日本のアイスは何種類ある?人気コンビニアイスと見学スポットも一挙公開

日本のアイスは何種類ある?人気コンビニアイスと見学スポットも一挙公開

といえば、やはり「アイス」。暑さを和らげるだけでなく、季節ごとに異なる限定フレーバーやユニークな食感、お手頃な価格まで、魅力がぎっしり詰まった日本のアイスは今や訪日外国人旅行者をも魅了します。

本記事では、日本で販売されているアイスの種類から人気のコンビニアイス、家族連れにおすすめの工場見学スポットまで幅広くご紹介します。

日本のアイスには4つの種類がある

日本のアイスには4つの種類がある

日本のアイスクリームは「乳及び乳製品の成分規格等に関する命令(乳等命令)」と「食品、添加物等の規格基準」により、含まれる乳成分の量などによって4つの種類に分類されています。それぞれの特徴を見てみましょう。

アイスクリーム

最も乳成分が豊富に含まれており、コクのある濃厚な味わいが特徴。乳固形分15%以上、乳脂肪分8%以上という規格を満たす必要があり、植物性油脂の添加は禁止されています。プレミアム感が強く、素材の風味をしっかり味わいたい人にぴったりです。

  • 定番商品:ハーゲンダッツ、MOW(森永乳業)

アイスミルク

アイスクリームよりやや軽めの口当たりで、乳固形分10%以上、乳脂肪分3%以上が基準です。程よいコクとさっぱり感のバランスが魅力で、ボリュームを求めつつ重すぎないアイスを好む人におすすめです。

  • 定番商品:ジャイアントコーン(グリコ)、南国白くまバー(セイカ食品)

ラクトアイス

乳成分が少なめで、代わりに植物性油脂などを使ってなめらかな食感を出しているのが特徴。乳固形分は3%以上。フレーバーの種類が豊富で比較的安価なため、コンビニやスーパーでも手軽に手に入ります。

  • 定番商品:爽バニラ(ロッテ)、エッセル スーパーカップ(明治)

氷菓

乳固形分が3%未満、もしくは含まれない分類で、フルーツ系やシャーベット系が中心。清涼感があり、口の中でスーッと溶ける食感のが魅力です。カロリーも控えめで、暑いにぴったりのアイスです。

  • 定番商品:あずきバー(井村屋)、パピコ(江崎グリコ)

外国人に人気のコンビニアイス5選

外国人に人気のコンビニアイス5選

日本のコンビニではさまざまなアイスが販売されており、定番商品から季節限定、コンビニ独自のブランドまで多彩なラインナップが揃っています。どの時間帯でも手軽に購入でき、値段も100円~300円程度とお手頃なため、日本を訪れた外国人旅行者からも注目されており、「日本のコンビニは本当に宝物の山」と絶賛の声が寄せられています。ここからは、台湾出身エディターが厳選した「外国人観光客の間で人気を呼んでいるコンビニアイス5選」についてご紹介します。

雪見だいふく(ロッテ)

外国人に人気のコンビニアイス:雪見だいふく(ロッテ)

冷たいバニラアイスを柔らかく弾力のあるおもちで包み込んだロングセラー。最大の特徴はなんといってもその独特の食感で、冷凍下でも固くならないおもちとなめらかなアイスの組み合わせが絶妙な一体感を生み出しています。付属のフォークで食べることができるため手が汚れる心配もなく、寒い季節にも楽しめるアイスとして多くの人々に愛され続けています。

クーリッシュ(ロッテ)

外国人に人気のコンビニアイス:クーリッシュ(ロッテ)

「飲むアイス」という新しいスタイルを確立した、パウチ容器入りのアイスです。ワンハンドで楽しめるのが魅力で、手が汚れにくいため、移動中や外出先でのクールダウンに最適。シャリシャリとした微細氷の食感が心地よく、飲む前に揉みほぐすことで、好みの柔らかさに調整できるのも特徴です。フローズン状態のアイスが口の中でほどよく溶け、濃厚なのにすっきりとした後味が楽しめます。

チョコモナカジャンボ(森永製菓)

外国人に人気のコンビニアイス:チョコモナカジャンボ(森永製菓)

モナカの皮でバニラアイスとパキッとした食感の板チョコを挟んだボリューム満点のアイス。食感のコントラストとチョコの濃厚さ、モナカの香ばしさが絶妙にマッチし、満足感の高い商品です。アイスの両側面をチョコでコーティングすることでモナカを水分から守り、時間が経ってもサクサク感をキープ。大きめサイズで食べ応えがあるためコスパも良く、幅広い層に人気を博しています。

アイスの実(江崎グリコ)

外国人に人気のコンビニアイス:アイスの実(江崎グリコ)

果物のおいしさを凝縮した、まんまるで可愛らしい一口サイズのアイス。「グレーズ」と呼ばれる氷の膜とねっとりとしたジェラートの2層構造になっており、口に入れるとスーッと溶けるなめらかな食感が特徴です。濃厚でジューシーな味わいはまるで本物の果実を食べているかのよう。定番のぶどう味のほか、さまざまなフレーバーが季節ごとに登場するため、一年を通して飽きずに楽しむことができ、仲間とシェアしやすいのも嬉しいポイントです。

ガリガリ君(赤城乳業)

外国人に人気のコンビニアイス:ガリガリ君(赤城乳業)

シャリシャリとした氷の食感が楽しめる棒アイス。特にソーダ味が定番で、の暑さを一気に吹き飛ばす爽快感が魅力です。100円以下というお手頃な価格と食べ終わった後の棒に「当たり」が出るともう一本もらえるというサプライズ付きの仕組みも、子どもから大人まで幅広い世代に愛される理由。コーンポタージュ味やナポリタン味などユニークな限定フレーバーも不定期的に登場し、ファンの楽しみのひとつとなっています。

コンビニのPBアイスも要チェック!

コンビニのPBアイスも要チェック!

コンビニアイスを語る上でもうひとつ外せないのが、コンビニ各社がそれぞれ独自に開発したPB(プライベートブランド)商品です。有名メーカーとの共同開発や流通コストの削減により、高品質なアイスがお手頃な価格で販売されています。素材にこだわった本格的な味わいや、トレンドをいち早く反映した独創的な商品も多く、そのコンビニでしか手に入らないというレア感が味わえます。

参加費無料!家族で楽しめるアイスの工場見学スポット

参加費無料!家族で楽しめるアイスの工場見学スポット
※画像はイメージです

アイス好きなら一度は訪れてみたいのが、アイスの製造工程が見られる「工場見学」。近年では、製造工程を知ることでより商品への愛着が深まると人気が高まっています。

千葉県】グリコピア CHIBA

グリコのアイス工場を見学できる施設。完全予約制で、設備の中でグリコの人気商品「パピコ」が作られていく様子を間近で観察することができます。他にもグリコの歴史が分かるシアタールーム、アイスクリームの手作り体験ができる「グリコキッチン」(有料制)、お馴染みの「ゴールインマーク」と一緒に記念撮影ができるフォトスポットなどの体験型展示があり、家族連れにもおすすめです。

埼玉県】赤城乳業 本庄千本さくら『5S』工場

「ガリガリ君」で有名な赤城乳業の見学施設で、「5S」とは整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字「S」をとったものです。入場は月ごとの抽選制となっており、映像による紹介と共に実際のアイス製造工程を見学できます。また、見学時にガリガリ君グッズを購入することができ、見学特典としてオリジナルノベルティグッズももらえるので、「ガリガリ君」ファンもそうでない方も楽しめること間違いなしです。

  • 予約方法:インターネットでの応募
  • 受付時間:10:00~12:00/13:00~15:00(月~金のみ)
  • アクセス:高本庄駅からタクシーで約20分/本庄早稲田駅からタクシーで約15分
  • 公式サイト:https://www.akagi.com/factory/index.html

【その他】遠方の方でも見学可能!バーチャルで製造工程を体験しよう

アイスクリーム工場に行ってみたいけれど、遠くてなかなか足を運べない、なかなか予約が取れない、という方には「バーチャル見学」がおすすめです。自宅のパソコンやスマートフォンから、人気アイスの製造の裏側を見てみてはいかがでしょうか。

やわもちアイス - バーチャル工場見学(井村屋)

「やわもちアイス バニラ」の製造工程が掲載されており、各ステップに説明動画も用意されているので、現場に行かなくても商品ができるまでの流れを把握できます。ページ下部に出題されているクイズにも挑戦してみてください。

ICE CREAM FACTORY TOUR アイスクリーム工場見学(ハーゲンダッツ)

世界100以上の国や地域で販売されているハーゲンダッツですが、製造工場は世界で3か国にしかなありません。そのうちの一つが日本の群馬県にあるという事実に驚いた方も多いはず。「アイスクリームファクトリーツアー」を通して、ハーゲンダッツの製造工程と美味しさの秘密を覗いてみませんか。

バーチャル工場見学|アイスができるまで(森永製菓)

世代を問わず愛されてきたロングセラー「チョコモナカジャンボ」ができるまでの工程を動画で解説。他にも森永製菓の全国工場マップ、お菓子の原材料紹介などの情報が写真付きで掲載されており、可愛いキャラクターたちの案内のもとバーチャル見学を楽しめます。


旅行中のちょっとした休憩に、コンビニでの買い物ついでに、あるいは家族での工場見学といったアクティビティの一環としても、日本のアイスは常に私たちの生活に彩りを添えてくれます。今年のは、日本ならではのアイス文化をじっくりと味わってみてはいかがでしょうか。

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