【現地レポ】攻殻機動隊展で「電脳ダイブ」体験!ARタチコマの解説や限定グッズ、笑い男カフェメニューまで徹底取材

高さ15メートルの天井から垂れ下がる無数のケーブル。巨大モニターを中心に会場の壁一面へと広がっていく空間マッピングに包まれた空間は、まるで「電脳の海」を可視化したよう。

映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の主人公・草薙素子の象徴的な「有線接続」を想起させるインスタレーションから始まるのは、シリーズ35周年を記念して開催中の「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」です。

東京・虎ノ門で2026年1月30日から4月5日まで、過去最大規模で展開されるこの展示会は、1995年の劇場版から最新作まで30年以上にわたるシリーズの歴史を網羅。

1,600点を超える貴重な制作資料 に加え、AR技術によって目の前に現れるタチコマの解説、さらには歴代監督や有名アーティストによるトークショーや音楽イベントなど、攻殻機動隊の世界観に没入できる体験型の構成が目を引きます。すでに争奪戦となっている限定グッズ、そして「笑い男」など、作中のキャラクターをモチーフにしたコラボカフェメニュー。ファンなら迷わず足を運んでほしい展示会の全貌を現地よりレポートします。

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※全て税込み価格です

【2大ポイント】キーワードは没入感!「電脳VISION」と「特別イベントシリーズ」

今回の展示会の大きな特徴は、「見る」から一歩踏み込んだ体験型の構成にあります。なかでも象徴的なのが体験型ARコンテンツ「電脳VISION」と、会期中に断続的に開催される「特別イベントシリーズ」。この2つの試みが、本展の没入感を決定づけています。

体験型ARコンテンツ「電脳VISION」

電脳VISION体験中

最新のARグラスを装着し、画面上に現れる多脚戦車「タチコマ」の解説を聞きながら原画展示を巡る体験型コンテンツです。

電脳VISIONの画面

ARポイントとして設定された原画の前に立つと、自動的に解説がスタート。タチコマのナビゲーションに加え、その原画が使用された映像シーンもAR上に再生されます。静止画としての原画と、完成映像としてのシーンを同時に体感できる構成は、本展らしい未来的な演出です!

体験できるコンテンツは全28コンテンツ。そして、このコンテンツのラストを飾るのは、『攻殻機動隊 SAC_2045』最終話をモチーフにした特別映像です。ファンの間ではすでに「素子DIVE」と呼ばれ、話題を集めています。

電脳VISION体験中

「素子DIVE」を体験するなら、窓外に東京の夜景が広がる時間帯を狙うのがおすすめ。サイバーパンク的な都市風景と演出が重なる様子は一見の価値あり!

「電脳VISION」は事前予約制の有料コンテンツで、本展の入場チケットとは別途料金が必要です。

😄TIPS:当日でも「電脳VISION」を体験できる場合があるそうです。事前予約を忘れてもあきらめずに窓口に聞いてみてください。

特別イベントシリーズ

REFLEX of Ghost and the Shell

もう一つの柱となるのが、会期中に開催される特別イベントシリーズです。

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の神山健治監督をはじめとする制作陣や、小説家・お笑い芸人の又吉直樹氏、メディアアーティストの落合陽一氏といった日本を代表する表現者たちが登壇。対話を通して作品の思想や背景に迫るトークセッション「DIALOGUE of Ghost and the Shell」が展開されています。

さらに、音楽と映像が融合するナイトミュージアム企画「REFLEX of Ghost and the Shell」も開催。展示空間が夜限定の特別仕様へと変化します。

REFLEX of Ghost and the Shell

筆者が体験した「REFLEX of Ghost and the Shell」では、インスタレーション空間がまるでクラブのような雰囲気に。作品からインスピレーションを受けたサウンドが流れるなか、来場者は思い思いに体を揺らしながら空間を楽しみます。

なお、「DIALOGUE of Ghost and the Shell」は無料、「REFLEX of Ghost and the Shell」は事前予約制のイベントになります。詳しくは公式サイトのEVENTページをチェックしてくださいね。

👉公式サイトはこちら(英語)

😄TIPS:夜のイベント開催時、 GALLERY は20:00まで、ショップは21:00までオープンしています。普段よりゆっくり見て回れますよ。

 GALLERY A :展示会は「NODE(思考の結節点)」からスタート

会場は、GALLERY A・B・C(ショップ)の3エリアで構成されています。

最初に訪れるGALLERY Aのテーマは「NODE(思考の結節点)」。ここは、「巨大電脳ネットワークビジュアライザー “Nerve Net”」と、「“知の遺跡” “World Tree: Ghost and the Shell”」という2つのインスタレーションによって構成された空間です。

無数に垂れ下がる配線と大型モニターがつくり出す空間は、巨大な神経網の内部に入り込んだかのようでもあります。シリーズが描いてきた“人とネットワーク”の関係性を、まずは身体感覚として提示する導入部といえるでしょう。

巨大電脳ネットワークビジュアライザー “Nerve Net”:シリーズの全情報にアクセス

Nerve Net

会場内に設置されたモニターを操作し、1995年の劇場版から最新シリーズまでの膨大な情報を自由に探索できるインスタレーションです。

Nerve Net

「草薙素子」「タチコマ」「笑い男事件」などのキーワードを軸に整理された情報が、タッチ操作によって次々と展開していきます。単なる年表展示ではなく、各要素がネットワーク上で接続される構造になっており、作品世界を横断的に捉え直す設計が印象的でした。

“知の遺跡” “World Tree: Ghost and the Shell”:「有線接続」が現実に

World Tree: Ghost and the Shell

冒頭でも触れた、“有線接続”のイメージを立体化したインスタレーションがこの「World Tree: Ghost and the Shell」です。

GALLERY A全体の象徴ともいえる存在であり、特別イベント開催時にはステージ空間へと姿を変えます。

展示として静かに存在する時間と、音楽やトークが交差するライブ空間へと転換する時間。場そのものが機能を変えながら“ネットワーク”を体現していく点も、本展ならではの演出です。

 GALLERY B :作品の魅力を「“DIG(掘り起こす)” 」体験する展示

1,600点以上の制作資料

GALLERY Aを抜けると、次は作品を“掘り起こす”セクションであるGALLERY Bへ。ここでは1,600点以上の制作資料に加え、作品に影響を受けたアーティストによる「Collaboration Artist Exhibition」も展開されています。

1,600点以上の制作資料を展示。大型セルは展示会ならでは!

制作資料

1995年の劇場版『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』から最新作のTVアニメーション『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』までを網羅する圧巻のアーカイブ。

制作資料

とりわけ大型セル画の展示は迫力があり、映像では見逃してしまいがちな細部の筆致や色彩設計まで確認できます。

デジタルアーカイブ

会場中央にはパソコン端末も設置され、デジタルアーカイブとして資料を閲覧することも可能。

『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』の原画

会場の奥にはサイエンスSARUが手掛ける待望の TVアニメーション『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』の原画も展示されていました。タッチはこれまでの作品よりデフォルメが強いように思います。どんな作品になるのか今から楽しみですね!

 Collaboration Artist Exhibition :Sexy Robot_The Ghost in the Shell type 1

Sexy Robot_The Ghost in the Shell type 1

現代美術家・空山基氏によるアートプロジェクト「Sexy Robot」シリーズより、本展のために制作された、草薙素子をモデルとした新作彫像です。

草薙素子という存在を、空山氏独自の解釈によって“未来の身体”として再構築。サイボーグという概念が持つ美しさと無機質さを同時に提示した美しい作品でした。

Collaboration Artist Exhibition : 笑い男になる鏡 "Laughing Man Mirror"

 笑い男になる鏡

自分の顔に“笑い男”のマークが重なるインタラクティブ展示。

架空のハッカーである笑い男の象徴的なロゴが現実の自分とリンクする瞬間は、自分もなんだかハックされた気分に。単なるフォトスポットにとどまらない、コンセプチュアルな仕掛けです。

😄TIPS:会場ではXと連動したキャンペーンが実施されていました。訪れた記念にぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

 Collaboration Artist Exhibition : AI監視社会のカモフラージュ

AI監視社会のカモフラージュ

展示されたTシャツを体の前にかざすと、モニターに映し出された自分の姿が背景に溶け込むように消えていきます。シリーズで描かれてきた光学迷彩や情報統制の世界観を、直感的に体験できる仕組みです。

😄TIPS:展示で使用されているTシャツは、グッズ売り場で購入可能。アニメグッズではなく、Tシャツとして素敵なデザインでした。

複製原画を持ち帰れる「Analog Dig」

お気に入りの複製原画を“発掘”し、購入できる有料コンテンツ「Analog Dig」。

どの作品が手に入るかはその場での出会い次第。データではなく“紙”として持ち帰る体験は、「DIG」というテーマとも呼応しています。

  • 価格:1袋 2,000円
    ※入場後、会場内で販売
    ※数量限定

【裏技有】欲しいグッズを手に入れる方法は?大人気の展示会限定グッズを紹介

グッズ売り場

本展示会はグッズの量も過去最大規模!シリーズを横断した100種以上のオリジナルグッズはアパレル、雑貨、アートピース、クラフト作品まで幅広いラインナップがそろいます。

Tシャツ

特にTシャツは圧巻のバリエーション。

グッズ売り場

有名ブランドとのコラボアイテムやスマホと連動する屏風など、遊び心のある心のあるグッズもたくさんありました。

売り切れ商品も多いですが、ここで一つ裏技を紹介しましょう!

公式Xアカウントでは入荷情報が随時更新されています。再入荷のタイミングを事前に把握して来場すれば、入手できる可能性はぐっと高まります。

👉公式Xはこちらから(日本語のみ)

タチコマや笑い男がカフェメニューに!限定コラボメニューを実食レポート

TOKYO NODE CAFE

展示会とあわせて立ち寄りたいのが、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー8Fの「TOKYO NODE CAFE」で展開されている期間限定コラボメニュー。こちらも、ファンならぜひチェックしておきたいポイントです。

フチコマレッドバーガー 2,500円

フチコマレッドバーガー

国産牛パティを使用した本格派のグルメバーガー。スパイシーなソースとジューシーな肉の旨味がしっかり感じられ、満足度の高い一品です。

フチコマレッドバーガー

バーガーに挟まれたオニオンリングも良いアクセントになっていました。

😄TIPS:「ウチコマグリーンバーガー」と味は同じ。推しキャラで選ぶのがおすすめです。

タチコマフロート 1,500円

タチコマフロート

タチコマをイメージしたブルーカラーのドリンク。

味は攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIGで印象的に登場した“りんご”をモチーフにしたソーダ。ヨーグルトとラムネのシャーベットが重なり、見た目どおり爽やかな味わいです。

笑い男ラテ 850円

笑い男ラテ

笑い男がプリントされたカフェラテ。『ライ麦畑でつかまえて』の一節がプリントされている、ファン心をくすぐる演出は「さすがわかっている」と思わず心の中で拍手をしてしまいました。

店内装飾・限定特典も要チェック

HERALBONY Project meets Tachikoma

期間中は店内BGMも攻殻仕様。

店内は巨大タチコマや、普段は講談社にあるという「HERALBONY Project meets Tachikoma」も特別展示されています。

オリジナル特典

メニューによってはオリジナル特典が付属。さらに「HERALBONY Project meets Tachikoma」限定シールも配布されるなど、コレクション要素も充実しています。

いずれも数量・期間限定のため、早めの来店がおすすめです。

攻殻機動隊の世界へ没入できる体験型展覧会

攻殻機動隊展

「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」は、原画や資料を見るだけの展示ではありません。巨大インスタレーションから始まり、AR体験「電脳VISION」、トークイベント、限定グッズ、コラボカフェまで、作品世界を多角的に体感できる構成が魅力です。

電脳の海にダイブする準備はできましたか?会期は2026年4月5日まで、お見逃しなく!

「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」開催概要

  • 会期:2026年1月30日〜4月5日
  • 会場:TOKYO NODE(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45F)
  • チケット:日時指定制(公式サイトより事前購入推奨)
  • AR体験・特別イベント:別途予約・追加料金あり

👉公式サイトはこちら(英語) 

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