月見だんごにみたらし団子にきびだんご!もちもち食感の団子を食べよう!

  • Sept 21, 2021
  • Jan 17, 2022
  • Asami Koga

月見だんごにみたらし団子にきびだんご!もちもち食感の団子を食べよう!

団子(だんご)は、もち米(ごめ)の粉(こな)などをねって丸(まる)め、ゆでたり蒸(む)したりしてつくる日本(にほん)の伝統(でんとう)のお菓子(かし)です。串(くし)にさして串団子(くしだんご)にして醤油(しょうゆ)でつくったタレや、きな粉(こ)で味(あじ)つけたり、あんみつに入れたりとアレンジの幅が広いのが特徴です。
また、中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)・十五夜(じゅうごや)の月見(つきみ)だんごのように、神様(かみさま)へのお供(そな)え物(もの)にも使(つか)われます。今回(こんかい)の記事では、そんなお団子(だんご)について、学(まな)んでいきましょう♪

月見だんごにみたらし団子にきびだんご!もちもち食感の団子を食べよう!

団子は年中行事や伝統行事にも必需品!

月見だんご - Tsukimi Dango

「月見だんご」は、月見をして中秋の名月・十五夜を祝(いわ)うために作(つく)られるおだんごのことです。だんごを満月(まんげつ)に見立(みた)てて、丸(まる)い形(かたち)を作(つく)ります。
伝統的(でんとうてき)なお供(そな)え方(かた)は、月がよく見(み)える場所(ばしょ)に三方(さんぼう)と呼ばれる台(だい)を置(お)き、その上(うえ)に白(しろ)い紙(かみ)を敷(し)いてから、15個の団子をピラミッドのように盛(も)ります。

草だんご - Kusa Dango

蒸(む)した上糝粉 (じょうしんこ) に、ゆでたヨモギの若葉(わかば)をちぎって混(ま)ぜ、一緒(いっしょ)にこねて丸めます。さらに、それをだんご状にしたものが草だんごです。独特(どくとく)の香(かお)りが特徴(とくちょう)です。
これは、3月から5月にかけて、よもぎの若芽が出る時期(じき)に作(つく)ります。
ヨモギは、若芽を摘んで草餅(くさもち)や草団子・よもぎ団子などを作るので、別名「モチグサ」とも呼(よ)ばれています。

笹だんご - Sasa Dango

笹団子(ささだんご)、上記の草だんごを作る過程でできたヨモギ餅の中(なか)に餡(あん)を包(つつ)み、さらにその餅を笹(ささ)の葉(は)で包(つつ)んで蒸(む)したものです。新潟県(にいがたけん)の伝統的(でんとうてき)な和菓子(わがし)としても知(し)られています。

このお団子は5月5日端午(たんご)の節句(せっく)という、男(おとこ)の子(こ)の成長(せいちょう)を願(ねが)う伝統行事(でんとうぎょうじ)の日(ひ)によく食(た)べられます。よもぎは日本の薬草(やくそう)なので、疫病(えきびょう)や天災(てんさい)、邪気(じゃき)を祓(はら)うとされており、無病息災(むびょうそくさい)や男子(だんし)の健(すこ)やかな成長を願(ねが)って食べられたといわれています。

ご当地名物の団子

旅(たび)でその土地(とち)に来たら食(た)べておきたいご当地(とうち)のだんごを紹介(しょうかい)します。紹介するもの以外にも、各地(かくち)にその地域(ちいき)ならではのお団子がありますので、次回(じかい)の旅行の際にチェックしてみては?

きびだんご(岡山県) - kibi Dango in Okayama

日本(にほん)の昔話(むかしばなし)「桃太郎(ももたろう)」と言(い)えばきびだんご。そして、きびだんごは言わずと知れた岡山県の名物グルメです。
きび団子はもち米に砂糖や水飴(みずあめ)、きびと呼ばれる穀物(こくもつ)を使(つか)って作ったお団子です。岡山県内のおみやげもの屋さんでも購入(こうにゅう)できます。

ずんだだんご - Zunda Dango

ずんだとは、ゆでた枝豆(えだまめ)をすりつぶしてペースト状(じょう)にしたもの。
宮城県(みやぎけん)の郷土菓子(きょうどがし)によく使われ、とくに餅の上にずんだをまぶすずんだ餅や、ずんだシェイクなどが有名ですが、だんごの上にずんだを乗せた、ずんだだんごも名物です。

コンビニエンスストアでも買える団子

お団子は、日本のスーパーマーケットやコンビニの菓子コーナーにもよく売られており、手軽(てがる)に食(た)べることができます。なかでも代表的(だいひょうてき)なものを紹介(しょうかい)します。

3色団子 - Sanshoku-dango

ピンク、白、緑の三色(さんしょく)のだんごが串刺(くしざ)しになった3色団子。カラフルで可愛(かわい)らしい見(み)た目(め)から、春(はる)を表現(ひょうげん)しているといわれて別名(べつめい)・花見団子(はなみだんご)とも呼ばれます。ほんのり甘(あま)いだけでシンプルな味(あじ)わいです。

みたらしだんご - Mitarashi Dango

醤油(しょうゆ)と砂糖(さとう)を使ったタレが、たっぷりかかった団子です。甘さとしょっぱさが合わさった日本独特の味で、複雑(ふくざつ)な味(あじ)わいが楽しめます。とろっとしたみたらしのタレが、病(や)みつきになりますよ!

諸説(しょせつ)ありますが、みたらし団子の「みたらし」の由来(ゆらい)は、京都(きょうと)の下鴨神社(しもがもじんじゃ)といわれています。御手洗(みたらし)祭のときに、作られた団子が 「御手洗団子」でそこから全国(ぜんこく)に広まったとされています。

あん団子 - Anko Dango

餡子(あんこ)とは、小豆(あずき)と砂糖と一緒に茹でて、甘(あま)く煮(に)詰(つ)めてペーストにしたものです。豆(まめ)の皮(かわ)を残(のこ)したものを「つぶ餡(あん)」、皮(かわ)を取(と)ったものを「こし餡」と呼びます。
それを団子の上に載せたり、店によっては団子をあんで包んで売っています。

きなこ団子 - Kinako Dango

きな粉(きなこ)とは、大豆(だいず)を煎(い)って粉(こな)にしたもののこと。それを砂糖(さとう)と混(ま)ぜて、団子(だんご)にまぶして食(た)べます。
いかがでしたか?
団子は、日本の和菓子(わがし)を代表する一品(いっぴん)で、手軽にTryできるスイーツです。ぜひ機会(きかい)があったら食べてみてくださいね。

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