石川県の人気観光地・金沢を訪れるなら、見どころを効率よく巡りたいもの。本記事では、日本三名園のひとつ兼六園や金沢城、海鮮をはじめとした食事が楽しい近江町市場、昔ながらの街並みが残り風情あるひがし茶屋街、現代アートやフォトスポットが楽しめる金沢21世紀美術館など、金沢観光で外せない名所を網羅。さらに地元民目線の穴場スポットやSNSで話題のグルメ、効率よく巡れる1泊2日のモデルコースまで、金沢旅行を満喫するためのポイントを北陸出身の取材ライターがわかりやすくご紹介します。
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石川県金沢市の魅力
北陸を代表する城下町である金沢は、歴史、美食、現代アートをまとめて楽しめる街です。主要スポットは金沢駅から徒歩でも1時間圏内と中心部に集まっているため、きちんと計画を立ててめぐれば、1泊2日で金沢観光を満喫できます。
金沢の季節ごとの見どころ:天気と服装のアドバイスも
金沢では、春の桜と兼六園、夏祭りと駅前のシンボルである鼓門、雪景色と金沢城など、四季折々の風景と観光名所が織りなす美しい景色を楽しめます。こうした風景は、季節が変わるたびに地元の人も足を運ぶほどの魅力たっぷり。ただし特に冬は雪が降る日も多いため、事前に天気を確認し、季節に合った服装を準備しておくことが必要です。
【春】兼六園の桜
春の金沢・兼六園では、見頃を迎えた桜が園内をピンク色に染める美しい景色が見られます。観桜期間中は無料開園が行われることもあり、夜にはライトアップされた幻想的な夜桜も楽しめる外せないスポットです。
【夏】金沢百万石まつりと北國花火 金沢大会
6月初旬に開催される「金沢百万石まつり」 は、金沢最大のイベントです。時代衣装に身を包んだ地元民による豪華絢爛な「百万石行列」 が金沢駅前を出発し、約4時間かけて市内を練り歩く姿は、400年の伝統と文化を現代に伝えます。金沢駅前のシンボル鼓門の前を行列が歩く姿は迫力満点。
また、7月下旬には「北國花火 金沢大会」も開催され、約1万2000発の花火が夜空を彩ります。
👉日本全国のおすすめ花火大会についてはこちらの記事もチェック
【秋】幻想的な紅葉ライトアップ:兼六園、金沢城公園・玉泉院丸庭園
秋には兼六園や金沢城公園、玉泉院丸庭園で紅葉のライトアップが行われます。歴史ある庭園と紅葉が織りなす幻想的な景色は必見。ライトアップの時間帯は入場無料です。
【冬】雪吊りと極上のカニ料理
冬の北陸では、雪の重さから木を守る「雪吊り」が風物詩。金沢でも至る所で見られます。
さらに日本海の冬の味覚であるズワイガニなど、寒い季節ならではの贅沢な海の幸は絶品。雪国の知恵と、自然環境が育む美味しいグルメを楽しみたいなら冬もおすすめです。
【旅のアドバイス】金沢の天気と服装
金沢は年間を通して雨が多い地域です。突然天候が大きく変わることもあるので、観光の際には折りたたみ傘やレインコートがあると安心。冬は雪が降ったり冷たい風が吹いたりすることもあるため、防寒対策をしっかりして訪れましょう。
金沢で訪れるべき厳選&穴場スポット5選
地元民の目線で、金沢で訪れるべきスポットを有名どころから穴場まで厳選しました。それぞれの見どころや、観光をより楽しむためのコツもあわせてご紹介します。
近江町市場
近江町市場は、約300年の歴史を持ち、金沢市民の台所として親しまれてきた市場です。新鮮な海鮮丼や、金沢の名物のひとつである金箔がのったスイーツなどグルメスポットが充実。活気あふれる市場の雰囲気の中で、金沢ならではの食文化を体験できます。
💡地元民のおすすめポイント
近江町市場には「上近江町通り」と「下近江町通り」という2つのメイン通りがあり、それらをつなぐ細い通りにも多くのお店が並び、その数は約170。お土産やグルメは気になるものを見つけたら迷わずチャレンジしてみると後悔なく楽しめるはずです。
近江町市場
- 住所:石川県金沢市上近江町50
- アクセス:金沢駅から徒歩15分
- 営業時間:店舗により異なる
- 定休日:1/1〜1/4、水・日は定休日の店舗が比較的多い
- URL:https://ohmicho-ichiba.com/
兼六園
兼六園は日本三名園のひとつに数えられる大名庭園。東京ドーム約2個分以上という広大な敷地に広がる自然が織りなす四季折々の景観が美しく、金沢観光で必ず訪れたい名所です。
💡地元民のおすすめポイント
兼六園園内にある「徽軫(ことじ)灯籠」は人気の撮影スポット。園内は広いため、どこで何を撮影しようか迷ったら、まずはぜひここで。朝早くから開園しているため、早朝に訪れると静かな庭園の美しさをゆっくり楽しめます。
兼六園
- 住所:石川県金沢市兼六町1
- アクセス:金沢駅からタクシーで約10分、兼六園下・金沢城バス停から徒歩約3分
- 営業時間:【3/1~10/15】7:00~18:00(最終入場17:30)、【10/16~2月末】8:00~17:00(最終入場16:30)
- 定休日:なし
- 料金:【入園料】大人320円
- URL:https://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/japanese/top.html
金沢城公園・玉泉院丸庭園
「金沢城公園」は、加賀藩・前田家の居城跡。隣接する玉泉院丸庭園では、庭園内を歩いて巡ることを前提に設計された美しい池泉回遊式庭園 と歴史的な景観を楽しめます。石川門や多様な石垣など、重要文化財に指定されている城の細部にもぜひ注目してみてください。
💡地元民のおすすめポイント
「玉泉院丸庭園」では、庭園内の休憩所「玉泉庵」の和室で抹茶体験も可能です。庭園を眺めながらお茶とオリジナルの和菓子を味わい、ゆったりとした時間を過ごせます。景色だけではなく特別な体験という思い出を持ち帰れます。
金沢城公園・玉泉院丸庭園
- 住所:石川県金沢市丸の内1-1
- アクセス:金沢駅からタクシーで約10分、兼六園下・金沢城バス停から徒歩約5分
- 営業時間:【3/1~10/15】7:00~18:00(退園時間)、【10/16~2月末】8:00~17:00(退園時間)※玉泉庵の営業時間は9:00~16:30(最終入亭16:00)
- 定休日:なし※玉泉庵は年末年始は休
- URL:https://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/japanese/top.html
金沢21世紀美術館
「金沢21世紀美術館」は現代アートを体験型で味わえる人気美術館。代表作品「スイミング・プール」は鑑賞に事前予約が必要なため、必ず観たい方は公式サイトで確認して訪れるようにしましょう。
💡地元民のおすすめポイント
屋外作品も多数あり、無料エリアでもアートに触れられるので、早朝や夜に訪れても楽しめる場所です。
金沢21世紀美術館
- 住所:石川県金沢市広坂1-2-1
- アクセス:金沢駅からタクシーで約10分
- 営業時間:【交流ゾーン】9:00~22:00、【展覧会ゾーン】10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
- 定休日:【交流ゾーン】年末年始、【展覧会ゾーン】月曜日(副祝日の場合は翌平日)、年末年始
- 料金:【交流ゾーン】入館料無料、【展覧会ゾーン】観覧料は内容や時期により異なる
- URL:https://www.kanazawa21.jp/
長町武家屋敷跡界隈
「長町武家屋敷跡」は武士が暮らしていた屋敷跡が残る歴史地区。石畳の路地や土塀が続き、江戸時代の雰囲気 をたっぷり感じられます。土塀や用水路が続く街並みは、絶好の写真撮影スポットとしても人気。
💡地元民のおすすめポイント
雪や凍結から土塀を守るため、藁で編んだ薦(こも)を掛ける伝統的な冬支度「こも掛け」も風情ある景色のひとつです。秋から冬にかけて訪れると見ることができます。
長町武家屋敷界隈
- 住所:石川県金沢市長町
- アクセス:金沢駅からタクシーで約10分
忍者寺(妙立寺)
妙立寺は「忍者寺」と呼ばれるユニークな寺院。多くの隠し階段や仕掛けがあり、有料のガイド付きツアーで約40分かけて内部を見学できます。見学は必ず事前予約が必要で、自由見学はできないため注意しましょう。
💡地元民のおすすめポイント
創建当時、徳川幕府と緊張関係にあった加賀藩が、襲撃に備えて設置した敵を欺くための落とし穴や隠し階段といった仕掛けが随所に残っています。外観は2階建てですが、実際は7層構造で、23の部屋と29の階段があるともいわれています。驚きの仕掛けを、ぜひその目で確かめてみてください。
忍者寺(妙立寺)
- 住所:石川県金沢市野町1-2-12
- アクセス:金沢駅からタクシーで約15分、「広小路」バス停から徒歩約3分
- 営業時間:9:00~16:00(日によって1時間、あるいは30分ごとの案内)
- 定休日:公式WEBサイト、又は電話にて要確認
- 料金:【見学ツアー参加料】大人1,200円
- URL:http://www.myouryuji.or.jp/
おすすめ金沢グルメ7選:SNSで話題の必食リスト
金沢旅行で欠かせないのが、地元で育まれてきた独特の食文化や、豊かな自然に育まれた食材を使ったグルメ。金沢には、美味しさと写真映えを両立した魅力的なメニューがそろっています。SNSで話題のグルメを中心に、必食リストをまとめました。
近江町市場
近江町市場では、新鮮な海鮮丼や寿司など金沢ならではのグルメが楽しめます。朝から多くの観光客で賑わう人気スポットです。
必食リスト1:海鮮丼
近江町市場の必食グルメといえば、やはり海鮮丼。日本海の名物であるのどぐろや甘エビ、カニなど、旬の魚介を贅沢に盛り付けた海鮮丼は必食です。地元の人や観光客が幅広く訪れる人気店のひとつが海鮮居酒屋 近江町食堂。気軽に海鮮丼(ランチ・2,380円)を楽しめるお店として知られています。
海鮮居酒屋 近江町食堂
- 住所:石川県金沢市青草町1
- 営業時間:【月~土、祝、祝前】10:30~15:00 (LO14:30) 17:00~22:00 (LO21:30) 【日】10:30~15:00 (LO14:30) 17:00~20:00 (LO19:30)
- 定休日:なし
- URL:https://oumichousyokudou.owst.jp/
ひがし茶屋街
ひがし茶屋街は江戸時代に旅人や通行人の休憩所として栄えた茶屋街 の街並みが残る人気観光地。街並み保護のため、歩きながらの飲食は禁止されているので、店内でゆっくり食事を楽しみましょう。
必食リスト2:金箔ソフト
SNSで話題の金箔ソフトは、金沢旅で欠かせないスイーツです。食用金箔が豪華にあしらわれた「金箔のかがやきソフトクリーム(891円)」は超フォトジェニック。溶ける前に撮影して美味しくいただきましょう。
箔一 東山店
- 住所:石川県金沢市東山1-15-4
- アクセス:橋場町バス停から徒歩約5分、浅野川大橋バス停から徒歩約5分
- 営業時間:9:00~18:00(※金箔ソフトクリームは17:00まで)
- 定休日:なし
- URL:https://kanazawa.hakuichi.co.jp/shop/higashiyama.php
必食リスト3:抹茶スイーツ
日本の風情を感じるひがし茶屋街でぜひ立ち寄りたいのが、抹茶スイーツを楽しめるカフェ。MACCHA HOUSE 抹茶館 金沢ひがし茶屋街店では、「宇治抹茶ティラミス(1,050円)」はじめ、京都の厳選した抹茶を使用した本格的な抹茶スイーツを味わえます。和モダンな店内と美しい抹茶スイーツは写真映えも抜群。
MACCHAHOUSE 抹茶館 金沢ひがし茶屋街
- 住所:石川県金沢市東山1-14-7
- アクセス:橋場町バス停から徒歩約5分
- 営業時間:10:00〜18:00(LO17:30)
- 定休日:なし
- URL:https://maccha-house.com/cr1412/
ご当地B級グルメ
人気観光地での定番グルメを楽しめたところで、ご当地のB級グルメにもぜひトライしてみていただきたいです。金沢には、その場所で育ったちょっと変わった絶品グルメがいくつもあります。
必食リスト4:金沢おでん
昆布だしと薄めの醤油をベースとした優しい味が特徴の金沢おでん。赤巻きや車麩など北陸ならではの具材が入っていて、見た目も楽しい1品です。
必食リスト5:ハントンライス
ケチャップライスの上に薄焼き卵を乗せ、白身魚フライとタルタルソースをのせた金沢名物。濃厚な味わいとボリューミーさに驚くはずです。
必食リスト6:のどぐろ料理
高級魚として知られるのどぐろは上品な旨みと甘みが特徴。海鮮丼やお寿司のほか、塩焼きでシンプルに味わうのも美味しくておすすめです。
必食リスト7:治部煮
金沢を代表する郷土料理のひとつ、治部煮。小麦粉をまぶした鶏肉を、金沢特産のすだれ麩や野菜とともに甘辛い醤油だしで煮込んだ加賀料理です。とろみのある味わいが特徴で、特に冬には体をポカポカに温めてくれます。
電車とバスで回る1泊2日のおすすめモデルコース
主要観光地が中心部に集まる金沢は、バスと徒歩で効率よく観光できます。定番スポットとグルメをバランスよく楽しめるコースです。
1日目:金沢の歴史を感じるコース
12:00:金沢駅到着、近江町市場でランチ
14:00:妙立寺参拝、見学
15:30:金沢城公園・玉泉院丸庭園
17:00:兼六園
18:30:ホテルで夕食
金沢の代表的な観光スポット、近江町市場や金沢城公園、兼六園などを巡って、金沢の伝統文化や歴史に触れる充実のコースです。
2日目:金沢のアートとトレンドを感じるコース
9:00:朝食
10:00:金沢21世紀美術館散策
12:00:片町でランチ
13:30:香林坊散策
14:00:尾山神社参拝
14:30:ひがし茶屋街散策
15:00:金箔ソフトを食べる
16:00:金沢駅でお土産選び
17:30:金沢駅出発
金沢21世紀美術館でアートに触れ、香林坊・尾山神社と地元の人にも親しまれるエリアを散策。ひがし茶屋街でトレンドグルメを楽しむ、金沢の最新情報をキャッチするコースです。
【旅のアドバイス】もう1泊するなら富山県に足を延ばすのもおすすめ!
実は筆者は富山生まれ。金沢から富山は新幹線で約25分ほどと近く、日帰りでも気軽に訪れることができるので、金沢を訪れるならぜひもう1泊して富山県まで足を延ばしてみてほしいです。富山には、世界的に有名な立山黒部アルペンルートや、絶景で知られる雨晴海岸、美しい町並みが残る井波など、金沢とはまた違った魅力を持つスポットが数多くあります。
👀関連記事:富山観光ガイド|地元の人が教える電車・バスで回る定番スポット10選&モデルコース
金沢へのアクセス
北陸を代表する観光都市・金沢は、日本各地や海外からもアクセスしやすい都市です。北陸新幹線の開業により東京からの移動が便利になったほか、関西や中部地方からも鉄道や高速バスで訪れることができます。
海外からのアクセス: 小松空港に国際線が就航
金沢を訪れる際は、小松空港の利用が便利です。小松空港には国際線も就航しており、韓国(ソウル)、台湾(台北)、香港、中国(上海)からアクセスできます。空港からシャトルバスに乗車し約12分で小松駅へ。そこから北陸新幹線に乗れば、約11分で金沢駅に到着します。
また、小松空港からリムジンバスに乗車し、約40分で金沢駅へ向かう方法もあります。
国内からのアクセス: 東京・大阪・名古屋
日本国内から金沢へは、北陸新幹線や特急列車を利用するルートが便利です。主要都市からは乗り換えなし、または1回の乗り換えでアクセスできます。
東京から(新幹線・利用可能なJRパス情報)
北陸新幹線を利用すれば、東京駅から金沢駅まで最短約2時間30分。
外国人旅行者向けのお得なJRパス「JR Hokuriku Arch Pass」でも利用でき、東京〜大阪間を北陸経由で7日間自由に乗降できます。価格は大人約24,000〜25,000円で、東京〜金沢の往復(通常約2.9万円)だけでも元が取れるおすすめの周遊パスです。
大阪から(新幹線・利用可能なJRパス情報)
大阪駅からは、特急「サンダーバード」を利用して約2時間40分。関西エリアから日帰りでも訪れることができます。また、大阪も「JR Hokuriku Arch Pass」の対象エリアとなっていて、北陸エリアを含めた周遊旅行にも便利です。
名古屋から(新幹線・利用可能なJRパス情報)
名古屋駅からは、特急「しらさぎ」を利用して約2時間40分。北陸地方への観光ルートとして人気の移動方法です。
金沢旅で四季の風景と伝統文化、トレンドを感じよう
日本の四季折々の魅力を感じられる金沢は、どの季節に訪れても楽しみが尽きない街です。北陸出身の筆者も、春夏秋冬の景色やグルメを楽しみに、毎年季節が変わるごとに金沢を訪れています。ぜひ北陸の四季を感じに、1泊2日の金沢旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

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