Netflix発の大ヒットサバイバルスリラー『今際の国のアリス』。異世界で命懸けの“げぇむ”に挑む若者たちの姿を描いた同作は、日本のみならず世界中で話題となりました。この記事では、シーズン1・2のおさらいから、待望のシーズン3の最新情報、謎の「ジョーカー」に迫る展開予想まで徹底解説!次なる“げぇむ”の幕開けを一緒に予習しましょう。
※この記事はシーズン1・2のネタバレを含みます
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『今際の国のアリス』とは?
『今際の国のアリス』は、Netflixオリジナル作品として世界中で大ヒットを記録した日本発のサバイバルスリラーです。原作は麻生羽呂による同名漫画(小学館「少年サンデーコミックス」刊)で、独特の世界観とスリリングな展開が話題を呼びました。
物語は、無気力な青年・有栖良平(アリス)が突然異世界「今際の国」に迷い込み、生き残りを賭けた“げぇむ”に挑む姿を描きます。ウサギやチシヤといった個性的なキャラクターたちと出会い、協力、裏切り、仲間の死を経て、アリスは「今際の国」の真相に迫ることに...!
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“げぇむ”の種類

※写真はイメージ
「今際の国」で行われる“げぇむ”は、トランプのマークと数字によって内容と難易度が分類されており、数字が大きくなるほど死のリスクも高くなります。
- ハート(♥):心理型。心理戦を主軸とした人間関係の試練
- クラブ(♣):バランス型。チームワークが鍵となる集団戦
- ダイヤ(♦):知能型。頭脳戦、謎解き要素が中心
- スペード(♠):肉体型。体力とスピードが試される肉体戦
このシンプルな設定も、多くのファンを惹きつける魅力の一つです。
主要キャラクター
アリス(有栖良平):山﨑賢人
優秀な弟と比べられ、自室にこもってゲームばかりしていた無気力な青年。「今際の国」で命懸けの“げぇむ”に挑むなかで、生きる意味と向き合うことに。抜群のひらめき力と観察眼、そして仲間を大切に思う心を持っています。
ウサギ(宇佐木柚葉):土屋太鳳
元クライマー。高い運動能力とタフな精神力が特徴です。父親との過去に苦しみ、生きる意味を見失っていましたが、アリスとの出会いを通して再び「誰かを信じる勇気」を取り戻していきます。
チシヤ(苣屋駿太郎):村上虹郎
感情を表に出さない、常に冷静沈着な青年。勝ち残るためには他人を犠牲にする選択もいとわない冷徹な一面も。高い論理的思考力を活かし、あらゆる“げぇむ”をクリアしていきます。
カルベ(苅部大吉):町田啓太
アリスの親友であり、元バーテンダー。豪快な性格ながら繊細な心を持ち、高い身体能力と度胸、仲間思いで義理堅い一面が魅力です。
チョータ(勢川張太):森永悠希
アリスとカルベの親友。気弱ですが、優しくて気さくなムードメーカー的存在。“げぇむ”の過酷さに耐えきれず精神的に追い詰められますが、最後まで友情を信じ、仲間のために行動しようとします。
アン(安梨鶴奈):三吉彩花
元警察官。優れた観察眼と分析力で冷静に“げぇむ”をクリアしていきます。
アグニ(粟国杜園):青柳翔
元自衛隊。圧倒的な戦闘力と仲間思いな性格を併せ持つ武闘派な男。
ニラギ(韮木傑):桜田通
陰湿で攻撃的な性格の男。逆境に強く、どんな状況でも希望を失わないアリスやウサギを疎ましく思っています。
クイナ(水鶏光):朝比奈彩
元アパレル店員。ドレッドヘアが特徴で、空手の経験を活かした戦闘能力の高さが武器です。
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『今際の国のアリス』シーズン3はいつ?謎のジョーカーと展開予想
『今際の国のアリス』シーズン3は、2025年9月配信予定と正式に発表されています。Netflixの日本実写作品でシーズン3に突入するのは初めてのことなのだそう。ここからは具体的な展開を予想していきましょう。
ジョーカーの正体は?原作では登場する?

※写真はイメージ
シーズン2のラストシーンでは、トランプの「ジョーカー」が意味深に映されました。また、シーズン3の制作決定アートにもジョーカーのカードが描かれていることから、シーズン3のストーリーに大きく影響するのは間違いないでしょう。
原作にもジョーカーというキャラクター自体は登場するものの、黒い影のまま口元だけ描かれており、具体的な正体は明かされていません。本作では一体どんな形で登場するのか、そもそも登場すらしないのか...最後まで目が離せない内容になりそうですね。
シーズン3の内容はどんなものになる?
原作の続編『今際の国のアリス RETRY』にはジョーカーは登場しません。また、シーズン3制作発表にあわせて公開された佐藤信介監督のコメントには、“まったく誰も知らない、新たな旅が始まります”とあることから、シーズン3はNetflixオリジナルストーリーとして描かれる可能性が高いでしょう。
【佐藤信介監督 コメント】
誰もがこれで終わりだと思っていた。でも、ただ一つ、残されていた欠片があった。 Season3が始まります。まったく誰も知らない、新たな旅が始まります。さらなるゲーム。さらなるプレイヤー。一体敵は、誰なのか?生き残るのは、誰なのか?その答えを知る者はいない未知なる旅。お楽しみに。(引用:Netflix)
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シーズン3で登場する可能性のあるキャラクターは?
現時点ではアリス(山﨑賢人)とウサギ(土屋太鳳)の登場は確定していますが、そのほかのキャラクターは判明していません。
まず登場する可能性が高いのは、シーズン2で生き残ったキャラクターたち。チシヤ(村上虹郎)やアン(三吉彩花)、クイナ(朝比奈彩)、ニラギ(桜田通)、アグニ(青柳翔)などのキャラクターがどうストーリーに絡んでくるのでしょうか。また、シーズン2で登場したバンダ(磯村勇斗)やヤバ(毎熊克哉)といったキャラクターの再登場も期待されています。
『今際の国のアリス』シーズン1のおさらい
シーズン3の公開に備え、ここからはシーズン1・2のあらすじや代表的な“げぇむ”、見どころを紹介します。まずはシーズン1から見ていきましょう。
シーズン1のあらすじ
日常に退屈を感じていた青年・アリスはある日、親友のカルベ、チョータと共に、突如謎の世界「今際の国」に迷い込んでしまいます。『今際の国』で生き残るためには、“げぇむ”に勝利してビザを延長しなければならず、アリスたちは命懸けの試練に巻き込まれることに...ウサギとの新たな出会いから仲間の死、裏切りと極限状態に追い込まれるなか、アリスは「今際の国」の謎と“生きる意味”について考えさせられます。
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シーズン1の代表“げぇむ”
スペードの5「おにごっこ」

※写真はイメージ
マンション1棟を舞台にした命懸けの鬼ごっこ。制限時間内にマンションのどこかにある鍵のかかっていない部屋“じんち”を見つけ、中のボタンをタッチすればクリア。“鬼”はマシンガンを持っており、撃たれれば即死という状況のなかで判断力とチームワークが試されます。
ハートの7「かくれんぼ」
参加者は“狼”と“羊”に分けられます。狼と目が合った羊は新しい狼となり、制限時間終了時に狼である者のみが生き残れるというルールです。プレイヤー同士で狼を奪い合うため、羊は必死に狼を追いかけるという展開に。生き残るために仲間を裏切るか、仲間のために自ら犠牲になるか...人間の絆が試されます。
ハートの10「まじょがり」
ホテル内で殺人が発生し、1人の女性の死体が見つかります。プレイヤーは制限時間内に犯人である“まじょ”を見つけ出し、かがり火に投げ入れて処刑すればクリアです。ただし、“まじょ”が見つからなければ全員死亡。集団心理や無差別な暴力など、人間の醜さを体現した“げぇむ”となっています。
シーズン1の見どころ
シーズン1最大の見どころは、“げぇむ”を通して浮き彫りになる人間の本質と深い心理戦です。各キャラクターが極限状態に追い込まれ、時には利己的に、時には仲間のために行動する姿は、「生きることの大切さ」をひしひしと感じさせます。「自分だったらどう行動するだろうか...」とあらゆる場面で考えさせられるでしょう。
『今際の国のアリス』シーズン2のおさらい
続いて、シーズン2あらすじや代表的な“げぇむ”、見どころを見ていきましょう。
シーズン2のあらすじ
「今際の国」でのサバイバルを続けるアリスとウサギ。彼らを待ち受けていたのは、これまでの数字のカードよりもさらに難易度の高い絵札の“げぇむ”でした。仲間との信頼や別れを繰り返しながら数々の死線を乗り越えていくアリスたちは、やがて「今際の国」に隠された真実に迫ることに...!
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シーズン2の代表“げぇむ”
クラブのキング「すうとり」

※写真はイメージ
巨大なフィールドで繰り広げられる5対5のチーム戦。チームでポイントを奪い合い、制限時間終了時に合計点数が多いチームが勝利となります。両チームには10,000点が与えられ、各メンバーに自由に分配可能。点数を増やす方法は、相手に触れて持ち点の多さを競う「ばとる」、会場内に隠されたボタンを押すことでポイント獲得できる「あいてむ」、相手のじんちに触れることで10,000点獲得できる「じんち」の3つです。点数の分配やバトルのタイミング、アイテムの取得など、チーム内での連携と戦略が勝敗を左右します。
ハートのジャック「どくぼう」
刑務所を舞台に行われる心理戦。参加者全員に特殊な首輪が装着され、1時間ごとに首輪の背面のマークが更新されます。プレイヤーは1時間の終了五分前に独房に入り、自分の首輪のマークを回答しますが、マークは自分では見えないため、他のプレイヤーに教えてもらわなければなりません。お互いにマークを教え合いながら、参加者に紛れたハートのジャックを殺せば勝利。他者の情報に頼らざるを得ない状況で、参加者同士の信頼関係が試されます。
ダイヤのキング「てんびん」

※写真はイメージ
裁判所を舞台に行われる心理戦。参加者5人が0〜100の数を選び、全員の平均値に0.8を掛けた数値に最も近い数字を選んだ者が勝利します。敗者は1ポイント減点され、10ポイントに達すると頭上の天秤から硫酸が降り注ぎ即死。最後の1人が勝者となります。プレイヤーが減るたびに、同じ数字を選んだ場合の無効化やピタリ賞による敗者の減点倍増といった新ルールが追加され、参加者は他者の思考を読み合う高度な心理戦を強いられます。
シーズン2の見どころ
シーズン2の魅力は、スケールアップした“げぇむ”の迫力や強大な敵との対決です。“げぇむ”を経て深まるアリスと仲間たちとの絆や、チシヤ・クイナ・アグニなどシーズン1で活躍したキャラクターの成長も見逃せません。また、前回では明かされなかった「今際の国」の真相に迫るシーンも必見です。
アリスたちは現実に戻った?結末の解説
シーズン2の終盤にて、『今際の国』は現実世界で心停止状態となった人々が一斉に体験していた「生と死の狭間の世界」であることが明かされました。アリスたちがいた現実の東京では巨大隕石の爆発によって多くの人が心停止に陥り、アリスたちもその中に含まれていたのです。つまり、彼らは生死の境を彷徨い、生き残るためにゲームを強いられていたということになります。この世界でのゲームは「生きる意志を持つ者が再び現実に戻るための試練」だったとも解釈できるでしょう。
ゲームの終了後、生存者たちには「今際の国」に永住するか、現実世界に戻るかの選択が与えられ、アリスとウサギを含む多くの者が現実世界への帰還を選びました。現実世界の病院で再会したアリスとウサギは、「今際の国」での記憶を失っているものの、「どっかで会ったことありましたけ?」「会ったこと、あるかも…」と、互いに特別な感情を抱いている様子が描かれています。
『今際の国のアリス』はどうやって撮影された?

『今際の国のアリス』は、そのスリリングなアクションと壮大な映像美でも話題となり、特に渋谷のスクランブル交差点が廃墟と化したシーンは「どうやって撮影したのか?」と多くの視聴者の関心を集めました。
撮影に使用されたオープンセットは、約1.5ヘクタール(15,000平方メートル)の広さを持ち、渋谷のスクランブル交差点を細部まで忠実に再現。駅やビルの外観、道路のゴミや汚れなど、細かい部分までこだわった作りとなっています。そこに実際に渋谷で撮影した映像を組み合わせたり、VFX(視覚効果)を駆使したりと、あらゆる撮影技術を組み合わせることで『今際の国のアリス』独特の世界観が演出されているのです。
今後の『今際の国のアリス』に期待!
今回はシーズン1・2のおさらいから、シーズン3の展開予想を紹介しました。次なる“げぇむ”は一体どんな展開になるのか、公開が待ちきれませんね。一度見た方もまだ見ていない方も、今のうちにシーズン1・2をチェックして、2025年9月頃のシーズン3公開に備えましょう!
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