寒い冬だからこそ体験したい、日本ならではの風物詩、こたつ舟。
埼玉県の長瀞、福岡県の柳川をはじめ、全国各地で体験できるこの冬限定の遊覧舟は、日本の伝統文化と絶景を同時に味わえます。あたたかいこたつに入りながら、静かな川をゆったり進み、雪景色や冬の自然を楽しむ体験は、まさに“日本の冬の贅沢”。寒い季節だからこそ楽しめる、心も体も温まる舟旅へ、いざ出発しましょう。
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日本の冬の風物詩「こたつ文化」とは?
こたつの仕組みと役割
こたつは、日本の伝統的な暖房器具です。低いテーブルの下に熱源を設置し、その上から厚手の布団をかけることで、テーブルの下を暖かく保ちます。家族や友人が一つのこたつを囲んで座り、一緒に足を入れながら団らんを楽しむ光景は、日本の冬の代表的な光景です。
こたつの魅力は、単なる暖房器具を超えています。人々を自然と近くに集め、会話を生み出す社交の場としての役割も果たしてきました。冬の寒い夜、こたつでみかんを食べながらテレビを見たり、お茶を飲んだりする時間は、多くの日本人にとって懐かしい思い出となっています。
こたつが"観光体験"として進化
近年、こたつ文化が、観光体験として新しい形で注目を集めています。東京や京都などの都市部では、冬季限定で「こたつ席」を設けるカフェやレストランが増えています。暖かいこたつに入りながら、ホットドリンクや日本料理を楽しむことができます。
また、旅館やホテルでは「こたつラウンジ」を設置し、宿泊客が自由にくつろげる空間を提供している場合もあります。
そして、こたつ文化の最も進化した形のひとつが「こたつ舟」です。舟の上にこたつを設置し、暖かく快適な環境で川や湖の景色を楽しむ体験ができます。
こたつ舟とは?冬限定の遊覧舟を紹介
こたつ舟とは、例年12月から2月頃までの冬季限定で運航される特別な遊覧船のこと。船内にこたつが設置されており、乗客は暖かいこたつに入りながら、冬の絶景を楽しむことができます。
外は冷たい冬の空気でも、こたつの中は暖かく、まるで自宅のリビングにいるようなリラックスした雰囲気です。舟によっては、温かい鍋料理や地元の名物料理を楽しむこともでき、味覚でも日本の冬を満喫できます。
【関東近郊】東京から日帰りで行けるこたつ舟
長瀞(埼玉県)
東京から電車で約2時間、首都圏から最もアクセスしやすいこたつ舟スポットがここ長瀞(ながとろ)。秩父鉄道の長瀞駅から徒歩数分で乗船場に到着できるので便利です。
荒川・岩畳周辺に広がる瀞場(とろば)を、約20分かけてゆっくりと一周するこたつ舟が楽しめます。岩畳と呼ばれる国の天然記念物に指定された岩石群を間近で見ることができ、冬の澄んだ空気の中、その迫力ある景観は圧巻です。
冬の長瀞では、運が良ければ雪景色の中での川下りを体験できることもあります。白く染まった岩畳と、静かに流れる川のコントラストは、まさに水墨画のような美しさ。乗船後は、長瀞の温泉で体を温めたり、秩父名物のグルメを楽しんだりと、一日中満喫できます。
長瀞・ぽかぽかこたつ舟
- 運航期間:2026年1月1日(木・祝)~2月28日(土)
- 乗船料:大人(中学生以上)1,100円 子ども(3歳以上)700円
- 参考サイト: https://www.chichibu-railway.co.jp/nagatoro/pokapoka.html
潮来(茨城県)
茨城県の潮来(いたこ)は、水郷の町として知られ、東京から車で約1時間半、電車でも2時間程度でアクセスできます。潮来のこたつ舟では、穏やかな水路をゆったりと進み、江戸時代から続く水郷の風景を眺められます。柳の木が並ぶ水路、伝統的な建物、そして冬の静けさが織りなす情景は、まるで時代を超えた旅をしているかのような感覚をもたらします。
潮来・水郷潮来遊覧船(ろ舟遊覧)
- 運航期間:例年は12月1日~3月30日
- 乗船料:大人1,300円 小学生700円 未就学児無料
- 参考サイト: https://www.city.itako.lg.jp/
【北日本】雪国の絶景を堪能するこたつ船
猊鼻渓(岩手県)
岩手県の猊鼻渓(げいびけい)は、日本百景の一つに数えられる美しい渓谷です。高さ100メートルを超える断崖絶壁が約2キロメートルにわたって続く景観は、圧倒的な迫力があります。
猊鼻渓のこたつ舟は、往復約90分のコース。冬の猊鼻渓は雪に覆われ、白と灰色のモノトーンの世界が広がります。断崖に降り積もった雪と、静かに流れる川の対比は、まるで水墨画の中に入り込んだかのような幻想的な美しさです。
舟は折り返し地点の大猊鼻岩で一時停泊し、乗客は岸に上がって散策することができます。ここでは「運玉投げ」という、願いを込めて穴に向かって石を投げる体験も楽しめます。
猊鼻渓・こたつ舟
- 運航期間:2025年12月~2026年2月末
- 乗船料:大人1,800円 小学生900円 未就学児200円
- 公式サイト:http://www.geibikei.co.jp/funakudari/
最上峡(山形県)
山形県の最上峡(もがみきょう)は、最上川の中でも最も美しいとされる景勝地です。冬の最上峡は、雪国ならではの幻想的な風景が広がり、日本の冬の美しさを体感できる最高のスポットです。
最上峡のこたつ舟は、約12キロメートル、約60分のコース。両岸には雪をかぶった山々がそびえ、時折現れる奇岩や滝など、変化に富んだ景色が楽しめます。 冬の最上川は特に静かで、雪が降る日には、真っ白な世界の中を進む神秘的な体験ができます。
👉最上川舟下り体験 最上峡芭蕉ライン観光(山形県 最上郡・遊覧船)【kkday】
最上峡・最上川舟下り(こたつ舟)
- 運航期間:2025年12月~2026年3月末
- 乗船料:大人2,800円 小学生1,400円 未就学児無料
- 参考サイト:https://mokkedano.net/spot/30394
【西日本】島根の名所を巡るこたつ船
松江城(島根県)
松江堀川をめぐるこたつ舟では、国宝松江城の姿を水上から眺められる貴重な体験ができます。松江は「水の都」とも呼ばれ、町中に張り巡らされた堀川が魅力の観光地です。
冬の松江城は雪化粧をすることもあり、その美しさは言葉では表現しきれません。舟上からは、武家屋敷や伝統的な建築物など、松江の歴史と文化を感じられる景色が次々と現れます。冬の日本海側ならではの情緒ある風景を、暖かいこたつに入りながら楽しめる贅沢な時間です。
松江・堀川遊覧船
- 運航期間:2025年12月1日(月)~2026年3月31日(火)
- 乗船料:大人1,600円 中学・高校生1,300円 小学生800円 未就学児400円
- 公式サイト:https://www.matsue-horikawameguri.jp/
【九州】雄大な自然を感じるこたつ船
柳川(福岡県)
福岡県の柳川(やながわ)は、水郷として400年以上の歴史を持つ美しい町です。福岡市内から電車で約1時間とアクセスも便利で、九州観光の人気スポット。
柳川のこたつ舟は、城下町の水路をゆったりと巡ります。江戸時代に築かれた堀割を進みながら、白壁の蔵や柳並木、趣のある石橋など、歴史情緒あふれる景観を楽しめます。冬の澄んだ空気の中、静かな水面に映る町並みは格別の美しさです。
下船後は、柳川名物のうなぎのせいろ蒸しを味わうのもおすすめです。
柳川・拍舟
- 運航期間:2025年12月1日(月)~2026年年2月28日(土)
- 乗船料:スタンダードプラン 大人2,000円 小学生1,000円 未就学児無料
- 公式サイト:https://hakusyukankou.com/
人吉・球磨川(熊本県)
熊本県人吉市を流れる球磨川(くまがわ)は、日本三大急流の一つとして知られています。人吉のこたつ舟は、スリリングな急流下りと、美しい自然景観の両方を楽しめるのが特徴。 冬の球磨川は、周囲の山々が冬枯れの色に染まり、日本の田舎の原風景を感じられます。
人吉は温泉の町としても知られており、こたつ舟の後は温泉で体を温めるのがおすすめ。また、球磨焼酎の産地でもあるため、地元の焼酎を味わいながら、冬の九州を満喫できます。歴史ある城下町の風情も残る人吉で、日本の伝統文化と自然の両方を体験できる充実した旅となるでしょう。
👉熊本|球磨川遊覧船・梅花の渡し 乗船チケット【kkday】
人吉・球磨川くだり(こたつ舟)
- 運航期間:2025年12月4日(木)~
- 乗船料:梅花の渡しコース 大人2,500円 小学生1,000円 未就学児500円
- 公式サイト:https://www.kumagawa.co.jp/
冬の日本旅行はこたつ舟で特別な思い出を
日本各地で楽しめるこたつ舟は、暖かいこたつに入りながら冬の絶景を満喫できる特別な体験です。12月から3月の冬季限定なので、事前予約がおすすめ。これから冬の旅を計画するなら、ぜひこたつ船を体験してみてください。
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