名古屋から電車で約30分!招き猫と常滑焼の町「常滑市」を巡る半日旅ガイド

  • June 6, 2026
  • Q.N

常滑(とこなめ)は、日本六古窯のひとつとされ、歴史ある焼き物のまち。常滑焼の招き猫や朱泥急須が有名で、レトロな路地と煙突の風景が今もそのまま残っています。名古屋や中部国際空港セントレアからのアクセスも抜群。巨大な招き猫やフォトジェニックなやきもの散歩道、陶芸体験からカフェ巡りまで楽しめる常滑で、伝統文化と癒やしの町歩きを満喫してみませんか?

常滑は何が有名?招き猫と3つの魅力

① 招き猫の聖地|巨大招き猫・とこなめ招き猫通り

「招き猫」といえば常滑!という認識は、今や国内だけにとどまりません。常滑市は日本国内で流通する招き猫の大半を生産してきた、まさに招き猫のふるさとです。

まちのシンボルとも言える「とこなめ招き猫通り」は、常滑駅から東のとこなめ観光案内所に向かう道沿いに39体もの招き猫が並ぶ、ユニークな観光ストリート。それぞれ個性豊かなデザインで、写真を撮りながら歩くだけで楽しい気分になれます。

通りのなかでも特に人気なのが、壁の上から街を見守る巨大招き猫「とこにゃん」。SNSにアップすれば反響あること間違いなし。インバウンド観光客にも大人気のフォトスポットです。

また、常滑焼の招き猫の中でも特に二頭身で丸いめの「常滑系」招き猫は、幸福・縁起の象徴として親しまれる縁起物。かわいいミニサイズからインテリアになる大型まで、豊富なラインナップのお土産が揃っています。

②日本六古窯「常滑焼」|朱泥急須のふるさと

常滑焼といえば、真っ先に思い浮かぶのが朱泥(しゅでい)の急須。鮮やかな赤茶色が特徴で、常滑の土と伝統的な焼成技法から生まれる代表的な工芸品です。釉薬(ゆうやく)を使わず、土そのものの風合いを生かしたシンプルなデザインも魅力。お茶の苦みや渋みをまろやかにするとされ、より深い味わいを楽しめます。

印象的だったのが、本物の紅葉の葉を使って模様をつけた急須。葉を土に押し当てて焼き上げることで、葉脈の細部まで繊細に写し取られた模様が生まれます。同じ葉は二枚とないから、模様も一つひとつ違うという、手仕事ならではの特別感です。

近年は海外でも注目され、中国・台湾など茶文化のある地域では贈り物として選ばれることも増えているそう。常滑焼は、日本の伝統技術を今に伝える代表的な工芸品のひとつです。

③ やきもの散歩道|古窯の跡・煙突・細い路地が残る町歩き

常滑のまちを歩いていると、タイムスリップしたような感覚に陥ります。ここには現役の窯元や工房が立ち並ぶほか、昭和初期の面影をそのまま残す路地や煙突の風景が今も息づいているからです。

やきもの散歩道Aコース・Bコースとして整備されており、歩きながら工房やセレクトギャラリー、地元のカフェなどに気軽に立ち寄れます。のんびり散策しながら、常滑焼の魅力に触れる午後のひとときは格別です。

常滑市へのアクセス|名古屋から約30分、中部国際空港セントレアから約5分

名古屋駅から常滑駅まで

名古屋鉄道(名鉄)を使えば、名古屋駅から常滑駅まで約30〜40分で到着。ミュースカイ(中部国際空港アクセスの特急列車)は、常滑駅には停車しないため注意が必要です。

日帰りでも十分に楽しめる距離感で、午前中に出発すれば半日観光→夕方には名古屋に戻るというプランも組みやすい立地です。

アクセス概要:

  • 名鉄名古屋駅 → 常滑駅(電車で約30〜40分)
  • 運賃:片道 750円(2026年5月時点)

中部国際空港(セントレア)から

空港から常滑駅まで空港線で約5分という近さは、国際線を利用するインバウンド旅行者にとって非常に便利。フライトの前後に立ち寄れる観光地として、外国人観光客からの注目も急上昇中です。

アクセス概要:

  • 中部国際空港 → 常滑駅(電車で約5分)
  • 運賃:片道 330円(2026年5月時点)

車でアクセスする場合

名古屋方面から車で向かう場合は、知多半島道路からセントレアラインを利用し、「常滑IC」または「りんくうIC」で下車するルートが便利です。名古屋市内からは約40〜50分ほどでアクセスできます。

常滑とはどういう意味?|地名の由来を分かりやすく解説

「常滑(とこなめ)」という地名はどこから来ているのでしょうか。その答えは、この土地の地盤そのものにあると考えられています。「常(とこ)」は「床(とこ)」、すなわち地盤のことを指し、「滑(なめ)」は滑らかという意味。古くからこの地域は粘土層の露出が多く、その土質がなめらかだったことから「とこなめ」と呼ばれるようになり、やがてそれが地名として定着していったとされています。

常滑で絶対に寄りたいフォトスポット

とこなめ招き猫通り

常滑駅前から続く全長約250メートルの通りに、個性豊かな招き猫が39体並んでいます。それぞれの招き猫は地域の作家や窯元が手がけたもので、どれひとつとして同じデザインがありません。歩きながらお気に入りの一体を見つける楽しさは、まさにここだけの体験。招き猫好きはもちろん、初めて常滑を訪れる方にもまず最初に歩いてほしいスポットです。

訪れた日は混雑していなかったため、通り全体を眺めるだけでなく、一匹ずつじっくり表情を見ながら散策できました。写真や動画もゆっくり撮影できるので、招き猫好きはもちろん、フォトスポット巡りを楽しみたい人にもおすすめです。

見守り猫「とこにゃん」

招き猫通りの途中、壁の上に顔が見える巨大招き猫が「とこにゃん」。高さ約3.8メートルの圧倒的な存在感で、常滑のまちをやさしく見守っています。大きな瞳とふくよかな表情がかわいらしく、訪れた人は思わず写真を撮らずにはいられません。SNS映えも抜群で、常滑を代表するランドマークのひとつです。

とこなめ招き猫通りから数分歩くと到着しますが、途中には坂道もあるため、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。

でんでん坂

やきもの散歩道のなかにある石畳の坂道で、まるで昔の映画のセットのような雰囲気が漂います。石畳の間から顔をのぞかせる草花や、古い窯の壁が独特の情緒を醸し出しており、カメラを持った旅人が思わず立ち止まるスポットです。

土管坂(どかんざか)

常滑焼のシンボル的な景観といえば、この土管坂。坂の壁面にびっしりと積まれた陶製の土管と壺、足元の舗装には土管の焼成時に使われた廃棄物(ケサワ)が敷き詰められ、唯一無二の景色を生み出しています。この坂を撮った写真は、旅のハイライトになること間違いなしです。

常滑で絶対に寄りたいショッピング・体験スポット

とこなめ観光案内所(陶磁器会館内)

やきもの散歩道の出発地点のとこなめ観光案内所は、散策前にまず立ち寄りたい旅のベースキャンプ。館内では招き猫置物のほか、招き猫グッズや常滑市のお土産など、陶器以外のアイテムも幅広く揃っています。「何を買えばいいか分からない」という方も、ここを一周すれば常滑みやげの全体像がつかめます。

英語、筒体中文、繁体中文、韓国語など言語対応の観光パンフレットやマップも充実しており、重い荷物を預けてから身軽に散策に出かけられるのも助かるポイント。ギャラリーエリアでは常滑焼など幅広いジャンルの作品を展示しています。

訪れた日は、本田郁子氏による陶展「土のぬくもり 春のねこ」が開催されていました。団子を食べながら花見を楽しむ猫や、ビーチでのんびり過ごす猫など、思わず笑顔になるような可愛らしい作品が並び、温かみのある世界観を楽しめました。

まちの駅 常滑焼ヤマタネ

まちの駅 常滑焼ヤマタネは、スタッフの対応が親切で雰囲気もよく、ついつい長居してしまうショップ&体験スポット。急須はもちろん、お茶のアロマポットや食器類もデザインがかわいらしく、実用的なお土産としておすすめです。陶器の置物だけでなく、招き猫モチーフのステッカーやポストカードなど手頃な小物も充実しているので、「かさばらないお土産が欲しい」という旅行者にもぴったりです。

そしてここの目玉とも言いえるのが陶芸体験。レベルや時間に合わせて3つのコースから選べます。体験はいずれも事前予約が必要。旅の記念に、常滑の土で自分の手から生まれた一点ものを持ち帰ってみてください。

電動ロクロコース|3,850円(税込)

本格的な電動ロクロを使って作品を作る体験コース。陶土4kgを使用し、自由に成形できます。所要時間は約2時間。

👉ご予約はこちら【じゃらん】

手びねりコース|1,980円(税込)

陶土400gを使い、手で形を作る初心者向けコース。所要時間は約1時間で、気軽に陶芸体験を楽しめます。

👉ご予約はこちら【じゃらん】

絵付けコース|1,430円〜1,650円(税込)

カップ・皿・招き猫に絵付けできる人気コース。約40分で体験でき、オリジナルの招き猫作りも楽しめます。

👉カップ・お皿お絵付けコースご予約はこちら【じゃらん】

👉招き猫・お茶碗お絵付けコースご予約はこちら【じゃらん】

常滑市観光モデルコース|半日で巡る"招き猫の町"

常滑は、半日あれば主要スポットをしっかり回れるコンパクトな観光地です。以下のモデルコースを参考に、自分のペースで組み合わせてみてください。

① 常滑駅 → 招き猫通り(約15分)

常滑駅を出たらまず、とこなめ招き猫通りへ。駅から徒歩すぐで、39体の招き猫がお迎えしてくれます。ぷっくりとした表情の招き猫たちと記念写真を撮りながら、ゆっくり通りを歩いてみましょう。途中で「とこにゃん」も見逃さずに。

②とこなめ観光案内所→ やきもの散歩道Aコース(60〜90分)

招き猫通りを抜けたら、とこなめ観光案内所(陶磁器会館)で観光マップを入手。荷物があればここで預けておくと楽です。そのままやきもの散歩道Aコースへ。土管坂、でんでん坂など、常滑ならではのフォトジェニックな景観が続きます。煙突や窯跡を眺めながら、ゆっくり路地を歩いてください。

💡ポイント: Aコースは約1.6キロメートルの周遊コース。坂道もあるので歩きやすい靴がおすすめ。

③カフェ休憩(約30分)

散歩道沿いや常滑駅周辺には、古民家を改装したカフェやギャラリー兼カフェが点在しています。常滑焼のカップで飲む一杯のコーヒーや抹茶は、旅のしめくくりにぴったり。窯元の作品に囲まれながら、ゆっくりと余韻を楽しんでください。

④まちの駅 常滑焼ヤマタネ(60〜90分)

バスでまちの駅 常滑焼ヤマタネへ移動し、お土産選びと陶芸体験を。急須・招き猫・マグカップなど豊富なラインナップの中からお気に入りの一品を探すのは、それだけで楽しい時間です。陶芸体験をする場合は時間に余裕を持って立ち寄りましょう。

💡ポイント: 陶芸体験は予約が必要のため、事前に公式サイトや電話で確認を。

常滑は魅力が詰まった旅先

招き猫、急須、土管坂、一見バラバラに見えるこれらのキーワードは、すべて常滑の「やきもの文化」でつながっています。深い歴史を持ちながら、気軽に歩いて楽しめるコンパクトなまちづくりが常滑の魅力。名古屋や空港からのアクセスも良く、半日あれば十分に満喫できます。

次の愛知旅行の計画に、ぜひ常滑市を加えてみてください。きっと、お気に入りの招き猫が"あなたを呼んでいる"はずです。 

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