「顔を狙って!」「必殺技発動!」
スタッフの声が飛び交うなか、赤と青のロボットがパンチを繰り出し、モニターに表示されたHPゲージが減っていきます。まるで格闘ゲームの世界が現実になったような光景です。
2026年10月15日、東京・お台場に体験型施設「THE ROBOT PARK ODAIBA」がオープンしました。ロボットスーツを着ての対戦や全高約3mの巨大ロボットの操縦など、4つのアトラクションを楽しめます。
今回はオープン前のメディア向け体験会に参加。実際のロボットバトルの様子を中心に、各アトラクションの魅力を紹介します。
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東京・お台場の新体験スポット「THE ROBOT PARK ODAIBA」とは
「THE ROBOT PARK ODAIBA」のアクセス・場所
ゆりかもめ「台場駅」から徒歩約1分。アクアシティお台場の西館6階に誕生した「THE ROBOT PARK ODAIBA」は、日本のロボット技術とエンターテインメントを融合させた体験型施設です。
楽しめる4つのアトラクション
館内はネオン調の照明が印象的な、サイバーパンク風の空間。赤や青のロボットスーツ、巨大なロボットの機体などが並び、近未来の世界に足を踏み入れたような雰囲気が広がっています。
用意されているのは、以下の4種類。30分・60分・90分の3つのフリーパスから利用時間を選び、好きなアトラクションを体験できます。
- ロボットスーツで対戦する「ROBOT FIGHT」
- 巨大ロボットを操縦する「ROBOT RIDE」
- デジタルチャンバラの「Cyber KASSEN」
- 本物のロボット素材でものづくりを楽しむ「ロボット組み立て体験」
いずれも見学するだけではなく、自ら体を動かしたり、ものづくりに挑戦したりできる体験型コンテンツなのが特徴。ロボットの操作経験がなくても、スタッフの説明を受けながら参加できます。
施設を運営する株式会社ロボットライドは、これまで東京都八王子市の開発工場で、外骨格ロボット「スケルトニクス」の搭乗体験などを実施してきました。国内外から延べ7,000人以上が訪れており、今回、より多くの人にロボットの魅力を届けようと、お台場に常設施設をオープンしました。
ロボットスーツで本気の対戦!「ROBOT FIGHT」で白熱のバトル
施設の目玉となるのが、ロボットスーツを装着して対戦する「ROBOT FIGHT(ロボットファイト)」です。
ルール・勝ち方、必殺技や対戦システム
ルールは、相手の顔や肩、胸に取り付けられた衝撃センサーを狙ってパンチを繰り出し、HP(体力)を減らしていくというもの。特に顔への攻撃はダメージが大きく、どこを狙うかも勝負を左右します。
対戦は3ラウンド制で、先に2ラウンドを取った方が勝利。HPの残量はモニターにリアルタイムで表示されるため、観戦する側も試合の展開をひと目で把握できます。
さらに、攻撃を受けるとスペシャルゲージがたまり、満タンになると「必殺技」を発動できます。発動後5秒間はパワーアップ状態となり、最初に命中したパンチの威力が4倍に。劣勢からでも一発逆転を狙える仕組みです。
実戦レポート!
今回、赤コーナーから挑戦したのは、取材に同行したFUN! JAPANスタッフの長谷川。施設スタッフのサポートを受けながらロボットスーツを装着し、青コーナーの対戦相手と向かい合います。
ルールの説明を受け、いよいよ対戦がスタート。
「ラウンド1、ファイト!」
開始の合図とともに両者がパンチを繰り出し、攻撃が命中するたびに効果音が響きます。スタッフの「顔を狙って!」という実況にも熱が入り、対戦は序盤から白熱した展開となりました。
必殺技も飛び出す白熱した攻防の末、第1ラウンドは赤コーナーのFUN! JAPAN長谷川が勝利。続く第2ラウンドもパンチの応酬が繰り広げられましたが、FUN! JAPAN長谷川が再び勝利し、2ラウンド連取で決着がつきました。
対戦は短時間ながら運動量も多く、終了後には息が上がるほど。スタッフの説明によると、ロボットスーツの重量は約15kgありますが、関節部分の機構によって動かしやすさにも配慮されているそうです。
また、スーツの重量を自分で支えることが難しい子どもには、補助装置で機体を支えながら対戦できる仕組みも用意されています。
とはいえ、相手の攻撃をかわしながらパンチを繰り出すには相応の体力が必要。攻撃のタイミングを見極め、必殺技を使う駆け引きもあり、画面越しに楽しむ格闘ゲームとはひと味違う面白さがあります。
スタッフによると、実際に体験すると子ども以上に大人が夢中になることも多いのだとか。
対象年齢・安全面
なお、ロボットスーツには防具やクッションが備えられているほか、走る、相手につかみかかるといった危険な行為を禁止するなど、安全面にも配慮されています。
対戦できるのは7歳以上、かつ身長110cm以上。ゲーム好きの大人はもちろん、親子や友人同士で勝負するのも面白そうです。
全高約3m!巨大ロボットを自分の手足で動かす「ROBOT RIDE」
続いて紹介するのは、外骨格ロボット「スケルトニクス」を操縦できる「ROBOT RIDE(ロボットライド)」です。
「スケルトニクス」とは|自分の動きで操縦できる仕組み
スケルトニクスの特徴は、電気モーターの動力に頼らず、人間の動きを機械的な構造によって拡大して伝えること。「三次元閉リンク構造」と呼ばれる独自の仕組みが採用されており、搭乗者が腕を動かすと、ロボットもそれに連動します。
つまり、一般的なゲームのようにコントローラーを操作するのではなく、自分の体そのものが操作装置になるのです。
実戦レポート!
全高約3mの機体は、間近で見ると迫力満点。人間の体を大きくしたような形状で、腕や脚には複雑な機械部品が組み込まれています。
体験では、スタッフの案内に従って機体に乗り込み、足や腕を所定の位置にセット。準備が整ったら、いよいよ操縦開始です。
指先まで細かく操作できる点も特徴。手元の操作に連動してロボットの指が開閉し、大きな機体でありながら、物をつかむような繊細な動作も再現できます。
体験会では、剣を持って振ったり、ボールをつかんで投げたりと、さまざまな動作に挑戦しました。
なかでも印象的だったのは、巨大な腕を伸ばしてボールをつかみ、そのまま投げる動きです。人間にとっては何気ない動作でも、約3mのロボットが再現すると、そのスケールの大きさに驚かされます。
自分の動きに合わせて巨大な機体が動く感覚は、スケルトニクスならでは。まるで自分自身の体が大きくなったかのような、不思議な一体感を味わえます。
スタッフによると、海外から訪れた体験者にも人気が高く、アニメのキャラクターのようなポーズを取って楽しむ人も多いそうです。
日本のロボットアニメやSF作品に親しんできた人なら、作品の世界に入り込んだような気分になれるのではないでしょうか。
デジタルチャンバラ対決!「Cyber KASSEN」も白熱
日本のチャンバラとデジタル技術を組み合わせたアトラクションが「Cyber KASSEN(サイバー合戦)」です。
ルールと遊び方&実戦レポート!
腕に光るセンサーを装着し、光る柔らかい刀を使って相手と対戦。刀がセンサーに命中すると、音と光で判定される仕組みです。
体験会では、スタッフの「3、2、1、スタート!」という掛け声とともに対戦が始まりました。
相手の動きを見ながら刀を振ると、センサーが反応して電子音が響きます。ルールはシンプルですが、相手の攻撃をかわしながら的確に狙いを定めるのは簡単ではありません。
今回の体験でも、攻撃が命中するたびに電子音が鳴り、スタッフの実況に合わせてテンポのよい攻防が繰り広げられました。
ロボットスーツを使った対戦とは異なり、身軽に動きながら相手との間合いを測り、攻撃のタイミングを探るのがポイント。反射神経だけでなく、相手の動きを読む駆け引きも楽しめます。
個人戦・チーム戦・団体利用にも対応
「Cyber KASSEN」は個人戦のほか、チーム戦やバトルロイヤル形式にも対応。人数や参加者の組み合わせによって、さまざまな対戦スタイルを選べます。
スタッフによると、海外企業の団体旅行や修学旅行などでも人気があり、言葉や国籍の違いを超えて盛り上がれるのが特徴だといいます。
操作が直感的でルールもわかりやすいため、日本語に不慣れな訪日旅行者でも参加しやすいアトラクションです。友人や家族と一緒に挑戦すれば、日本旅行の思い出にもなりそうです。
本物のロボット素材を使用!組み立て体験でものづくりに挑戦
体を動かすアトラクションのほかに、ものづくりを楽しめる「ロボット組み立て体験」も用意されています。
本物素材を使ったワークショップ
このワークショップでは、スケルトニクスに使われているものと同じアルミ素材のパーツや工具を使用。部品を組み合わせながら、オリジナルの作品を制作できます。
会場には、子どもが制作したというアルパカ型の作品も展示されていました。金属製のパーツで動物の形を表現するなど、組み合わせ方次第でさまざまな作品を作れるのが面白いところです。
巨大ロボットの操縦だけでなく、実際の機体に使われる素材に触れられるのも、この施設ならではの特徴。どのパーツを、どのようにつなげれば思い描いた形になるのか。試行錯誤しながら組み立てる過程を通じて、ものづくりの奥深さにも触れられます。
作品は持ち帰り可能
パーツキットを購入すれば、制作した作品を持ち帰ることも可能です。自分で組み立てた作品を日本旅行のお土産にできるのも、うれしいポイントですね。
ロボットや工作に興味のある子どもはもちろん、親子で一緒に作品づくりに挑戦してみるのもよさそうです。
日本のロボット技術を東京・お台場で体験しよう
今回の体験会で印象に残ったのは、ロボットを実際に動かす驚きと、対戦型アトラクションの本格的なゲーム性です。
ロボット同士の白熱した対戦や、巨大な機体を自分の体で動かす操縦体験など、いずれも日本の技術を身近に感じられる内容でした。
施設で使用されている「スケルトニクス」は、もともと高等専門学校(高専)出身のメンバーたちが開発を始めたものです。スタッフは今後、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)との融合も視野に入れ、日本のものづくり技術を世界に発信する拠点にしていきたいと話していました。
アニメやゲームで憧れたロボットの世界を、実際に体験できる「THE ROBOT PARK ODAIBA」。東京・お台場を訪れた際には、普段とはひと味違うテクノロジー体験に挑戦してみてはいかがでしょうか。
THE ROBOT PARK ODAIBA|施設概要
- 施設名:THE ROBOT PARK ODAIBA(ザ・ロボットパークお台場)
- 所在地:東京都港区台場1-7-1 アクアシティお台場 西館6階
- オープン日:2026年10月15日(木)
- 営業時間:11:00〜20:00
- アクセス:
- ゆりかもめ「台場駅」から徒歩約1分
- りんかい線「東京テレポート駅」から徒歩約6分
- 料金(税込):
- 30分フリーパス:2,000円
- 60分フリーパス:3,000円
- 90分フリーパス:4,000円
- 付き添い入場券:700円
※東京都民向けの割引料金があります。
※付き添い入場券では、「ROBOT FIGHT」「ROBOT RIDE」「Cyber KASSEN」を各1回700円で追加体験できます。 - 予約: 原則不要
- 公式サイト: https://skeletonics.com/the-robot-park-odaiba/
※「ROBOT FIGHT」の対戦は7歳以上・身長110cm以上が対象です。3歳以上で対戦条件に満たない子どもも、ロボットスーツを着用しての記念撮影や、その他のアトラクションを楽しめます。
※体験の際は、動きやすい服装と歩きやすい靴がおすすめです。
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