての原点をたどるギャラリーや、ここでしか見られないモニュメント、ドラえもんたちが遊ぶ公園などのスポットに出会えます。さらに、富山限定のドラえもんのお土産も要チェック。初めての富山旅行でも安心して効率よく『ドラえもん』の原作者である 藤子・F・不二雄先生のふるさとを巡れるモデルコースを、富山出身の取材ライター・岩井ななが徹底レポートします。
富山が『ドラえもん』ファンにとって特別な場所である理由
富山が『ドラえもん』ファンにとって特別な場所である理由は、藤子・F・不二雄先生が1933年に富山県高岡市で 誕生し、本格的にまんが家になるために、1954年に20歳で上京するまでを富山で過ごしたことから。
現在は、高岡市と射水市を結ぶ路面電車、万葉線の「ドラえもんトラム」が運行され、高岡市の街なかには 高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー も開設。ドラえもんに出会える街として人気を集めています。昔からのファンはもちろん、初めて訪れる人でもドラえもんの魅力を感じワクワクできるでしょう。
おすすめスポット①高岡おとぎの森公園
ドラえもんファンなら外せないのが、高岡市にある「高岡おとぎの森公園」です。芝生の上には、ドラえもん・のび太・しずかちゃん・ジャイアン・スネ夫が勢ぞろい。作品の世界からそのまま飛び出してきたようなドラえもんたちのモニュメントが設置されています。
『ドラえもん』のまんがやアニメにも登場する、空き地に置かれた土管の筒に腰掛けるジャイアンが特に作品の中からそのまま出てきたような親しみやすさを感じます。
公園は24時間開いているので、朝でも夕暮れ時でも、お好きな時間に訪れられるので観光の合間に立ち寄るにはぴったりです。
おすすめスポット②高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー(高岡市美術館2階)
高岡市美術館の2階にある「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」は、藤子・F・不二雄先生の生涯や創作の歩みをたどりながら、『ドラえもん』をはじめとする作品の原画や資料、先生が実際に使用していたベレー帽や上京する時に持っていったと思われる鞄などの愛用品を見ることができる施設です。ファンなら思わず胸が高鳴る展示内容です。
展示室内は撮影禁止ですが、撮影可能であるエントランスに設置されたどこでもドアや、展示の最後にある開館10周年記念フォトパネルは絶好のフォトスポットです。
高岡銅器で制作された初期のドラえもんのブロンズ像もあり、その愛らしいフォルムに思わず見入ってしまいます。
ライブラリースペースでは、藤子・F・不二雄先生の作品にじっくり浸りつつ休憩もできます。ここでは飲食はできませんが、高岡市美術館の地階には休憩コーナーもあります。
館内ショップでは、駅のなかのショップでは見かけない、ここでしか手に入らない限定グッズを販売。ドラえもんの形を細部まで再現したお煎餅をはじめ、ノートやピンバッジなどのオリジナルアイテムも充実しています。
- 住所:富山県高岡市中川1-1-30
- アクセス:志貴野中学校前電停から徒歩約10分
- 営業時間:09:30~17:00 (最終入場は16:30)
- 休館日:月(※月が祝・休日の場合は開館し、翌平日に休館)、年末年始(12月29日~1月3日)
- 料金:一般・大学生500円
おすすめスポット③ドラえもんトラム(路面電車)
ドラえもんファンに限らず、高岡を訪れたなら一度は乗ってみたいのがドラえもんトラム。ドラえもんをイメージした特別デザイン車両の路面電車で、高岡駅から射水市内を結ぶ万葉線を走っています。
天井にはタケコプターを使って飛ぶドラえもんたち、車内にはドラえもんの四次元ポケットから出てくるひみつ道具の数々が描かれています。
さらに、吊り革にもドラえもんやドラミちゃんのモチーフがあり、細かなデザインにまでドラえもんの世界観が散りばめられていて、移動時間そのものがワクワクした瞬間になります。
運行本数は限られているため、事前に万葉線ドラえもんトラムの時刻表をチェックしておくのがおすすめです。毎週水曜はメンテナンスのため運行していないのでお気をつけください。
- 運行時間:06:00台〜19:00台
- 運休:水
- 料金:大人200円〜350円
おすすめスポット④ドラえもんの散歩道
高岡駅に降り立ったら、まず立ち寄りたいのが、ドラえもんと仲間たちの躍動感あふれるモニュメントが並ぶ「ドラえもんの散歩道」。場所は高岡駅の北口(古城公園口)を出てすぐ、道を渡った目の前です。
駅2階のコンコースを通ってアクセスすれば、雨や雪の日でもほとんど濡れずに向かえ、天候が変わりやすい北陸でも安心して楽しめます。
屋外に設置されているので、時間を気にせず自由に見学できるのも魅力。
それぞれのキャラクターを正面からはもちろん、後ろ姿までじっくり眺められ、細かな造形のかわいらしさを堪能できます。思わず写真を撮る手が止まらなくなる、ファン必訪のフォトスポットです。
- 住所:富山県高岡市末広町1-8
- アクセス:高岡駅から徒歩約1分
おすすめスポット⑤ドラえもんポスト
見学するだけでなく、実際にメッセージを投函できるドラえもんポストは、あいの風とやま鉄道「高岡駅」の改札を出てすぐ、南北自由通路に設置されています。大人の背丈をゆうに超える存在感で迎えてくれます。
このポストは、藤子・F・不二雄先生の生誕80周年を記念して制作されました。近くのお土産店でハガキを購入し、駅構内のコンビニで切手を用意すれば、その場で旅の思い出を綴って投函できます。富山での藤子・F・不二雄先生関連スポット巡りの記念に、大切な人や未来の自分へ手紙を送ってみてはいかがでしょうか。
届いた郵便物には限定の消印が押されるので、手元に届いたときにも藤子・F・不二雄先生のふるさとを思い出せます。
- 住所:富山県高岡市下関町6-1(高岡駅構内)
ドラえもん関連のお土産紹介
富山でのみ購入できるドラえもん関連のグッズやお菓子などお土産のなかからおすすめをピックアップしました。
ドラえもんせんべい
高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーを訪れた記念に、ぜひ手に取りたいのが「ドラえもんせんべい」。日本の定番おやつであるせんべいをドラえもんの形に焼き上げた、思わず目を引くかわいらしい一品です。日本らしさを感じられるドラえもんのお土産としておすすめです。
- 購入場所:高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー ギャラリーショップ
- 価格:1,600円
※2026年3月現在
富山・高岡限定ドラえもん商品
富山・高岡エリアでのみ購入できる、限定デザインの封筒やハガキは、かさばらず持ち帰りやすいお土産です。また、地元名物グルメの高岡コロッケとドラえもんがコラボレーションしたストラップなどユニークなアイテムも。
- 購入場所:クルン高岡(高岡駅内お土産ショップ)
- 価格:ドラえもんトラムお祝い袋220円、ドラえもん富山ポストカードセット500円、ドラえもんビーズマスコット550円
※2026年3月現在
富山名物 白えび煎餅×ドラえもんのコラボ商品
富山県民に親しまれている定番の白えび煎餅「しろえび紀行」のドラえもんバージョンも人気です。外箱だけでなく個包装のパッケージまでかわいらしい上に、中にはオリジナルデザインのドラえもんのシールつき。富山の名物を味わいながらドラえもんの世界観も楽しめる、一石二鳥のお土産です。
- 購入場所:クルン高岡(高岡駅内お土産ショップ)
- 価格:ドラえもん しろえび紀行(箱入2枚×18袋])1,296円
※2026年3月現在
藤子・F・不二雄先生のふるさと・高岡観光のモデルコース
点在する藤子・F・不二雄先生の関連スポットは半日〜1日で楽しく巡ることができます。ここでは、先生のふるさと・高岡を巡るモデルコースを、公共交通機関と車の2パターンでご紹介します。
公共交通機関で行くモデルコース
高岡駅を起点に、徒歩や路面電車、バスを利用して巡るコース。駅前にはホテルも多いため前泊しておくと、ゆったり観光を楽しめます。
駅前のドラえもんの散歩道を見たあとは、万葉線に乗車し「志貴野中学校前電停」で下車。徒歩約10分で高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーに到着します。
ギャラリーから高岡駅までは徒歩約20分。途中の交差点には、高岡銅器の技術で作成された藤子・F・不二雄作品のキャラクターモニュメントが設置されているのでぜひ注目してみてください。
その後、JR城端線で1駅の新高岡駅へ移動し、徒歩約15分で高岡おとぎの森公園へ。食事やカフェを挟みながら、約3〜4時間で巡ることができます。
車(レンタカー/チャーター)で行くモデルコース
レンタカーやタクシーチャーターなら移動がスムーズ。高岡駅や新高岡駅から出発し、高岡おとぎの森公園や高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーを効率よく巡れます。氷見や砺波など周辺の観光地にも立ち寄りやすく、1日観光にもおすすめです。
富山へのアクセス
富山・高岡へは、飛行機や新幹線など複数のアクセス方法があります。北陸新幹線が開通して首都圏や関西圏からの移動にも便利で、旅の出発地やスケジュールに合わせて、最適なルートを選択できます。
小松空港から
石川県の玄関口である小松空港から富山方面へ向かう場合は、バスや鉄道を組み合わせて移動します。小松空港から小松駅までバスで約12分。そこから北陸新幹線で利用すれば、約30分で新高岡駅に到着します。新高岡駅から高岡駅へは電車で約4分です。
東京から(新幹線・利用可能なJRパス情報)
東京から富山方面へは、東京駅から北陸新幹線を利用するのが最も便利です。最速で新高岡駅まで約2時間30分で到着します。訪日旅行者の場合は、日本全国のJR線が乗り放題になるJRパス「ジャパン・レール・パス」が利用可能です。
大阪・京都から(新幹線・利用可能なJRパス情報)
関西エリアから富山に向かう場合は、新大阪駅または京都駅から特急「サンダーバード」で敦賀駅へ向かい、そこから北陸新幹線に乗り換えるルートが一般的です。所要時間はおよそ2〜2時間30分。
訪日旅行者は「ジャパン・レール・パス」のほか、東京~北陸~大阪間を周遊できるJRパス「北陸アーチパス」も利用でき、富山・金沢など周辺都市の観光にも便利です。
『ドラえもん』の作者 藤子・F・不二雄先生のふるさと 富山・高岡散策を楽しもう!
富山県高岡市を訪れたなら、『ドラえもん』の作者である 藤子・F・不二雄先生ゆかりの地を巡り、20歳で上京されるまでの足跡をたどりながら、先生のまんがの原点をたっぷり感じてみてください。ギャラリーやトラム、お土産など、さまざまな形で作品の魅力に触れられ、日本での時間がより充実したひとときになるはずです。
高岡おとぎの森公園 のモニュメントなど、まるでドラえもんと仲間たちに会えたかのような体験ができるフォトスポットもあります。ぜひ市内を巡りながら、ドラえもんたちと過ごすような特別な時間を楽しんでみてください。
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