東北地方で見つけた遅咲き桜スポット５選

桜前線は南から北へと上がっていきます。そのため日本の北方面にあたる東北地方の桜は、4月中旬から咲きはじめ、5月初旬に満開を迎えます。

ところによっては、5月中旬まで楽しめる遅咲きの桜スポットも。東北地方の大自然を美しく彩る桜を、じっくりと堪能しましょう。

1. 弘前公園（Hirosaki Park）

公園内の弘前城は1611年に築城。櫓・城門など築城時の形態がそのまま残されており、重要文化財に指定されています。

公園内には、52種、約2600本の桜が咲き乱れ、ライトアップされた夜桜も幻想的。二の丸にあるソメイヨシノは、現存するソメイヨシノでは日本最古といわれています。

弘前公園には樹齢100年を越すソメイヨシノが400本以上あり、多くの専門家から日本一と称賛されています。4月下旬～5月上旬には、弘前さくらまつりが開催されています。

「さくら名所100選」に数えられている公園。樹齢90年を超すソメイヨシノの桜並木は珍しく、圧倒的な存在感です。

北上川河畔に2kmほど続く桜の回廊のほかにも、約150種、約1万本の桜があるといわれ、それぞれの花が美しさを競い合っています。

4月10日〜5月6日のさくらまつり期間中は、川の上空をこいのぼりが泳ぎ、遊覧船が運航される他、満開の桜並木を観光馬車が走ります。夜には、美しくライトアップされた桜並木が川面に映し出され、幻想的な雰囲気に包まれます。

満開時には山一帯が桜色に包まれる船岡城址公園。スロープカーに乗って、美しい桜のトンネルをくぐることができるほか、山頂や展望デッキから、残雪の蔵王と一緒に眺める一目千本桜が見事です。

この季節は、角館が桜色一色に染まります。町内には約400本のシダレザクラが咲き、そのうち162本が国の天然記念物に指定されています。

桜の淡いピンク色と武家屋敷通りの黒板塀とのコントラストが美しく、見事な景観をつくり出します。

花木栽培農家が善意で開放している公園で、一年を通して美しい花が咲き誇り、桃源郷と称されるほどの花の名所。様々な花が百花繚乱のごとく一斉に咲き競う様は圧巻です。頂上での吾妻連峰と花々のコントラストも必見。