東北地方に位置する十和田エリアは、周囲約46kmにおよぶ十和田湖や、国の特別名勝および天然記念物に指定されている奥入瀬渓流など、豊かな自然に恵まれた場所です。そんな十和田湖の西湖畔に佇む「十和田プリンスホテル」は、湖畔の美しい景色を眺めながら、日常を離れてゆったりと過ごせるロケーションが魅力。奥入瀬渓流や十和田市現代美術館など、周辺の観光スポットを巡る際の拠点にもぴったりです。
今回は、地元食材をふんだんに使ったフレンチのディナーコースをはじめ、ホテルでの滞在を満喫。新たに登場した早朝クルーズ付きプランも体験し、四季折々の自然に包まれる滞在を楽しんできました。
本記事では、ホテルライターの視点から、客室や温泉などの館内施設、食事、早朝クルーズ、さらに実際に訪れた周辺の観光スポットまで詳しくレポートします。
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十和田プリンスホテルはこんな人におすすめ
- 立地:秋田県鹿角郡小坂町、十和田湖の西湖畔。湖畔の自然に囲まれ、奥入瀬渓流や十和田湖周辺の観光を楽しむ拠点にも最適
- 客室:湖側の景色を楽しめる「レイクサイドツインルーム」と、山側の自然を感じられる「マウンテンサイドツインルーム」などを用意
- おすすめ:湖畔の自然に癒やされたい人、温泉と食事をゆっくり楽しみたい人
- 注目ポイント:十和田湖を望む開放的なロケーション、地元の食材や湖の恵みを生かした「十和田湖フレンチ」
- 取材した印象:湖畔ならではの静けさと自然を身近に感じながら、温泉や食事を楽しめる
北東北旅の拠点にしたいオーベルジュ「十和田プリンスホテル」
十和田プリンスホテルは、十和田湖の西湖畔に佇む、全66室のオーベルジュ。2027年7月に開業50周年を迎える予定です。2階建ての横に長く広がる印象的な建物で湖畔の自然に抱かれながら、都会の喧騒を離れてゆったりとした時間を過ごせます。
アクセスには、レンタカーのほか、JR八戸駅から事前予約制のホテル送迎バスを利用する方法もあります。十和田湖周辺の散策や奥入瀬渓流の観光、十和田市現代美術館でのアート鑑賞など、自然と文化に触れる東北旅の拠点としても便利です。
非日常へ誘う、十和田湖を望む特別なロケーション
ホテルの大きな特徴は、十和田湖の湖畔に位置する恵まれたロケーションです。
館内1階には、宿泊者専用のラウンジがあります。奥の扉からガーデンへ出ることができ、その先には十和田湖が広がります。
ガーデンにはテーブルとチェアを設置。ホテルの敷地内というプライベート感のある環境で、穏やかな湖面や周囲の自然を眺めながら過ごす非日常なひとときが訪れます。
ラウンジでは、24時間無料のドリンクのセルフサービスも。コーヒーを片手に湖畔の景色を眺めながらのんびり過ごすのもおすすめです。
新緑や紅葉など、季節ごとに見せる絶景も十和田湖の魅力。時間帯を変えて湖畔に立ったり、ガーデン沿いの小道を歩いたりすると、さらに彩り豊かな景色に出会え、思わず魅了されます。
レイクサイドツインルームをレビュー|25.5㎡でリラックスできる滞在
今回宿泊したのは、湖畔側に面する「レイクサイドツインルーム」です。25.5㎡とゆとりのある空間に、シングルベッド2台を配置。エキストラベッドを入れれば、最大3名で宿泊できます。
テレビや空気清浄機、冷蔵庫、クローゼットなど必要な設備が揃っています。
お茶や水が用意されているのは一般的ですが、こちらの客室にはコーヒー豆と手挽きミルが備えられているのが珍しいです。自分で豆を挽き、ハンドドリップで淹れたコーヒーを味わえ、その体験と香りに癒やされます。
ルームウェアには浴衣が用意されていて、体格の大きな人でもゆったりと着用できます。浴衣を羽織り、腰紐を結んで着るタイプです。
屋根付き温泉露天風呂があるので、お風呂セットになるミニタオルとバスタオル、そして下着などを入れて館内を持ち歩くために使える袋も備えられていて便利です。
また、客室にはユニットバスも備わっているので、好きなタイミングでシャワーや入浴を済ませることも可能です。
アメニティ類は、クシや綿棒、髭剃りなど必要最小限。共用部に設置されたアメニティーバーから必要なものを取ってきます。
コンセントは日本で一般的なAタイプ。必要に応じて変換プラグや変圧器を持参すると安心です。
クラシックでシンプルな客室では、長時間の移動や観光を終えた後も、自分のペースでリラックスして過ごせます。
ガーデンを望む露天風呂のある温泉
ホテルには屋根付き温泉露天風呂(内湯なし)があり、宿泊者は早朝5時から午前9時、正午から夜12時に利用できます。なかでも注目したいのが、開放感あふれる屋根付きの露天風呂。ガーデンの緑を眺めながら、無色透明でさっぱりとした肌あたりのお湯に浸かりながら、身も心もリフレッシュできます。
十和田フレンチのコースディナーをレビュー|北東北の食材を味わうホテルダイニング
十和田プリンスホテルの「メインダイニングルーム」では、北東北の自然の恵みを生かした「十和田湖フレンチ」を提供しています。ランチ営業はなく、ディナーはコース料理のみ。丁寧に仕立てられたお料理はもちろん、どの席からも湖畔の景色を望める設計が贅沢。日が長い春から夏にかけては、夕暮れとともに刻々と色を変える空と十和田湖のコラボレーションをすぐそばに感じながら食事ができます。
旬の食材をふんだんに使用したフルコース「みちのくディナー」を実食
コースディナーは、スタンダードな「プリンスディナー」(1名10,000円)と、季節の食材を取り入れた「みちのくディナー」(1名12,500円)の2種類。今回の取材では、秋の食材を取り入れた「みちのくディナー」をいただきました。
青森サーモンにいくらを添えた前菜や、十和田湖で獲採れたヒメマスのフリット、国産牛サーロインのグリエ 熟成りんご酢のソースなど、地域の食材と旬の味覚を堪能できるコースです。一皿ごとに素材の持ち味が生かされていてとても美味しかったです。
十和田湖の雄大な景色を眺めながら、本格的なフレンチを味わうという、自然に囲まれたリゾートならではのエレガントなひとときが記憶に残りました。
メインを和・洋から選べる、ハーフブッフェスタイルの朝食
朝食は、和食または洋食の選べるメインディッシュに、ハーフブッフェが付いたスタイル。天候などの条件が合えば、ホテル自慢のプライベートガーデンで朝食をいただける場合もあります。
ブッフェボードには、りんごの冷製スープやりんごカレー、りんごのコンポート、りんごジュースなど、十和田湖が位置する青森県の名産品であるりんごを使ったメニューが並びます。
爽やかな朝の空気とともに地域ならではの個性あふれるお料理の数々を味わえば、旅先ならではの優雅な1日の始まりを迎えられます。
十和田湖に浮かびながら、船上でカフェタイム|早朝クルーズプラン
2026年秋以降、早朝の十和田湖を船上から眺める「湖上クルージングカフェ」付きプラン(1名28,171円より 税込・入浴税別※Seibu Prince Global Rewards会員限定)が登場しています。
朝6時から約50分間、静かな湖面を進みながら、朝日に輝く青い湖と周囲の自然を望めます。十和田プリンスホテルから送迎車を利用でき、前日20:00までの事前予約制です。
船上では、自家焙煎コーヒーや紅茶などのドリンクが提供され、湖の上でゆったりとしたカフェタイムを過ごせます。
観光の予定が詰まっていて、日中にゆっくり十和田湖クルーズに参加する時間がない方も、朝食前にぜひ訪れてみてください。また、日中に大型船で十和田湖を巡る方にとっても、朝の静かな湖を小さな船から眺めることで、普段とは異なる角度と時間帯から十和田湖を感じられます。
「十和田プリンスホテル」周辺のおすすめ観光スポット
十和田プリンスホテルを拠点に、十和田湖や奥入瀬渓流の自然はもちろん、現代アートやワイナリーにも足を延ばせます。ホテルでゆっくり過ごす時間と周辺観光を組み合わせれば、北東北ならではの旅を満喫できます。
十和田市現代美術館
十和田市の中心市街地に位置する「十和田市現代美術館」。草間彌生やロン・ミュエクなど、国内外で活躍するアーティストの作品を常設展示しています。館内だけではなく、周辺の街並みやアート広場にも作品が点在しているのも注目したいポイントです。
- 住所:青森県十和田市西二番町10-9
- 営業時間:9:00~17:00 (最終入場16:30)
- 休館日:月(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 公式HP:https://towadaartcenter.com/
奥入瀬渓流
十和田湖から流れ出る奥入瀬川に沿って、約14kmにわたり続く「奥入瀬渓流」。豊かな森の中を清らかな水が流れ、滝や岩、苔などが織りなす美しい景観を間近に感じられます。
- 住所:青森県十和田市大字奥瀬
- 公式HP:https://towadako.or.jp/towadako-oirase/
十和田湖遊覧船
十和田湖を湖上から眺めるなら、遊覧船への乗船もおすすめ。
十和田湖は透明度の高い湖水と独特の地形が特徴で、湖上を進みながらそのスケールを体感できます。
- 住所:青森県十和田市大字奥瀬字十和田湖畔休屋486
- 営業時間:8:00〜17:00(時期により変更あり)
- 休業日:11月中旬〜翌年4月中旬は冬期休業(4月中旬〜11月中旬は無休)
- 料金:大人1,760円〜
- 公式HP:https://www.toutetsu.co.jp/ship.html
小坂七滝ワイナリー
「小坂七滝ワイナリー」は、地域の風土を生かしたワイン造りに取り組むワイナリー。ワインを造る工程について説明を受けながら、実際に製造に使われる機械や葡萄畑を見学できます。併設の建物ではワインの試飲や購入も可能です。十和田プリンスホテルのディナーでも、小坂七滝ワイナリーのワインを複数種類取り扱っています。
- 住所:秋田県鹿角郡小坂町上向字滝ノ下22
- 見学時間:10:00〜15:30(※前日までに要予約)
- 休館日:火、11月中旬〜3月末は冬季休業
- 公式HP:https://kosaka-7falls-winery.com/
十和田神社・乙女の像
十和田湖畔に佇む「十和田神社」は、深い杉木立に囲まれた静かな神社、湖畔の遊歩道を進むと、詩人・彫刻家の高村光太郎が手がけた「乙女の像」があります。
湖を背景に立つ乙女の像は十和田湖を代表する景観のひとつ。自然と歴史に触れながら、湖畔をゆっくり散策したいときに立ち寄りたいスポットです。
- 住所:青森県十和田市大字奥瀬字十和田湖畔休屋486
- 公式HP:十和田神社 https://towadako.or.jp/rekishi-densetsu/towada-jinja/
- 乙女の像 https://towadako.or.jp/rekishi-densetsu/otomenozou/
実際に取材して感じた、十和田プリンスホテルの魅力
1. 十和田湖を間近に感じる、湖畔ならではのロケーション
今回の滞在を通して強く感じたのは、湖畔で過ごす時間の心地よさ。青く輝く湖や周辺に静かに息づく自然を眺めていると、日常の喧騒を忘れて穏やかな気持ちに。この特別な空気感は、実際にこの場所を訪れてこそ感じられるものです。
2. 自然を眺めながら温泉で旅の疲れを癒やせる
温泉の大浴場で過ごすひとときも、観光の合間に時間を作ってぜひ体験してほしいです。特に露天風呂では、十和田の自然を全身で受けることができます。
3. 北東北の食材を味わう「十和田湖フレンチ」
せっかく十和田プリンスホテルを訪れたなら、ぜひ味わってほしい「十和田湖フレンチ」。北東北の食材を生かした料理と、オーベルジュならではの丁寧なサービスが、滞在の時間をより豊かなものにしてくれます。
4. 十和田湖の自然に抱かれるクルーズ体験
十和田プリンスホテルで体験できる、早朝の「湖上クルージングカフェ」は、非日常を味わえるアクティビティ。朝の時間を充実させたい人にこそおすすめです。
5. 自然とアートに触れられる周辺観光スポット
ホテルを拠点に、奥入瀬渓流や十和田湖周辺の自然、十和田市現代美術館などへ足を延ばせるのもポイント。湖畔の景色を眺めながらホテルで過ごす時間と、周辺の観光を組み合わせることで、自然とアートの両方に触れる旅を満喫できます。
総評|十和田湖畔に泊まる非日常を満喫できるホテル
十和田プリンスホテルは、プライベート感のあるガーデンを備え、湖畔の自然を身近に感じながら滞在できるホテルです。客室でのコーヒータイムやラウンジでのひととき、温泉、北東北の食材を取り入れたフレンチなど、ホテルで過ごす時間そのものが旅の思い出に。奥入瀬渓流や十和田市現代美術館などの周辺観光も組み合わせながら、非日常なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
十和田プリンスホテル|基本情報
- 住所:秋田県鹿角郡小坂町十和田湖西湖畔
- アクセス:八戸駅から車で約2時間30分(事前予約制のホテル送迎バスあり)
- 公式HP:https://www.princehotels.co.jp/towada
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