秋田グルメ

秋田県は、日本海に面し、豊かな山々と肥沃な平野に恵まれたエリアです。冬の寒さが厳しい地域なので、保存食や発酵食文化が発展しており、「きりたんぽ」や「いぶりがっこ」といった秋田ならではの食文化があります。さらに、日本三大うどんのひとつである「稲庭うどん」や郷土菓子の「バター餅」など、秋田を訪れたら食べるべきグルメもたくさん。

そこで今回は、おすすめの秋田グルメを紹介。併せて、それらが食べられるおすすめのお店もご紹介するので、秋田旅行の際の参考にしてください。

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秋田グルメはどこで楽しめる?秋田駅、横手などおすすめエリア

まずは秋田グルメを楽しめる4つのエリアを紹介します。空港や新幹線、在来線の駅からアクセスしやすい場所もありますが、余すことなく楽しみたいならレンタカーを利用するのもいいでしょう。

秋田駅周辺|駅ビルや繫華街に郷土料理店が多数

秋田市民市場

秋田新幹線や在来線の駅がある「秋田駅」。県内最大級のターミナル駅で、商業施設やホテルが直結し、周囲には繁華街が広がっています。

駅ビルの商業施設「秋田ステーションビルトピコ」には、きりたんぽや比内地鶏料理など秋田の郷土料理店があります。駅から徒歩3分の距離には秋田市民市場があり、観光中に立ち寄りやすいのが魅力です。

横手|名物の「横手やきそば」の有名店が点在

横手

秋田県南東部にある横手市は、毎年2月に開催される雪の伝統行事「かまくら」が有名です。ご当地グルメの「横手やきそば」の本場で、横手駅周辺には「食い道楽本店」など横手焼きそばの専門店が多数あります。

大曲|花火鑑賞の合間に秋田グルメを堪能

大曲

大仙市の大曲は日本を代表する花火大会「大曲の花火」で全国的に知られる地域です。大仙市は秋田県南部の中核都市として農業や商業が盛んです。大曲駅西口周辺に飲食街があり、新幹線停車駅なので立ち寄りやすい場所だといえるでしょう。

角館(かくのだて)|武家屋敷周辺に秋田グルメ店が豊富

角館

秋田県仙北市にある歴史的な城下町で、「みちのくの小京都」と呼ばれています。江戸時代の面影を残す黒板塀と武家屋敷が並び、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。角館武家屋敷周辺には秋田グルメのお店が多く、新幹線停車駅なので立ち寄りやすいエリアです。

秋田の絶品ご当地グルメ12選&おすすめ店

秋田を訪れたら食べるべきご当地グルメは何でしょうか。ここでは、数あるお店のなかから、グルメレビュー・飲食店検索サイトの「食べログ」や、検索結果で上位に表示される店舗や販売場所に絞って紹介します。

きりたんぽ|もちもち食感と香ばしさが特徴

きりたんぽ

きりたんぽは、秋田県を代表する郷土料理のひとつで、お米から作られています。炊き上げたご飯を半つぶしにし、杉の串に巻き付けて炭火で香ばしく焼き上げます。

そのまま食べても美味しいですが、おすすめは比内地鶏や旬の野菜と一緒に煮込んだ「きりたんぽ鍋」です。一年を通して楽しめますが、具材が最もおいしい秋から冬にかけてが特におすすめの季節です。

きりたんぽが食べられるおすすめ店

  • 北秋くらぶ(食べログ・完全予約制):秋田県大館市幸町15-6
  • 秋田きりたんぽ屋 秋田駅前本店(予約リンク):秋田県秋田市中通2-7-6 緑屋ビル1F(6名以上は要電話予約)

稲庭うどん|日本三大うどんのひとつ

稲庭うどん

日本三大うどんのひとつとして、また秋田県を代表する名産品に発展した「稲庭(いなにわ)うどん」。江戸時代の初期に稲庭地区小沢に住んでいた、佐藤市兵衛(さとう いちべえ)という人物が、地元産の小麦粉を使って干しうどんを製造したのが始まりとされています。

なめらかな舌ざわりと、つるつるとしたのどごしの稲庭うどんは、江戸時代から高級品として知られていました。当時、秋田地方を治めていた大名・佐竹家も、他の大名への贈り物として使っていたと伝えられています。なお、昭和47年に稲庭うどんの老舗「佐藤養助商店」の当主だった佐藤養助(さとう ようすけ)がその製造技術や粉の配合を家人以外に公開するまでは、一般には食されることがなかったそうです。

稲庭うどんが食べられるおすすめ店

  • 佐藤養助 総本店(食べログ):秋田県湯沢市稲庭町字稲庭80
  • 寛文五年堂 秋田店(食べログ):秋田県秋田市中通1-4-3 エリアなかいち1F

横手やきそば|目玉焼きが乗った豪快なグルメ

横手やきそば

横手(よこて)やきそばは、太くてまっすぐな麺を使った秋田県横手市の名物グルメ。具材にはキャベツや豚ひき肉が使われ、仕上げに目玉焼きと福神漬けが添えられます。

味付けはウスターソースをベースとしていますが、各店舗が独自のアレンジを加えており、それぞれ異なる味わいを楽しめます。一般的には辛さ控えめで、まろやかな風味が特徴。

横手やきそばは1953年に誕生したといわれています。鉄板を活用した新しいメニューを考案する過程で生まれたのが始まりとされています。

横手やきそばが食べられるおすすめ店

  • 食い道楽 本店(予約リンク):秋田県横手市前郷一番町7-13
  • 藤春食堂(食べログ・予約不可):秋田県横手市大屋新町字堂ノ前22-3

比内地鶏|ぷりぷり弾力の歯ごたえ!親子丼がおすすめ

比内地鶏

比内地鶏(ひないじどり)は、秋田県で飼育されている地鶏です。弾力のある肉質、甘みのある脂、しっかりとした厚みのある皮が特徴です。また、薩摩地鶏や名古屋コーチンと並び、「日本三大美味鶏」のひとつとして高く評価されています。

比内地鶏を使った料理には、焼き鳥やステーキ、親子丼などさまざまな種類があります。なかでもおすすめなのが親子丼。濃厚な卵黄と旨みたっぷりの鶏肉を一度に味わうことができます。

比内地鶏が食べられるおすすめ店

  • 秋田比内鶏や(食べログ):秋田県秋田市中通7-2-1 秋田駅ビル トピコ3F
  • 秋田比内地鶏生産責任者の店 本家あべや 秋田店(予約リンク):秋田県秋田市中通1-4-3 エリアなかいち商業施設内1F

秋田牛|やわらかく旨味の強い肉質

秋田牛

秋田県のブランド牛「秋田牛」は、米どころ秋田ならではの米を飼料に混ぜて育てられた黒毛和牛です。腸活や美肌にも良いとされるオレイン酸が豊富で脂の口溶けが良く、やわらかく旨味の強い肉質が特徴。

代表的な銘柄には「秋田由利牛」や「秋田錦牛」などがあります。秋田由利牛は、鳥海山麓の豊かな自然と米で育まれた霜降りの黒毛和牛です。秋田錦牛は、厳しい北国の風土の中でじっくり育てられた、赤身と脂のバランスが良い銘柄牛として人気あります。

秋田牛が食べられるおすすめ店

  • 秋田牛玄亭 駅前本店(予約リンク:秋田県秋田市中通2-6-44 2F

ハタハタ料理|秋田の県魚で鍋や寿司が有名

ハタハタ料理

秋田県の県魚であるハタハタは、11月下旬〜12月に旬を迎える郷土の味です。

ハタハタは通常は水深500メートルの深海に住む魚で、海が荒れて雷鳴がとどろくような時に、産卵期の一時期のみ大群で近海に現れることから、雷光の古語である「霹靂神(ハタハタがみ)」の名からこう呼ばれるようになりました。別名をカミナリウオと言います。

代表的な料理には、魚醤の「しょっつる」で味わう「しょっつる鍋」、プチプチした卵がおいしい「塩焼き」、米と麹で漬け込んだ伝統の「ハタハタ寿し」があります。

しょっつる鍋は、上品な味わいのハタハタの身とプチプチとした魚卵「ブリコ」に、あっさりしたスープとしょっつる独特の風味は相性抜群で、まろやかなコクがあります。具材は豆腐、ネギ、白菜などを入れるのが一般的ですが、発祥地である男鹿ではシンプルにハタハタだけの汁を食べるそうです。

ハタハタ料理が食べられるおすすめ店

  • 秋田川反漁屋酒場 秋田本店(予約リンク):秋田県秋田市大町4-2-35

だまこ鍋|鶏肉と団子で作る家庭料理

だまこ鍋

「だまこ鍋」は、秋田の冬には欠かせない家庭で作られている郷土料理です。鶏ガラベースの汁に、鶏肉や野菜、すり鉢でついたご飯を丸めた団子(だまご)を入れて作ります。八郎潟周辺の南秋地方が発祥の地といわれています。

もともとは八郎潟で穫れるワカサギ、フナやシラウオなどを焼いて入れ、味噌で味を付けた「つけご」という食べ方がありましたが、八郎潟が干拓されて漁獲量の激減により魚離れが進んだため、魚の代わりに鶏のガラと肉が使われるようになりました。

「だまこ」という名前は、ご飯の団子の形に由来します。秋田では、子どもの遊び道具「お手玉」のことを「だまこ」と呼び、すり鉢でついたご飯を丸めた団子がそのお手玉の形に似た形をしていることから、この団子も「だまこ」と呼ばれるようになったといわれています。また、だまこがあまりにもおいしくて子どもたちが夢中になって食べることから、「黙って食べる子」が「だまっこ」と呼ばれるようになったという説もあります。

だまこ鍋が食べられるおすすめ店

  • 秋田料理 ちゃわん屋(食べログ):秋田県秋田市大町4-2-7
  • 道の駅五城目 食事処だまこ庵(公式サイト・予約不可):秋田県南秋田郡五城目町富津内下山内字上広ヶ野76-1

いぶりがっこ

いぶりがっこ

秋田の代表的な燻製干しの漬物。今では県内全域で作られていますが、かつては県内陸部の農家で作られていた郷土料理でした。

いぶりがっこが生まれた背景には、秋田県内陸南部特有の気候があります。この地域は冬の訪れが早く、たくあん作りのための天日干し大根が十分乾燥しないまま氷点下になってしまう、雪深い環境でした。そのため、家の囲炉裏の上で大根を干していました。囲炉裏火の熱と煙で干すことにより、大根の保存性を高め、冬を越して食べることができたのです。

この囲炉裏干しのたくあん漬けが「いぶりがっこ」の原型であり、その起源は室町時代ともいわれています。

いぶりがっこが買えるおすすめ店

  • いぶりがっこ本舗 雄勝野きむらや(公式サイト):秋田県湯沢市下院内字常盤町91(直営店)
  • おみやげ処 こまち苑(公式サイト):秋田県秋田市中通7-1-2 JR秋田駅2F

バター餅|ふわふわ食感がおいしいスイーツ

バター餅

バター餅は、お餅とバターを使って作られる秋田県の人気スイーツ。主な材料は餅米、バター、卵黄、砂糖とシンプルながら、やさしい甘さと柔らかな食感が魅力です。

焼かずにそのまま食べるのがおすすめで、ふわふわもちもちとした独特の口当たりを楽しめます。バター餅は北秋田市内のホテルやお土産店などで購入できます。

バター餅が買えるおすすめ店

  • 四季美館(公式サイト):北秋田市阿仁前田字大道上3-1
  • 道の駅たかのす(公式サイト):秋田県北秋田市綴子字大堤道下62-8 国道7号線沿い

ババヘラアイス|おばあちゃんが作るアイス

ババヘラアイス

ババヘラアイスは、ピンク色のシャーベット状のアイスと、黄色のバナナ風味アイスをひとつのコーンに盛り付けた秋田名物。季節によっては、メロンやぶどうなど旬のフレーバーが登場することもあります。

「ババヘラ」というユニークな名前は、秋田の方言で高齢女性を意味する「ババ」と、その女性たちが薄く平らな金属の道具を使ってアイスを盛り付ける様子に由来しています。日本語では、この道具を「ヘラ」と呼びます。この2つの言葉が組み合わさって、「ババヘラ」という名前になりました。

ババヘラアイスが買えるおすすめ店

  • 秋田空港ビル おみやげ広場 あ・えーる(公式サイト・不定期販売):秋田県秋田市雄和椿川山籠49

もろこし|もち米で作る和菓子

もろこし

「もろこし」は、秋田を代表する銘菓のひとつ。ルーツは江戸時代にさかのぼり、もち米の粉に砂糖と少量の水あめを加え、木型で抜き乾燥させて作る和菓子「落雁」の一種です。もち米ではなく小豆の粉を使っているのが特徴で、小豆の皮を除いて作るため、色は白っぽくなっています。

もろこしが買えるおすすめ店

  • 元祖秋田諸越本舗 杉山壽山堂(公式サイト):秋田県秋田市川尻町字大川反233-199
  • 唐土庵 角館さくら並木店(公式サイト):秋田県仙北市角館町北野124-2

秋田米|あきたこまち、サキホコレなど

秋田米

秋田県は日本を代表する米の生産地。代表銘柄の「あきたこまち」をはじめ、近年登場した新品種「サキホコレ」は、味の良さを追求して開発され、いま注目を集めています。ほかにも多収性でバランスの良い「ひとめぼれ」「めんこいな」「ゆめおばこ」などが栽培されています。

とくに、サキホコレは2合などお土産に買いやすいサイズのものも売られているのでおすすめです。

秋田米が買えるおすすめ店

  • おみやげ処 こまち苑(公式サイト):秋田県秋田市中通7-1-2 JR秋田駅2F
  • 秋田空港ビル おみやげ広場 あ・えーる(公式サイト):秋田県秋田市雄和椿川山籠49

秋田グルメは日本ならではの魅力が満載

秋田で楽しめるさまざまなグルメは、秋田の風土を活かした昔ながらのものがいまも受け継がれています。秋田のグルメを通して、日本の食文化の奥深さをぜひ感じてみてください。 

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