数ある恋愛リアリティショーのなかでも異色の存在である『ラヴ上等』。2025年12月に全10話がNetflixで配信されると、4週連続日本国内 週間TOP10(シリーズ)1位を獲得、週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)最高7位を獲得するなど世界各国で話題を集めました。
この作品の最大の特徴は、出演者が全員ヤンキーであること。血の気たっぷりに繰り広げられる恋愛の駆け引きは、これまでさまざまな恋リアを観てきた筆者にとっても新鮮でした。SNS上ではおとさんやヤンボー、あも、きぃーちゃん など出演者の話題で盛り上がり、SNSきっかけで番組が気になった人もいたはず。
本記事では、ヤンキーとは無縁の世界に育った筆者がどハマリした『ラヴ上等』シーズン1の見どころや名言などを解説します。
※文章内にネタバレがあります
日本文化?『ラヴ上等』ヤンキー達の恋リアに世界が夢中!
『ラヴ上等』の舞台は、山奥にある学校「羅武上等学園」。元暴走族総長、元ヤクザ、最終学歴は少年院、周りから不良と恐れられた過去を背負うヤンキーの男女11人が喧嘩に恋にぶつかり合いながら14日間の学校生活を共にします。
その姿は多くの人を惹き付け、2025年12月の配信直後から4週連続日本国内 週間TOP10(シリーズ)1位を獲得、さらに、週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)最高7位を記録。日本発アンスクリプテッド作品(筋書きのない物語)として初めて韓国で週間TOP10入りを果たし、香港、台湾、シンガポールなどでもランクインしました。
英語版タイトルは「BADLY in LOVE」。“ヤンキー”という日本独自の文化圏に育った若者が発する言葉や行動が海外の視聴者の目に留まったのでしょう。また、『東京リベンジャーズ 』などのアニメ作品がアジア圏で人気を集めており、ヤンキー文化への関心が高まっていたのも人気の理由です。
『ラヴ上等』はどこで観られる?配信状況と全エピソード数
『ラヴ上等』はNetflixで独占配信されています。音声は日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語。字幕は英語、韓国語、中国語、インドネシア語、タイ語、フィリピン語、ベトナム語、マレー語などに対応しています。
『ラヴ上等』サブタイトル一覧(全10エピソード)
サブタイトルを書き出してみても、そのインパクトは絶大。サブタイトルの恋リアとは思えないようなラインナップが興味を掻き立てます。
| エピソード | タイトル |
| 1 | あれはラヴ上等だわ |
| 2 | イライラするわ、日本刀ある? |
| 3 | ほんまにしてないです |
| 4 | 水はヤベェだろ |
| 5 | 寂しかった。子供欲しい |
| 6 | 好きになった子以外、ジャリにしか見えない |
| 7 | 乱入くれた方がいいよ |
| 8 | 一途は一番強いんだよ、マジに |
| 9 | 人と関わるのっていいじゃん |
| 10 | 過去も全部含めて背負っていきたい |
『ラヴ上等』シーズン2はいつ?2026年に配信が決定
日本のみならず海外にも衝撃を与えた『ラヴ上等』は、2025年12月24日に異例のスピードでのシーズン2の制作を発表しました。シーズン2の舞台は沖縄。海辺の静けさのなかで、ヤンキーたちの恋と葛藤がどう爆発するのか楽しみです!
『ラブ上等』で伝説を作った出演者11人&その後
『ラヴ上等』を語るうえで欠かせない11人の出演者。ここでは彼らのプロフィールやその後を紹介します。
つーちゃん(塚原舜哉)
30歳のキャバクラ経営者。最終学歴は少年院の暴走族元総長でありながら、トマトが苦手なかわいい一面も。「女は顔」と断言。
『仁義を知るロマンチスト』
いかつい見た目でありながら、エピソードを進めるうちに優しい一面がどんどん見えていき、最終的にはみんなの心を動かす存在に。
つーちゃんといえばこのシーン!
エピソード1のミルクとの初対面でいきなり喧嘩をふっかけ、恋リアでは異例のセキュリティが喧嘩を止めるという一幕も。
気になるつーちゃんのその後
2025年2月時点、番組内でカップルとなったBabyと交際中。遠距離恋愛中であることを公言し、2人でディズニーリゾートに行った様子をInstagramにも投稿しています。
ミルク(佐藤匠海)
建築業で働く22歳。川崎の元暴走族総長。恋愛には一途で、「本気の恋がしたい」と応募しました。
『惚れたら一途な甘えん坊』
ラヴ上等は視聴者が驚くような速さで誰かを好きになるメンバーが多い反面、心変わりするスピードも早いのが特徴。しかし、ミルクは最初からBabyを一途に思い続けました。
ミルクといえばこのシーン!
エピソード8では校内放送で「ユリアさん(Baby)に会いたいです」とストレートに気持ちを伝えました。
気になるミルクのその後
現在も建築業で働くミルク。「色々な世界、業種の方が集まって一緒に生活できて、自分自身の視野や世界が広がったし、考え方に変化があったなと感じている」と参加後のインタビューで語っています。
タックル(津田祥)
盆栽業で働く24歳。クラブで暴れる客をセキュリティとして一撃してきた過去も。大柄ながら気遣いは細やか。
『狙った相手に猪突猛進』
きぃーちゃん一筋でブレない姿にかわいらしさを感じるはず。いざとなれば好きな人を守る度胸もあります。
タックルといえばこのシーン!
エピソード3できぃーちゃんとたこ焼きを作ったタックル。明らかに失敗したたこ焼きを食べたてんてんが「全然おいしくない」と言うと、きぃーちゃんを守るために本気のタックルをお見舞いする姿に衝撃を受けるはず!
気になるタックルのその後
現在も盆栽業を続けています。業務内容は主に盆栽のリース事業のほか、丸の内の店舗で盆栽やアパレルの販売も行っています。
二世(櫻井二世)
27歳のバー経営者。ケンカ三昧の過去から一転し、母の涙でボクサーになることを目指したそうです。その顔立ちからモテを自認しています。
『最後は全員、俺に惚れる』
とにかく自信に満ち溢れた二世。実際に女性陣も惹かれており、Baby、おとさん、あもが二世に惹かれる展開が生まれました。
二世といえばこのシーン!
エピソード7では、卒業4日前に全員で屋形船に乗ることに。いままで誘うことのなかったおとさんを二世から誘い、おとさんの気持ちに答えるかどうかは告げず、「それでも好きやって言うなら誘って欲しい、誘ってくれたらうれしい」と残酷な優しさを見せました。
気になる二世のその後
番組内であもとカップル成立後、2025年12月下旬時点で「あまり連絡とっていない」と関係性を告白。しかし、2026年1月21日に2人でのプリクラ撮影時の動画を投稿しています。
ヤンボー(西澤偉)
30歳のラッパー。大学中退の元インテリヤクザ。逮捕を機に家族のため堅気に。感情表現はド直球です。
『俺は俺の道をゆく』
不器用で直球な性格で、仲間思い。怒ると元ヤクザであることを思わせる言動で周囲を恐怖させることも。残念ながら番組ルールへの懸念から途中で退学となりました。
ヤンボーといえばこのシーン!
エピソード3の途中で緊急退学が発表されるシーンは衝撃。過去の薬物使用を想起させるような発言があったことが退学の原因ですが、本人は否定しています。
気になるヤンボーのその後
"136youngboss" (イサム・ヤングボス) として現在も活動中。2025年12月15日には全7曲入りのEP「自分、不器用ですから」を配信しました。
てんてん(七星天星)
25歳の現役ホスト。爽やかなルックスに反し「悪さはひと通りしてきた」のだとか。告白成功率100%のイケメン。
『愛される才能、生まれつき。』
物腰の柔らかさが魅力。ほかの男性陣のようなヤンキー感がないので、最初は男性陣に嫌われていましたが、徐々に打ち解けていきました。
てんてんといえばこのシーン!
エピソード3でヤンボーが途中退学した直後に転校生として合流したてんてん。合流直後にデートに誘ったおとさんと乗馬デートを楽しむ姿はまるで王子様のよう。しかし、乗馬中のトークはラヴ上等ならではのヘビーな内容です。
気になるてんてんのその後
現在もホストをしながら、たまに歌舞伎町の清掃活動をしているそうです。
おとさん(乙葉)
専門学生とキャバクラ勤務を掛け持つ22歳。将来は和柄のランジェリーブランドを立ち上げるのが夢。
『好きになったら地獄まで』
これまでは相手にお金を使ったり、尽くしたりするような恋愛ばかりで、それを変えたくて参加したそう。一途な一面は本編でも存分に発揮されています。
おとさんといえばこのシーン!
エピソード5で、二世をサウナに誘うおとさん。好きな人の前でしか見せない言動を二世の前でだけ見せる姿は、観ているこちらがドキドキしてしまいます。
気になるおとさんのその後
現在も専門学校生とキャバクラ勤務を続けています。配信後の注目度が高いメンバーの1人です。
Baby(ユリア)
塗装業をしながらタレントとしても活動する25歳。Instagramでは愛犬と愛兎との日常も発信しています。
『強さの裏に、愛の渇き。』
極貧家庭を経て児童養護施設育ち。周りのへの恨みから極真空手で心身を鍛えるも、本当は「甘えたい」という気持ちが強いそう。
Babyといえばこのシーン!
1話のサウナデートで、相手の男性に魅力を感じたBaby。思わず「あれはラヴ上等だわ、マジで」と言い、自分の高まる気持ちを表現しました。
気になるBabyのその後
カップルとなったつーちゃんと遠距離恋愛で交際を続けており、ラウンドガールに挑戦するなどメディア出演も増加中です。
てかりん(ひかる)
BAR勤務の傍ら、地下格闘技選手としても活動する23歳。先輩に仕返しして高校退学。荒っぽい巻き舌口調だが、子ども好き。
『選んだ男は皆、刺激強め』
やんちゃな男性が好きなてかりんが惹かれたのはヤンボー。保育士になりたかったくらい子どもが好きなので、子どもに優しく接するギャップで気になる存在に。
てかりんといえばこのシーン!
エピソード3でヤンボーが退学し、突然の別れが訪れるシーンは必見。しばらく悲しみに暮れたが、転校生として加入したてんてんと向き合うなかで、徐々に新たな恋へと踏み出してきました。
気になるてかりんのその後
現在もBAR勤務と地下格闘技選手の両立。Instagramでは番組メンバーのタックルとコンビのようなネタ動画を投稿するなど活動しています。
きぃーちゃん(綺麗)
モデルとメイク講師を務める23歳。自他共に認めるギャル。木刀が相棒の元武闘派。情に厚く芯が強い。
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『強さも色気も、地でいくタイプ』
元ギャル雑誌のモデル出身だけあり、見た目も中身もギャルど真ん中。“綺麗”というインパクトのある本名ですが、韓国でもそのビジュアルに注目が集まりました。
きぃーちゃんといえばこのシーン!
ストレートな物言いが注目されるきぃーちゃん。エピソード2では自分に熱い視線を向けてくるタックルについて、「食われんじゃねえかなって思って、そのうち」と表現しました。
気になるきぃーちゃんのその後
日本最年少の女子校メイク講師やインフルエンサーとして活躍。出演後のK-POP風黒髪ロングへの変貌、SNSでのすっぴん披露などが大きな反響を呼んでいます。
あも(AMO)
27歳のショーダンサー。50人に告白された元ヤン好きの一軍女子。「全員落とす」と強気。
『恋もステージも、主役しか似合わない。』
黒髪のミディアムヘアが特徴的なあもは、エピソード4で合流しました。学生時代からモテてきたのも納得のあざとかわいさを共同生活中も振りまき、男性陣を翻弄します。
あもといえばこのシーン!
エピソード6で、あもが二世のことを誘いに喫煙所にやって来るシーンが印象的。おとさんが彼に縋り付いて号泣していたため、あもは無言でその場を去るのですが、そのときの表情に注目。
気になるあものその後
公式SNSなどでたまにツーショットの投稿を見かけますが、二世とあもは自然消滅したと噂されています。あも本人は現在もショーダンサーとしての活動を継続中。
SNSを騒がせた『ラヴ上等』名言10選
『ラヴ上等』を語るうえで欠かせないのが、ヤンキーが集まったからこそ飛び出した名言の数々。ここでは出演者とMCによる10個の名言を紹介します。
Baby「水はヤベェだろ。」/エピソード4
一番有名な名言とも言えるのがこれ。新メンバーとして加入したシャーダンサーのあもが、ショーの演出で客に水をかける。それがBabyにかかりキレたときに発した。
ミルク「座れよてめぇ。恋しに来てんだろ?」/エピソード1
初めて顔を合わせた瞬間に、つーちゃんに絡まれたミルクが発した一言。
きぃーちゃん「メスの顔してない」/エピソード3
自分に一途に来るタックルの気持ちに答えられないことが嫌なきぃーちゃん。タックルに対して「異性として見れてない」と伝えるとともにこの発言をした。
ヤンボー「マジでイライラする。日本刀ある?」/エピソード2
ヤンボーとミルクのサウナでの衝突をきっかけに、緊張感が高まるシーンで使われた。
つーちゃん「乱入くれたほうがいいよ」/エピソード7
二世に想いを寄せるおとさん。違う女性とツーショットタイムを楽しむのを黙って待つおとさんに、つーちゃんが乱入を提案した。
ミルク「いっそのこと焼き入れてほしいっす」/エピソード7
Babyとの会話が弾まないことに悩むミルクの一言。
あも「そういう二世だったら要らない」/エピソード8
インタビューパートで二世への気持ちを語るなかで、「ちょこちょこ遊ぶなかの一員だとしたら私は絶対に幸せになれないってわかってるんでそれだったら要らないですよ」と話した。
AK-69「やっぱヤンキーは末席に座るんすよね。背後取られたくないんで」
男性出演者たちの座る様子を観たラッパーのAK-69が発した。AK-69自身も若い頃はヤンチャだったので、ヤンキーあるあるがわかる。
MEGUMI「いまを生きてんす。今生きなんですの人たち」
『ラヴ上等』のプロデューサーでもあるMCのMEGUMIが、スタジオでエピソードを観ながら出演者を“今生き”と表現した。
永野「気持ちいいぐらい引きずらない。読み切りマンガみたい。」
喧嘩をしても切り替えの早いメンバーに対し、MCの永野が発した発言。まさに視聴者の気持ちを代弁している。
ガチ恋を盛り上げた平成レトロソング「Love again」
『ラヴ上等』の主題歌となったのが、globeの1998年のヒット曲「Love again」。平成を代表する音楽プロデューサーである小室哲哉による作詞・作曲で、globeの12thシングルです。
90年代の日本のヒットソングは“恋”をテーマにした華やかな世界観を表現した楽曲が多く、それらの楽曲を聴くと青春時代を思い出す30〜40代が多いでしょう。「Love again」もそうした楽曲のひとつで、トランスとJ-POPのミクスチャーのようなメロディラインが『ラヴ上等』の世界観に驚くほどフィットしているんです。主題歌になったのをきっかけに“平成レトロ”に関心のある若い世代にも改めて影響を与えています。
ヤンキーが苦手でも観たくなるのが『ラヴ上等』の魅力!
『ラヴ上等』はこれまでヤンキーを苦手に感じていた人にとって、新たな文化を知るきっかけになるかもしれません。見た目はコワモテでも、内面を知れば魅力に気付くこともあるはず。シーズン1でこれだけ面白いんだから、シーズン2がどうなるのかもいまから楽しみです!
Netflixリアリティシリーズ「ラヴ上等」シーズン1 独占配信中、シーズン2 2026年配信決定
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